赤ちゃんの糖尿病,尿検査,平熱,歯並び,体重,卒乳(断乳),もせ,下痢など

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赤ちゃん、子どもの病気と薬Q&A – 小児の糖尿病、尿検査で異常、赤ちゃんの平熱、赤ちゃんの歯

子どもの不規則な食生活で、体重が標準より増えた。小児の糖尿病が恐い

小児糖尿病は増加傾向です。

以前は、小児糖尿病は、主にインスリン依存型のものを指していまし た。これは、生活習慣が原因ではなく、ウイルス感染などがきっかけとなって発症する病気です。

しかし、最近はいわゆる生活習慣病として大人がかかる、インスリン 非依存型の糖尿病が子どもに発症する例も報告されています。当然、肥満とも関係があります。

肥満は血圧の異常を招くこともあるので、気になるなら一度、小児科で身長と体重を測り、肥満度を計算してもらいましょう。

肥満という結果が出ればもちろんですが、そうでなくても、現段階で不規則な食生活だと感じているならば改善すべきです。自己改善が難しいのであれば、栄養指導を受けるのもいいでしょう。

尿検査で異常あり。どんな病気が隠れているか心配

定期的な尿検査が必要です。1回の異常では判断ができません。

尿検査でたんばくが出れば、ネフローゼ症候群や腎臓の病気が疑われます。起立性たんばく尿といい、腎臓に異常がなくてもたんばく尿が出ることもあります。

血尿がある場合は、尿の赤血球数を調べます。この数値が高くても、腎炎やまだ腎臓の病気とはいいきれません。

また、尿中にケトン体があると、脱水症状の有無がわかります。でも、1回の尿検査で異常が出たからといって、すぐ重い病気を考えることはありません。

検尿でたんばく尿や血尿が出ることは珍しいことではなく、かぜをひいただけでも異常がでることもあります。定期的に尿検査を行い、その後の経過を見るようにします。

赤ちゃんの平熱は36.5度~37.5度というが、何歳まで?

体温の調整ができる1才を過ぎると、若干低めになります。

赤ちゃんの平熱は大人よりも高く、成長とともに低くなっていきます。一般的な目安が36.5度~37.5度です。以前は幼児や小学生は37度を超えると発熱とされていました。そのせいで、幼稚園や保育園、小学校から帰されていましたが、現在は37.5度以上を基準にしているとこが多いです。

これは目安であり、熱の出方は個人差があります。平熱を測ることが大切です。

赤ちゃんの歯は生後何か月から生える?

個人差はありますが、1歳半を過ぎても下の歯が1本も生えてこない場合は受診しましょう。

乳歯が生えはじめるのは、8~9ヶ月ごろが平均です。2才6ヶ月ごろまでに生えそろいます。

最初の歯が生えはじめる時期には個人差があります。5か月くらいに生えはじめる子もいれば、1歳過ぎてからの子もあります。

もし、1才半を過ぎても、下の歯が1本も生えないのであれば、一度、小児歯科で診てもらうとよいかもしれません。

生え方の順序も個人差があり、いろいろなパターンがあります。一般的には初めに、上下の前歯が2本ずつ生え、次に上の2本の前歯の両脇、最終的には20本生えそろえば問題ありません。

生えそろう時期はまちまちで、3歳半くらいまでにそろえば、心配する必要はないでしょう。

赤ちゃん、子どもの病気と薬Q&A – おしゃぶりと歯並び、体重が増えない、飛行機は生後何ヶ月から

おしゃぶりがやめられず、歯並びが悪くならないか心配

おしゃぶりは歯並びと関係しているといわれています。

おしゃぶりも指しゃぶりも、3歳までは歯並びへの影響はないとされていますが、最近ではおしゃぶりが原因で、歯並びが悪くなったと訴訟が起きた例もあります。

おしゃぶり訴訟 - Wikipedia

小児科の先生や小児歯科の専門家は、できればおしゃぶりをしないようにすすめているはずです。

しかし、やっていたものを無理にやめさせたり、取り上げたりするのは逆効果です。

一時的にやめても、反動でもっとひどくなることもあります。ほとんどの子は、いつかはやめますので、あまり神経質にならず、気長にみたほうがよいかもしれません。

不安や寂しさのシグナルだったりもするので、親子関係をちょっと見直してみるのもいいかもしれません。

ミルクを飲ませても体重が増えない

動きが活発になるとエネルギーの消費が増えるためです。

3~4か月以降になると、赤ちゃんの体重は増え止まる時期に入ります。このころになると、赤ちゃんも満腹感がわかるようになり、自分で飲む量を調節できるようになります。

また、動きも活発になり運動量も増えるため、エネルギー消費も増えます。これは、自然な成長のリズムです。

たとえ1ヶ月間、体重が全く増えなくても、長期的にみて、発育曲線が右肩上がりになっていれば心配いりません。

体重が増えない月は身長が伸びていたりもします。発育曲線からはみ出していても、曲線に沿っていれば大丈夫です。

体重は赤ちゃんの発育をみるうえで、わかりやすい日安ではありますが、あまり神経質にならず、全体的、長期的に変化を見てください。

生後何ヶ月から飛行機に乗れる? 乗るときの注意は?

生後3~4週間過ぎていれば大丈夫です。気をつけることは、赤ちゃ んは気圧の調整がうまくいかないので、とくに離陸や着陸の時には耳が痛くなることがあります。

そのときは、ミルクやおっばいを飲ませてあげてください。機内の温度が低いときは、衣服を調節しましょう。

赤ちゃんだけでなくお母さんの体調にも気を配り、母子ともに、ちょっとでも体調が悪ければ無理をせずキャンセルしましょう。

また、月齢の低い赤ちゃんは眠っていることも多いのですが、ぐずって泣き止まず、まわりの人に迷惑をかけることもあります。あらかじめ、近隣の席の人に断っておくといいかもしれません。

赤ちゃん、子どもの病気と薬Q&A – 卒乳(断乳)、うつる病気になったら、レントゲン放射線、1ヶ月もせきや下痢が

そろそろおっばいをやめさせなきゃ。卒乳(断乳)のしかたは?

卒乳は子どもの様子とお母さんの体の状態をみながらです。

「断乳」というと、一 方的におっばいをやめてしまうイメ ージと語感があまり好まれなくなり、子どもが納得してやめるという語感のある「卒乳」という言い方が増えてきたように思います。

卒乳の時期や、そのやり方についても、いろいろな考え方があります。子どもの性格や状態、お母さんの状態を見計らって、一番いいと思う方法を選ぶといいでしょう。

また、授乳をやめると、おっばいが張ってきます。ケアを忘れずに。張って痛みがあるときには、全部ではなく少しだけ控乳すると楽になります。

控乳回数が減れば、だんだんと止まります。卒乳して1か月後に、古い母乳がおっばいに残らないように、絞り切るといいでしょう。

うつる病気になった場合、どんな状態になれば登園や登校できる?

医師の診断を受けて許可が出てからにしましょう。

人にうつす恐れのある感染症にかかると、幼稚園、保育園、学校など では、出席停止となります。

おもな 病気の標準的な基準をあげますと、

  • インフルエンザは、解熱後2日を経過するまで。
  • 麻彦(はしか) は解熱後3日を経過するまで。
  • 流行性耳下腺炎 (おたふくかぜ)は耳下腺の腫賑が消失するまで。
  • 風彦は発彦が消失するまで。
  • 水痕はすべての発修がかさぶたになるまで。

です。

ただし、いずれの場合も、医師の診断を受けて、登園、登校の許可が出たら出席してもいいとされています。園や学校によっては、出席を許可するために、治癒証明(ちゆしょうめい)などの書類を提出するように求められる場合もあります。

子どもへの、レントゲンの放射線の影響が心配

乳幼児の小さな体に、レントゲン検査で放射線を浴びるということを 心配されるお母さんもいます。普通のレントゲン検査ではまったく問題ありません。むしろ、検査をしないために病気やけがを見逃してしまうことのほうが問題です。

もちろん、必要のないレントゲン検査は、避けなければいけませんが、病院では必要性があって行うわけで、子どもに使う放射線量は少量です。

そのなかでも胸部X (エックス) 線写真1枚撮りのレントゲン検査ではごく微量です。子どもの体に与える影響については心配いりませんが、睾丸や卵巣の性腺防護をしたり、脳のCTは最小限にするなどの配慮は必要です。

診療中なのに1ヶ月もせきや下痢が止まらない。病院を変えたほうがいい?

1か月間は長いです。症状が続く場合は、治療方針を見直したり、さらに必要な 検査をしたほうがよいと思います。

子どもの体のことを一番わかっているのはお母さんです。思ったことは直接、先生に聞いてみましょう。お母さんが心配している症状を、直接かかりつけ医に聞いてみることです。必要があれば総合病院などの検査が整っている病院を紹介してくれるはずです。

病気が長引いているから「総合病院で検査をしたいのですが」と申し出ても、イヤな顔をする医師はいないと思いますが……。

はっきりいいます、そこで気まずい思いをいたら、その医者はヤブです。すぐに別の病院へ行くべきです。