バナナがこの世から消えちゃう?

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バナナは栄養の宝庫

バナナを2本食べると、お茶碗にご飯一杯食べたエネルギー量、ということになります。

スーパーで、特にお年寄りがバナナを購入するのをよく見かけます。私もドサッとカゴに入れます。

黒い斑点が多いバナナのほうが甘みが強いし栄養分も多い、ということは知っているのですが、保管の問題があるので、どうしてもきれいなバナナに手が伸びちゃいますね。

むくみの解消や利尿作用のあるカリウム、便秘予防の食物繊維、疲労回復ビタミンB1、リラックス効果のマグネシウム、肌荒れ予防のビタミンB6、ストレス解消ポリフェノール、血液や筋肉をつくるタンパク質など、栄養満点の食べ物。

そうです、私は毎日バナナを食べています。デカめのを1本、1日分のカルシウムがとれる飲むヨーグルト、6ピース入りチーズ1個、できるだけ安いパンを朝に食べます。200円くらいの7個入りレーズンロール、2、3個。3日かけて。

バナナは安い

バナナはなんでこんなに安いのだろう? 毎日たたき売り状態といってもいいくらいに。ちょっと大げさですけど。

どうやら中国、フィリピンの南シナ海の領有権問題が絡んでいるようです。怒った中国に輸入制限をかけられたフィリピンバナナが大量に日本に入ってきた、というのが真相らしい。一般人が思いも寄らぬことで価格が変化するのです。風が吹けば桶屋がもうかる、のような。

円高のせいもあると思いますが、早期に収穫されたバナナの輸送費を、安くする努力のたまもの、ともいえるのではないでしょうか。

新パナマ病

1900年発見されたバナナ、グロスミッチェルという品種は濃厚でなめらか。しかし、20世紀中にはびこったパナマ病にやられ、絶滅の危機に陥りました。取って代わったのが、中国原産のキャベンディッシュ。(ワンピースの凶悪ハクバ、二重人格のキャベンディッシュではありません)現在はほとんどがこれ。グロスミッチェルがなくなったわけではなく、1割程度だそうですが、今でも生産されています。日本では生協で販売されています。キャベンディッシュは種がないので、茎の株分けで栽培します。

病原菌に強いとされていたキャベンディッシュだったのですが。今、アフリカ大陸南東部に位置するモザンビーク共和国やフィリピンで、毒性の強い新パナマ病に感染し、深刻な被害が広がっています。

土壌に潜むある種のカビがバナナの根っこから入り込み、数億の苗木を壊滅させるといわれています。これが何十年も続く可能性があるというのだから恐ろしいことです。パナマ病に耐性のある品種に感染するカビを新パナマ病といいます。

欠点は単一品種

仕事にもいえることです。たとえば、部品の発注を外注1社のみに頼っていた場合、万が一そこで不具合が発生すると、その部品を使用した製品の生産が全てストップすることになります。出荷してしまった場合、大変なことになります。

食べ物だって一緒です。種なしバナナは単一品種です。ですから大変なのです。

希望

しかし、完全にダメになったわけではありません。

知識のある農家や研究者たちが凶悪ハクバ、いやいや、キャベンディッシュを守るため、がんばっています。

大量生産にはまだまだですが、新種も見つかっているし、第3のバナナの改良も行われています。遺伝子の組み換えで新パナマ病に強い品種も研究しています。

栄養源をバナナからいただいている私としては、がんばって欲しいと心から願っております。