後悔しかない
「もう、頭にきたぁ!」
イライラすること、よくありますか?
怒りについてのデメリット、あなたはどう思います?
「メリットになることもあるのでは」
確かに怒りは物事を一歩発展させる原動力にもなりえるでしょう。でもそれは、憎悪からくるものではないですよね。前向きな気持ちからくるものです。
怒りを炸裂させたあとの後悔。ほーら、経験ありますよね。あの気まずい空気。居づらいったらありゃしない。
体に悪い
怒りは人体に対して害を与えることが分かっています。怒りの感情は負。病気を引き起こすトリガーになります。怒りっぽい人は心臓病に悩まされる確率が高いといわれます。不整脈を発生させる確率も格段に上がるそうです。血圧も恐ろしい値になります。
そして、怒りは癖になります。なにより、これが怖いのです。
列の割り込み。キャッシュコーナーの長時間独り占め。片道2車線あって、右側のみに車の列。そう、左の先は右へ合流して1車線になるから。それを知っていて左の車線を走って行く車。細か。歩きタバコ、向こうから来る、歩きスマホの人。ほら、経験あるでしょう? 問題が発生した場合、全部自分以外の責任にする人、周りにいますか? 自分より給料が高い若いヤツ。←実力なのであきらめるしかないようで。
思ったようにことが進まないとき、プライドを傷つけられたときに、人は怒ります。
全部自分で解決できることです
怒りがあるというのは正常である証拠でもあるのです。怒っているのに笑顔で笑うのはちょっと変ですよね。この場合は正常ではない可能性があります。
全く思い通りにならなくて笑っちゃうことはありますけど。あとでフツフツと怒りがこみ上げるのですが。
よくないのは、引きずること。
更年期障害やホルモンのアンバランスでイライラする。これは何となく自分で判断できるといわれます。こんな場合は、すぐに病院へ行きましょう。
児童虐待。
これこそ、怒りの負の連鎖でしょう。繰り返される痛ましい事件に胸がつぶれそうになります。
子供はうるさくてよく動いて、いうことを聞きません。これを大前提として接してください。逆にいつも静かで、親のいうことを全て素直に聞く子のほうが怖いかもしれません。
コントロールしましょう
怒って友達とゼッコウ。あなたも経験があるでしょう。夫婦げんかもしかり。ケンカの原因はホンの些細なことからです。
でも、そのあと仲直りしたときの気持ちはどうでした? 実にすがすがしい気分だったのではありませんか。
怒った場合や緊張した場合に肩が上がるのだそうです。怒りがわいてきたな、と思ったら、肩を思い切り上にあげます。そーっと下ろしていきます。2、3回繰り返してください。落ち着きます。
6秒間だけでいいから、ゆっくりと腹式呼吸をする。なぜ6秒かといいますと、強い怒りがグワーッと持続する時間だそうです。一番いいのは、100から3を引く計算を頭の中で行うことです。怒りのピークが過ぎます。
怒りの矛先には失礼ですが、相手は自分よりバカだと思い続けること。とにかく、自分に暗示をかけることが大事なのです。
怒りで相手をコントロールしようとするから、無理が生じ、後味が悪いのです。コントロールは自分に向けます。
基本的には、まず逃げる。怒りのしっぽを踏みそうになったら逃げる。これが一番です。
アンガーログというのがあります。イライラしたことや怒ったことをメモすることです。あのときなぜあんなに頭に血がのぼったのかを、箇条書きにしていきます。それに点数を付けていきます。10点が最大の怒り。「歩きスマホの人とぶつかった」は、5点とか。
少々時間がかかりますが、自分の怒りの傾向がわかってきます。傾向がわかれば、人間バカではないので、自分で対処できるようになります。
気まずい思いとはオサラバしませんか。みんなと仲良くしたい、という願望は誰にでもあるはずですので!