ゴエモンコシオリエビ,オオタルマワシ,ユメナマコ←変な名前の生き物

スポンサーリンク

こんな生き物知っていますか?

ゴエモンコシオリエビ

石川五右衛門は安土桃山時代の大泥棒ですね。コシオリエビの一種にゴエモンコシオリエビという名前が付けられていますが、このゴエモンは石川五右衛門のことです。ゴエモンコシオリエビはカニとエビの中間のような姿をしていて、熱水が噴き出す深海のそばで暮らしています。熱水の温度は摂氏300度以上。石川五右衛門は釜ゆでの刑に処されたといわれています。熱水のそばで暮らすゴエモンコシオリエビの名はそこからきているのです。

メモ

コシオリエビ科に所属します。沖縄トラフとなどの熱水噴出域に生息します。大きさは約5センチ。コシオリエビという名は、腰から先の部分を腹側に折りたたんでいることによります。本種は腹部に毛がびっしり生えており、その毛にバクテリアを住まわせて、育て、それを餌にしています。

オオタルマワシ

深海生物の珍名、タルマワシ(樽回し)は節足動物のヨコエビの仲間です。オオタルマワシはタルマワシ類の大型種です。ですので、オオがつきます。ではタルマワシとはなんでしょう?

タルマワシはサルパやヒカリボヤなどのゼラチン質生物を襲って食べ、その内部をくり貫いて、そこを住処にして、その中で産卵し、子育てをします。何だか恐ろしいですね。その樽状の住処を回すような、あるいは回しているかのような動きをすることがあります。そこから樽回しと命名されたといわれています。

メモ

タルマワシ科に属します。本州中部以南の太平洋に分布します。水深200メートルから1000メートルに生息します。体長は6ミリから35ミリ程度。頭部の大部分を目が占めており、グロテスクな姿から、深海のエイリアンと呼ばれています。大洋を浮遊する原素動物のサルバやヒカリボヤなどに寄生します。

原素動物……動物分類上の門の一。終生または一時期に脊索(せきさく)を有する動物。脊椎の発達はみられない。すべて海産で,ホヤ・サルパなどの尾索類(被囊類)とナメクジウオなどの頭索類(無頭類)とからなる。脊椎動物と併せて脊索動物と呼び,無脊椎動物から脊椎動物への進化を考えるうえで重要。

ユメナマコ

海底に住んでいるナマコは棘皮動物です。ヒトデやウニなどもこの動物の仲間です。ナマコを漢字にしますと「海鼠」(海のねずみ)と書きます。海底を這いずり回りながら生きているグロテスクな姿の生き物です。ナマコの一般的なイメージは、そんな感じでしょう。しかし、ナマコの中にも、ユメナマコのようにかわいらしい名前のものもいます。

深海に住んでいるユメナマコは泳ぐことができます。体の前方になる傘あるいいは帆のような形をしたものを使って優雅に泳ぎます。体の色はワインレッドで、夢のように美しい姿から、ユメナマコと命名されました。

メモ

クラゲナマコ科に属します。全世界の海に分布します。深海400メートルから6000メートルに生息します。大きさは20センチから25センチ。口の周囲に触手が生えており、それを使って海底の有機物を集めて食べます。触手は泳ぐときにも使用します。後部に水かきのようなヒダもあります。

棘皮動物……動物分類上の一門。すべて海産。体は球形・円板形・円筒形・星形などで,五方向の放射相称を示す。体壁にカルシウム性の骨片を含むか,カルシウムの結合による石灰板の堅固な骨格を作る。雌雄異体。呼吸・循環・運動に関係する特有の水管系をもつ。ウニ・ヒトデ・ナマコ・ウミユリなど。