ニンニクガエル,アベコベガエル,ハイレグアデガエル,サンバガエル←変な名前の生き物

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こんな生き物知っていますか?

ニンニクガエル

ニンニクガエルは地中に穴を掘って、その中で暮らしています。後ろ足の踵(かかと)の部分に、穴掘りに適した鋤状(すき-地面を掘ったり、土砂などをかき寄せたり、土の中の雑草の根を切るのに使用される道具)の突起を持っています。そこで英語名ではspade foot toad(鋤脚蛙-すきあしがえる)と呼ばれています。だが、和名ではこのカエルの別の性質に基づいています。別の性質とはにんにく臭のことで、このカエルは外敵に襲われると、体を膨らまし、甲高い警戒音を発すると共に、にんにくのようなにおいのする粘液を分泌します。そこで和名ではニンニクガエルと命名されました。

メモ

スキアシガエル科です。フランス、オランダ、ベルギー、イタリア、デンマーク、トルコなど、ヨーロッパと西アジアに分布します。荒れ地、砂丘、耕作地に生息します。大きさは4センチから8センチ。繁殖の際、オスがメスに鳴きかけると、メスがそれに応えて鳴くという、面白い習性があります。

アベコベガエル

関係や順序などが反対(逆)であることをアベコベといいます。このアベコベガエルにはアベコベなところがあるのです。ほとんどの生物は成長するにしたがい、大きくなっていくのが普通なのですが、このカエルは成長すると逆に小さくなってしまうのです。このアベコベガエルのオタマジャクシは最大25センチほどになるのですが、カエルになると7センチくらいにしかなりません。ですので、アベコベガエルと命名されたのです。ちなみに、英語ではparadoxical frog(パラドクシカル・フロッグ-辻褄が合わないカエル)と呼ばれています。

メモ

アベコベガエル科です。南米のブラジル、コロンビア、ベネズエラ、トリニダード島に分布します。池、湖沼、湿地に生息します。後ろ足の水かきが発達しています。水生のカエルで、水に浮かび頭部(目と鼻孔)を水面に見せています。英語でshrinking frog(ちぢみガエル)ともいいます。

ハイレグアデガエル

アフリカ南東部のマダガスカルには、変わった動植物が存在することで知られています。この島にはアデガエルと呼ばれるカエルがいます。この島固有のカエルで、アデガエルの仲間には派手な色合いのものが多いのです。水着やレオタードなどで、脚の付け根の部分のカットを深くしたものをハイレグ(ハイレグカット)と呼んでいますが、アデガエルの1種に、体の模様がまさにハイレグの水着を着ているかのように見えるものがいて、ハイレグアデガエルという和名が付けられています。

メモ

マダガスカルカエル科です。マダガスカル島の中部の東岸と北部、南部に分布します。大きさは22センチから31センチ。体の色は黒が基色で、手足の付け根あたりに黄緑色の紋があります。色彩には個体差、地域差が見られます。ヤドクカエルと同じアルカロイド系の毒を持っているといわれます。

サンバガエル

ブラジルを代表する音楽のサンバをイメージする人もいるかもしれませんが、このサンバガエルの名は、音楽のサンバとは何の関係もありません。

このカエルは独特は繁殖の習性をもっています。春から初夏にかけての繁殖期に、オスはメスの腹部を刺激して産卵を促し、メスが産卵すると、数珠状につながった卵を後ろ足に巻き付けて持ち運び、孵化するまでの6週間も保護します。1回の産卵数は40~80個です。すなわち、お産の世話をする産婆さんのような働きをするのです。そこで英名ではmidwife toad(産婆ガエル)といいます。和名はそれを直訳したものです。

メモ

スズガエル科です。フランス、スイス、ベルギー、スペインなどに分布します。石切場、庭園、林などに生息します。大きさは3センチから5センチ程度、穴を掘って隠れていることが多く、夜に行動します。ずんぐりした体形で、前足が大きく、穴を掘るのに適しています。