スベスベケブカガニ,アシブトイトアシガニ,エッチガニ,スベスベマンジュウガニ←変な名前の生き物

スポンサーリンク

こんな生き物知っていますか?

スベスベケブカガニ

スベスベなのか毛深いのか、どっちだい! って感じですね。どういうことでしょう、名前が矛盾していないのでしょうか?

ケブカガニと呼ばれている種類のカニがいます。当然、体に毛が生えていますので、そう呼ばれています。その仲間はケブカガニ科に属しています。ケブカガニ科のカニのオスの腹部は7節に分かれていまして、それがケブカガニ科の特徴の一つになっています。その特徴を持ちつつ、ケブカガニ科のカニなのに、毛が生えていないものもいます。体の表面がスベスベなので、スベスベケブカガニという名で呼ばれている、というわけです。

メモ

ケブカガニ科に属します。インド洋、西大西洋、与論島以南に分布します。サンゴ礁の樹状サンゴの根元などに潜り込んでいます。甲長約15センチ、甲幅約20センチです。ケブカガニ科に属していながら、甲羅、はさみ脚、歩脚には毛がまったくありません。甲羅はなめらかで光沢があります。

アシブトイトアシガニ

脚が太いのか、脚が糸のように細いのか、どっちだい! って感じですね。この名前もちょっと変ですよね。どういうことでしょう。アシブトイトアシガニ、すなわち、脚太糸脚蟹ですね。文字通り解釈すると、太い脚を持つ、糸状の脚のカニということになります。ますます、意味が分かりません。

イトアシガニと呼ばれている種類のカニがいます。その仲間には第四の歩脚(ほきゃく-節足動物の胸部、または頭胸部につく脚のうち、歩行に用いられる脚)が極端に細くて糸状で短いのです。ですから、イトアシガニという名が付けられています。ところが、短いものの、糸状ではなく、太い脚を持つカニが見つかりました。これが、アシブトイトアシガニと呼ばれることになったのです。このカニの脚は細くはないのです。

メモ

イトアシガニ科に属します。相模湾、伊豆下田、紀伊長島、土佐湾、ハワイなどに分布します。甲長が約26センチ、甲幅が約32センチです。歩脚は第二、第三が等大で大きくて、第一と第四がこれに次ぎます。後縁には小さなトゲと毛が生えており、はさみ脚の掌部の内面に軟毛が密集しています。

エッチガニ

生き物ですので、子孫を残すためにの、あんなことはするでしょうねぇ。だったら、あんなことをする生き物はみんな、エッチがつくのでしょうか。そんなことはないですよねぇ。

ヒラツメガニ(平爪蟹)がこのカニの標準和名なのですが、エッチガニとも呼ばれています。その名は文字通り、エッチなことを想像させませすが、そうではありませんよ。このカニがエッチガニと呼ばれるのは、エッチだからではなく、甲羅の模様が「H」に見えることから、そう呼ばれます。このカニは甲羅の輪郭が丸みを帯びているため、マルガニとも呼ばれているのです。甲羅の中央に「H」字形の深い溝があり、よく目立ちます。エッチガニの名はそこからきています。残念、何が?

メモ

ワタリガニ科に属します。北海道南部、本州、四国、九州、沖縄に分布します。浅海の砂底に生息します。甲長が約10センチ、甲幅が約10センチです。額に4本の突起があり、前側縁の5つにも突起があります。はさみ脚の掌部をこすって音を出します。秋から冬にかけて漁獲され、鍋物のだしなどに使われています。

スベスベマンジュウガニ

饅頭といえば丸い形をしています。このカニの甲羅は丸みがあって、まるで饅頭みたいなのです。ですのでマンジュウガニです。そして甲羅の表面がなめらかなので、スベスベマンジュウガニというわけです。饅頭といいますと、おいしそうなカニを連想するかもしれませんが、このスベスベマンジュウガニは全身に毒をもっていますので、食べるのはたいへん危険です。

参考までに、スベスベマンジュウガニといえば、スベスベマンジュウダニという名をもつダニもいますよ。

メモ

オウギガニ科に属します。インド洋、西太平洋、房総半島以南、南西諸島に分布します。浅い岩礁域から潮間帯までに生息しています。甲長がおよそ35ミリから36ミリ、甲幅がおよそ51ミリから52ミリです。爪の先が黒いカニは毒がある、といわれています。このカニのはさみ脚の先は黒い色をしていて、毒をもっています。