食のマナー2 – 食事を終えたらナイフやフォークは皿の中央で4時20分

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  1. スマートなオーダーのしかた
    1. オーダーをスマートにするなら、コース料理がオススメ
    2. 食べられる量や予算に合わせて無理な注文は控えましょう
    3. ランチで下見をすると確実
    4. アラカルトで注文する場合、前菜とメインの組み合わせを基本に注文
    5. 相手の希望が先です。「とりあえずビールは」はダメ
    6. 誘われた場合は相手と同じか、それ以下のメニューを頼みます
    7. 語句
  2. 会食中での携帯電話のマナーはいかに
    1. 食事中はスマホや携帯電話はマナーモードに
    2. ちらちらとスマホを見るのは絶対にやめましょう
    3. 料理の撮影は、周囲を不快にさせないように注意
    4. 他の人が写らないよう注意
  3. 会食中の会話のマナーについて
    1. 相手に不快感を与える会話や口論に発展しかねない話題は避けましょう
    2. 他人の悪口やうわさ話
    3. 宗教や政治の話し
    4. 病気の話し
    5. 下品な話し
    6. 何度も同じ話を繰り返さない
    7. 自分が上の立場であればより配慮をしたい
    8. 宴会などでは日頃話ができない人と積極的に話しましょう
    9. 語句
  4. フロアでのマナー
    1. 高級店では「アイコンタクト」が基本です
    2. 食事中にトレイへ行くのはダメ
    3. トイレがどうしても我慢できない場合は「お化粧直してきます」がいい
    4. グラスに口紅がつきにくい方法を考えましょう
    5. 今の時代、食事中心のお店ではタバコは吸えません
    6. 食事前の一服は控えた方がいい
    7. 喫煙可の席でも同席者に断りを入れましょう
  5. 洋食カトラリーの使い方
    1. 魚料理のために平たいスプーンがあります
    2. ナイフやフォークを落としたら店員が取り替えてくれます
    3. カトラリーはエレガントにつかいましょう
    4. 右手にフォークを持つ場合はナイフは向こう側
    5. 食事を終えたら、皿の中央で4時20分と覚えましょう
    6. 語句
  6. 子連れで外食を楽しみたい – 1
    1. 事前に予約することでストレスが軽減できる
    2. 時間をずらすのも効果的
    3. まずは子供の飲み物をオーダーしてからゆっくりと注文を考えましょう
    4. 親の目配りが周囲を安心させます
    5. 大きな声で叱るのも、無関心もダメ
  7. 子連れで外食を楽しみたい – 2
    1. こぼしたものを自分で処理するは不衛生
    2. 匂い漏れを防ぐにはビニール袋は多めに持っていきましょう
    3. 番外:お年寄りの両親などを連れて食する場合
    4. 番外:障がいのある人と一緒の場合
  8. せっかく行くならお店に好まれる立ち居振る舞いを ~
    1. 「ありがとう」の声かけだけで好感度がぐっとあがります
    2. 思ったことをしっかり伝えることでお店側に喜ばれます
    3. 短期間に三回通えば常連
  9. 開店祝いに喜ばれるお店への手みやげ
    1. 手みやげは鉢植えの花か個別包装のお菓子が喜ばれます
    2. 香りの強い花は避けましょう
    3. お菓子を贈るときのポイント
    4. 花を贈るときのポイント
    5. 贈答に避けたい花
      1. あじさい
      2. シクラメン
      3. 真っ赤な花
    6. 仲の良いお店が閉店するときは、ねぎらいのギフトを贈りましょう
    7. 現金を贈るのも喜ばれます
  10. お会計のスマートな済ませ方
    1. デートや接待の場合、トイレに行くふりをして会計を済ませます
    2. おのおの個別での支払いは、金額をあらかじめお店側に確認しておきましょう
    3. 楽しい食事会を台無しにしないために
  11. 食事をごちそうになるときは何を心がけたらよいでしょう
    1. 上司にごちそうになる場合、一番安いものと一番高価なものは止めておきましょう
    2. デートの場合、会計時には少し離れて待ちましょうか
    3. 支払う意思を見せたあと、丁寧にお礼を言いましょう
    4. 感謝の気持ちは丁寧な言葉と簡単なお礼で
  12. 和室での立ち居振る舞いはいかに – 1
    1. 部屋の内側に背を向けるのは無礼
    2. スリッパを履くのは靴を直したときに
    3. 和室に入るときは下座側の足から。敷居は踏まない
    4. 玄関の上座と下座
    5. 語句
  13. 和室での立ち居振る舞いはいかに – 2
    1. 畳の部屋で歩くときは「一畳六歩」を意識する
    2. 座布団の真後ろに腰を下ろし、膝を滑らせて座りましょう
      1. 正しい座り方
    3. あとから来賓がきたら、一度座布団からおりて挨拶を
    4. 美しい跪座(きざ)を覚えておきたい
    5. ときには臨機応変も必要
  14. 会席料理の食べ方
    1. 冷たいものは冷たいうちに、温かいものは温かいうちに
    2. 理解を深めるごと、味わいが深まる
    3. 会席料理の流れ
      1. 先付け(八寸)
      2. 椀物
      3. お造り(向付け)
      4. 焼き魚
      5. 揚げ物
      6. 蒸し物
      7. 煮物(炊き合わせ)
      8. 酢の物
      9. ご飯・止め椀・香の物
      10. 水物
    4. 会席と懐石の違いについて
  15. 会席料理の食べ方 2
    1. 先付け(さきづけ)
    2. 椀物(わんもの)
    3. お造り(おつくり)
    4. 焼き物(やきもの)
    5. 揚げ物(あげもの)
    6. 蒸し物(むしもの)
    7. 煮物(にもの)
    8. 酢の物(すのもの)
    9. ご飯・止め椀・香の物(とめわん)
    10. 水物・水菓子
    11. 語句
  16. お箸の使い方
    1. 割り箸は、膝の上で上下に割る
    2. お箸を休ませるときは、必ず箸置きに。食後はお箸を箸袋に
    3. 箸先一寸、3㎝。お箸の先、3㎝程度を汚すようにしてみましょう
    4. お箸の取り方
    5. お箸とお椀の持ち方
    6. ダメなお箸の使い方
  17. 腕物の扱い方
    1. しずくがこぼれないように露きりの所作を意識したい
    2. フタは右側に置く。汁と実は交互に食べる
    3. 食べ終わったらフタを戻す。ひっくり返して置きません
    4. 椀物は日本料理の華
    5. 語句
  18. 魚をきれいに食べましょう
    1. 煮魚も焼き魚も身はひっくり返さない
    2. 口の中の小骨を取るときは、口を隠して、箸で取る
    3. 食べ終えたら、見苦しくないように整える
    4. 煮魚の汁は飲んでもオーケー
    5. いろいろな盛りつけ
  19. お造りの食べ方
    1. 白身から食べるのが基本
    2. ふぐ刺しは中央から食べましょう
    3. しょう油にわさびを溶いて食べるのはダメ

スマートなオーダーのしかた

オーダーをスマートにするなら、コース料理がオススメ

単品ごとに注文するアラカルトは量が多かったり少なかったりするので、調節が結構難しいのです。ですので和洋中どのジャンルにおいてもコースの注文がオススメです。お店側も自慢の料理をコースの中に入れていますので失敗は少ないはずです。また、注文の手間も省け、同席者と同じタイミングで料理を楽しめます。ゆっくりと食事ができますのでコース料理はオススメです。

食べられる量や予算に合わせて無理な注文は控えましょう

料理の内容や数によって価格が設定されていますので、食べられる量や予算に合わせて選択しましょう。もちろん店員に聞いてもいよいですし、一番安い料理を頼んでも恥ずかしいことではありません。

ランチで下見をすると確実

基本的にコース料理の場合は予約が必要です。ネットから予約ができる場合もありますが、電話予約が確実です。初めてのお店の場合は、ディナーよりもリーズナブルに気軽に食事ができますので、ランチで下見をしておくのもよいでしょう。

アラカルトで注文する場合、前菜とメインの組み合わせを基本に注文

アラカルトで注文する場合は、前菜、メインを1、2品、パスタやご飯類で十分な量になるはずです。前菜を2つ注文するときは、温かいものと冷たいものをひとつずつ選ぶとバランスがよくなります。デザートはようすを見て最後に注文しましょう。

相手の希望が先です。「とりあえずビールは」はダメ

飲み物を選択する場合、面倒なので「とりあえずビール」といいたくなりますが、そこはグッと我慢して、相手の希望を先に確認しましょう。空腹時に強いお酒を飲むと酔いが回ってしまい、料理を楽しめなくなりますので、食前酒の選択には気を遣いましょう。店員に聞いてみるのもようでしょう。

誘われた場合は相手と同じか、それ以下のメニューを頼みます

食事に誘われた場合、相手と同じメニューを選択するのがよいです。価格の配慮という面もありますが、何より料理が同時に運ばれてきますので、料理が先にきた場合など、食べることに躊躇する必要がなくなります。

語句

アラカルト……レストランなどで、客が好みに応じて献立表の中から選んで注文する料理。一品料理。

会食中での携帯電話のマナーはいかに

食事中はスマホや携帯電話はマナーモードに

共に食事を楽しむ相手はもちろん、周りにいる人たちを不快にさせないためにも、スマホや携帯は基本的にマナーモードにしておくべきです。やむを得ず電話が鳴ってしまったときには、「少し待ってください」と伝え、同席の相手に「少しだけ失礼します」といって席を立ち、店の外へ出ることをオススメします。もしくは電話の相手に「後ほど連絡します」などといって電話を切るべきでしょう。もちろん厳密なマナーがあるわけではありませんが、同席者を不快にさないために気をつけましょう。

ちらちらとスマホを見るのは絶対にやめましょう

会食中はスマホや携帯はバッグの中にしまっておきたいところですが、仕事や急な連絡が入る場合はジャケットのポケットに入れておくと便利です。テーブルの上に置いておくのも結構ですが、ちらちらと何度ものぞき込むようなことはしないほうがいいでしょう。同席者に不快感を与えますので。

料理の撮影は、周囲を不快にさせないように注意

最近ではプライベートな情報をSNSなどに投稿するひとも多いです。撮影するときに騒ぎ立てたり、フラッシュを光らせたりして周囲に迷惑をかけたりしないよう注意しましょう。

他の人が写らないよう注意

撮影する場合は、店員の人にひとこと断りをいれてからにしましょう。また、料理の撮影は自分の目の前のものだけにとどめておきましょう。店内を撮影すると、食事をしている人の肖像権などをめぐって、思わぬトラブルが発生する可能性もあります。

会食中の会話のマナーについて

相手に不快感を与える会話や口論に発展しかねない話題は避けましょう

会食は楽しむべき場ですので、議論したり主張したりする場ではありません。全員が楽しめる話題を心がけたいものです。

会話以外でも口にものを入れたまま話したり、興味のない話題になるとつまらなそうにする、大きな身振り手振りで話すなど、最低限のマナーを守らないと相手を不快にさせてしまいますので注意しましょう。

他人の悪口やうわさ話

楽しい会食中に人の悪口やうわさ話は、聞いているほうは苦痛以外の何ものでもありません。その場にいない人の話で盛り上がる傾向の強い人は気をつけましょう。

宗教や政治の話し

会食中に一般的にタブーとされているのが、政治と宗教の話です。人それぞれの考え方があり、議論したところで平行線になります。時には口論に発展する場合もあります。その場にいる全員が楽しめる話題を選択するようにしましょう。

病気の話し

たとえば病気などの生々しい描写や暗い話しは、相手に気をつかわせたり、気分を害することもありますので、楽しい食事の席にはふさわしい話題ではありません。

下品な話し

下ネタや汚い話しなど、たとえ親しい間柄でも、周りにいる他のゲストのことも考え、食事中は慎みましょう。同席の人が酔ってセクハラまがいの話を振ってきたときは、止めて欲しいという気持ちを前面に出しつつ、ユーモアを交えつつ、賢く交わすのが正解です。あまりにしつこい場合は、電話をするふりをして席をたち、幹事に助けを求めましょう。

何度も同じ話を繰り返さない

酔ってくると脳内のメモリーである海馬にあたるとことから大脳皮質というハードディスクに記憶が保存されなくなるため、同じ話を何度も繰り返してしまいます。まともな話をしているようでも完全に酔っています。何事においても過ぎたるは及ばざるがごとしを忘れずに会話をしたいものです。

自分が上の立場であればより配慮をしたい

会話をする相手は常に同じ立場の人とは限りません。上下関係がある人と食事をしながら会話をすることもあります。自分が上の立場で話をするときほど、周囲への配慮が求められるのです。自分の主義主張を演説のごとく話さないよう注意しましょう。

宴会などでは日頃話ができない人と積極的に話しましょう

宴会などでは同じ人とずっと話をしてしまいがちですが、日頃話をできない人との距離を縮めるチャンスを逃してしまいます。せっかくの機会ですので、一人ばかりとずっと話をするのは避けましょう。

語句

海馬……大脳辺縁系の一部で、側頭葉の裏側にある部位。古皮質に属し、記憶に重要な関わりをもつ。

大脳皮質……大脳半球の表面を占める灰白質の層。数層の神経細胞からなり、感覚・精神活動などの中枢にあたる。

フロアでのマナー

高級店では「アイコンタクト」が基本です

店員を呼びたいときは「すみませーん」などと大声で呼ぶのは止めましょう。他のお客さんにも迷惑ですし、ゲストに恥をかかせることになります。様子をうかがって店員がこちらを向いたときにアイコンタクト取りながら、無言で手を小さく上げてください。特に高級店などでは、これがマナーです。

食事中にトレイへ行くのはダメ

食事中は中座しないのがマナーです。トイレは料理をオーダーしたあと、料理が出てくるまでの間にすませましょう。洋食ではおしぼりが出ないことが多いので、お手洗いと身だしなみのチェックをしておきましょう。

トイレがどうしても我慢できない場合は「お化粧直してきます」がいい

女性の場合ですが、どうしても我慢できない場合は無理せずに「ちょっとお化粧直しをしてきます」といって席を外すのがスマートです。タイミングはデザートの前がベストです。

また戻ってきたときは「失礼しました」とか「お待たせしました」など、同席者への気遣いも忘れずに。

グラスに口紅がつきにくい方法を考えましょう

グラスについた口紅が目立って気になるようであれば、自分のハンカチやナプキンでは拭かずに、指で軽くぬぐってから、その指をナプキンで拭きます。

あらかじめナプキンで軽く口を押さえてから、グラスに口をつけると、あとが付きにくいので覚えておきましょう。

今の時代、食事中心のお店ではタバコは吸えません

昨今では全席禁煙のレストランが増えています。むしろそれがスタンダードとなっています。禁煙スペースを設けているお店もありますので、一服はそこで。タバコを吸う場合もせめてメインを食べ終わるまでは我慢しましょう。

食事前の一服は控えた方がいい

食事前にタバコを吸う人もいますが、タバコは舌の感覚を鈍らせるので、食事をいただくときは、タバコを控えるか、吸ったあとは口をゆすぎましょう。

喫煙可の席でも同席者に断りを入れましょう

バーなどでタバコを吸うことは問題ありませんが、周囲の配慮を忘れずに、ゲストにひとこと断ってからにしましょう。ゲストがイヤそうな顔をしているときは、我慢するほうがいいでしょう。

洋食カトラリーの使い方

魚料理のために平たいスプーンがあります

テーブルにたくさんのナイフやフォークが並べられているフランス料理などでは、基本は外側から使っていきます。魚料理のカトラリーでスプーンがセットされているときは、スープやソースを絡めながら味わいましょう。平たくへこんだ形になっているのでスープ用と区別がつきます。

ナイフやフォークを落としたら店員が取り替えてくれます

落ちたナイフやフォークは自分で拾うのは止めましょう。処理は店員任せて良いのです。店員に代わりのものをもってきてもらいましょう。店員が気づいて取り替えてくれるはずですが、状況によっては即座に対応してもらいえない場合もあります。そのときは、そっと手をあげるか、アイコンタクトで合図を送ります。

  • 右側の右から、オードブルナイフ、スープスプーン、魚用ナイフ、肉用ナイフ
  • 左側左から、オードブルフォーク、魚用フォーク、肉用フォーク
  • 上側上から、デザートナイフ、デザートフォーク
  • 左上、バターナイフ

カトラリーはエレガントにつかいましょう

  • 飲み物を飲むときやナプキンを使うときなどは、ナイフやフォークを片手に持ったまませずに、いったんお皿の上に置きましょう。
  • ナイフやフォークで食べにくい豆やライスなどは、左手のフォークの背にのせるのではなく、正式には、ナイフでフォークの腹の上にのせて、左手で口に運びます。しかし、気軽な食事の場合は右手で持ち替えても問題ありません。
  • ナイフ・フォークを使用して料理を切って食べるときは、一度にバラバラにせずに、左側から一口大の大きさに切って、少しずつ食べ進めていきます。温野菜などの付け合わせがある場合には、交互に食べるとよいでしょう。
  • 食べ終えて残った料理や骨や殻は、お皿の上にきれいにまとめます。その手前にナイフとフォークをそろえて置くようにします。
  • 未使用のカトラリーにソースなどがこぼれたときは、店員に交換してもらいましょう。

右手にフォークを持つ場合はナイフは向こう側

食事の途中で一時、ナイフとフォークを置く場合には、皿の上で交差させるか、ハの字にのせます。また、右手のナイフをフォークに持ち帰るときは、ナイフを皿を向こう側の縁に刃を手前にして横にして置きます。

食事を終えたら、皿の中央で4時20分と覚えましょう

食事を終えたときには、ナイフは刃を手前に向け、フォークは先端を上に向けて、店員がさげる際に落ちないように皿の中央で4時20分のところにそろえます。また、スープのスプーンは使用後に皿から出さずに、皿の中4時のところに上向きに入れたままにしましょう。

語句

カトラリー……洋食に用いる金属製ナイフ・フォーク・スプーン類の総称。カテラリー。

子連れで外食を楽しみたい – 1

事前に予約することでストレスが軽減できる

子供連れで食事に行く場合は予約を入れることで、入店できる年齢やベビーカーの受け入れ態勢、子供用のメニューの有無などを事前に確認することができます。また、店側も目立たない席を確保したり、ベビーチェアの用意ができます。個室が空いていれば予約をしておきましょう。

時間をずらすのも効果的

遅めのランチや早めのディナーなど、ピーク時を避けた時間帯もオススメです。ほかにお客も少なく、店側にも余裕ができますので、子供連れでゆっくりと気楽に食事を楽しむことができます。

まずは子供の飲み物をオーダーしてからゆっくりと注文を考えましょう

注文の際、始めに子供の飲み物をオーダーして、先にもってきてもらいましょう。その後、子供が落ち着いて食事をすることができます。飲ませすぎには注意してください。

親の目配りが周囲を安心させます

音の出ない小さなオモチャを用意したり、関心を持つ話題など、子供が飽きないように工夫しましょう。騒いだりグズるときには、一旦おもてに連れて行って落ち着くのを待ちましょう。親が一生懸命子供へ目配りをしながら食事をしていることを周囲に見せることで、周囲も安心して必要以上にイヤな顔をされることはありません。がんばってください。

大きな声で叱るのも、無関心もダメ

しかし、無理に言うことをきかせようとしたり、大きな声で叱ると、周囲を不快にさせます。また、親のほうがおしゃべりに夢中になったり、スマホなどに視線を落とし、子供から目を離したり、ほおっておいて、目配りができていないと、周囲から判断されることのないようにしてください。

子連れで外食を楽しみたい – 2

こぼしたものを自分で処理するは不衛生

子供が飲み物や食べ物をこぼしたときは、店員に伝えて謝罪し、対応をしてもらいましょう。放っておくと次のお客さんに迷惑をかけることになります。食事中に自分で処理することは不衛生ですのでよくありません。帰り際に子供が迷惑をかけたことについてひとこと謝っておくのがマナーでしょう。

また、割れるグラスやお皿はできるだけ子供から遠ざけておきましょう。割れない食器を用意してくれるお店もありませすので、確認しておくのもよいかもしれません。

匂い漏れを防ぐにはビニール袋は多めに持っていきましょう

頻繁に授乳が必要、また授乳間隔が定まっていない赤ちゃんは、外食中に授乳のタイミングがくるかもしれません。お店に授乳スペースがない場合は、授乳ケープやバスタオルを使用します。

当たり前のことですが、オムツの交換はベビールームかトイレで交換してください。間違ってもテーブル脇に置いたベビーカーやソファ席で交換するのはダメです。あらかじめオムツの交換台があるかを確認しておくとよいでしょう。また、においが漏れないよう、汚物を入れるビニール袋も二重三重にするような気配りが必要です。

番外:お年寄りの両親などを連れて食する場合

できるだけ段差のすくない席に案内してもらいましょう。料理をオーダーする際、カロリーや塩分の量、アレルギー食材、料理の硬さども確認するとよいでしょう。特に肉料理などナイフを使う料理は、あらかじめひとくちサイズに切ってもらうのも手です。お箸を頼んでもようでしょう。

番外:障がいのある人と一緒の場合

車椅子の場合、段差がなく車椅子の使用者でも使用できるトイレかどうか確認してお店を選びましょう。また、盲導犬がいる場合は、盲導犬を受け入れてくれるかどうかも、あらかじめ予約確認してから行くようにしましょう。

せっかく行くならお店に好まれる立ち居振る舞いを ~

「ありがとう」の声かけだけで好感度がぐっとあがります

スタッフを気にかけたり、料理を運ばれたら「ありがとう」などと声をかけると好印象です。気軽に料理について質問したり、料理をさげてもらうときにも「ごちそうさま」などとひとこと声をかけるとよいでしょう。料理が出てくるのが少し遅くてイライラして文句を言わず、店員が詫びた場合「これだけ忙しいのですから、しかたがないですよ」などと余裕を見せましょう。

思ったことをしっかり伝えることでお店側に喜ばれます

接客態度がよかった、おいしかった、またはミスを指摘したり、気配りしながら、きちんとお店側に伝えることは、お店側も参考になり、喜んでもらえます。

短期間に三回通えば常連

お店に行って料理を食べ、期待以上であれば、また来ようと思います。そして二度、三度と来店し、別の料理をオーダーし、接客をチェックし、お気に入りのお店にするかを判断するでしょう。

リピーターはお店にとって収益のベースをなすありがたい存在です。二、三回であっても好意的にお店を評価してくれるのであれば、常連のゲストを同じように接してくれます。

開店祝いに喜ばれるお店への手みやげ

手みやげは鉢植えの花か個別包装のお菓子が喜ばれます

イベントや開店祝いなどでちょっとした手みやげには、花やお菓子が一般的でしょう。お菓子はすぐに食べられない場合がありますので、賞味期限の長い焼き菓子などで、個別包装のものが望ましいです。そのときにカードを添えておくと気が利いています。

香りの強い花は避けましょう

花を持っていくとき、胡蝶蘭は優雅で品があるだけではなく、一ヶ月近く長持ちするため、喜ばれます。ただし、胡蝶蘭は少々値が張りますので、手頃なところで考えるのであれば、フラワーアレンジメントを贈るのがよいでしょう。

開店祝いイコール胡蝶蘭という印象がありますが、あくまでお店の雰囲気や広さに合ったものを選びましょう。店内に飾る場合も考えて、百合のように香りの強い花や、花粉が散りやすい花は避けたほうがよいです。お花屋さんに相談しましょう。

お菓子を贈るときのポイント

手みやげにお菓子を持って行くときは、手近なお店で適当に買ったり、渡すお店の近くで商品を買ったりするのは避けましょう。金額もわかってしまいますし、誠意が半減してしまいます。

食べ物を贈る場合は、相手の好物に合わせたものを送るか、有名なホテルのクッキーや老舗の和菓子で日持ちするもの、またはみんなでわけて持ち帰れるような、個別包装のものがよいでしょう。

花を贈るときのポイント

祝い事の贈答品は2で割れるものと、9(苦)になるものは避けます。花の数もできるだけ2で割れるような本数にはせず、奇数になるようアレンジしてください。

贈答に避けたい花

あじさい

色があせていくということで、避けたほうがいいでしょう。

シクラメン

花持ちがいいので冬の定番ですが、贈答の時は語呂合わせで『死』『苦』などの言葉が入るので避けます。日本では語呂合わせを気にする人が多いです。

真っ赤な花

火を連想させるので新築祝いや開店祝いのときは避けるようにしてください。

仲の良いお店が閉店するときは、ねぎらいのギフトを贈りましょう

基本的には花束かフラワーアレンジメントに激励のメッセージか感謝のメッセージを記したカードを添えて贈ります。お祝いの贈り物ではないので、鉢植えの花は避けましょう。手紙や寄せ書きなども喜んでもらえます。

現金を贈るのも喜ばれます

閉店も開店もいろいろ物入りですので、現金は喜ばれます。しかし、それだけではちょっと素っ気ない感じがしますので、お菓子やメッセージなどを添えると心に残るプレゼントとなります。

お世話になっている人や仲の良い友人など、よく知っている人の閉店のときには、必要なものを事前に聞いてプレゼントするとより喜んでもらえるはずです。

お会計のスマートな済ませ方

デートや接待の場合、トイレに行くふりをして会計を済ませます

相手に気を遣わせないよう、目の前で支払わないようにするのがスマートな方法です。自分がトイレに立つふりをして支払いを済ませるのもよいですし、相手がトイレに立った時のタイミングでもよいです。

おつりのやりとりでもたつくのはスマートではないので、できればカードの支払いをオススメします。

また、席で会計をお願いするときには、あらかじめカードを渡しておきましょう。

会計をお店の人に伝えるため指でバッテンをつくっても構いませんが、女性がするのはオススメしません。

おのおの個別での支払いは、金額をあらかじめお店側に確認しておきましょう

レジ付近での金銭のやりとりは見苦しいものなので、あらかじめお店に人数割りした金額を聞いておいて、代表がまとめて支払うとスムーズです。すぐに代表者にお金を渡せるよう、両替をしておくと良いでしょう。

また、割り勘で二次会を企画している場合は、おつりをそのまま二次会の会費の一部に回すとスムーズに次のお店へ移動できます。

楽しい食事会を台無しにしないために

特にごちそうになる側は、ありがたく思う反面、気疲れしてしまうこともあります。誰がごちそうするのかでもめたり、割り勘で財布を手にもたもたしていては、楽しかった食事が台無しです。できるだけ気持ちよくスマートに会計できるように心がけましょう。

食事をごちそうになるときは何を心がけたらよいでしょう

上司にごちそうになる場合、一番安いものと一番高価なものは止めておきましょう

高いメニューを注文すると相手を困らせてしまうかもしれません。逆に安いものだと失礼になります。相手にあわせて注文しましょう。

デートの場合、会計時には少し離れて待ちましょうか

男性が支払いをしている間は、女性は出口付近で少し離れて待ちましょう。いくらの支払いをしているのか、財布にいくら入っているのかなど、のぞき込むのは止めてね。

支払う意思を見せたあと、丁寧にお礼を言いましょう

ごちそうになる場合でも、財布は一応出すのが良い、と書かれているマナーの本も多いのですが、実際にはごちそうしようとレシートを持った時点で「私が支払います」と言葉でいうだけで十分です。あえて財布を出されるとかえって困ってしまいます。少し離れた場所で会計が終わるのを待ち、丁寧にお礼をいいましょう。

感謝の気持ちは丁寧な言葉と簡単なお礼で

ごちそうになったら、素直にその喜びを丁寧に伝えましょう。日頃からよくごちそうになってる人であれば、誕生日やクリスマス、バレンタインデーなどに簡単なお礼をするのがスマートです。年配の人であれば、父の日などでもよいと思います。

和室での立ち居振る舞いはいかに – 1

部屋の内側に背を向けるのは無礼

玄関に入ったら、まずは簡単に挨拶をしましょう。玄関の中央を外し、下座から正面を向いて、そのまま土間で靴を脱いで、上がり框(かまち)に上がります。土間と上がり框の間にある床框があるときは床框に上がります。

次に、横向きに腰を落として跪き(ひざまづき)、靴の向きを変えて、土間の隅に寄せます。同伴者がいるときには、あとの人が先の人の靴も一緒に直しておげましょう。

上がるときは、部屋に背を向けて上がらないことを覚えておいてください。

スリッパを履くのは靴を直したときに

スリッパが用意されているときには、すぐには履かず、スリッパの横に上がり、靴を直したあとに履くようにします。

和室に入るときは下座側の足から。敷居は踏まない

  1. ふすまの開け口よりも少し右側に正座をして引き手に左手をかけます。
  2. 手が入る程度に開けたら、今度は右手を敷居から30センチほどの高さの木枠にかけ直し、最後まで開けます。
  3. その場で挨拶をしてから立ち上がり、下座側の足から入室します。このとき、敷居は踏まずにまたぎます。
  4. 入室したらふすまに向き直って斜めに座り、左手を引き手に掛けて閉め、閉まる手前で右手に変えて最後まで閉めます。
  5. 静かにふすまを閉めたら、体の向きを変えて正面を向き、一礼をしてから席に着きます。

玄関の上座と下座

玄関にも上座と下座があります。下駄箱がある側が下座で、向かい側が上座です。ただし、下駄箱の上を飾り棚として使用している場合には、上座と下座が逆になりますので注意してください。

語句

上がり框……上がり口の床に渡した横木。

床框……とこがまち – 床の間の前端の化粧横木。かまち。とこぶち。

和室での立ち居振る舞いはいかに – 2

畳の部屋で歩くときは「一畳六歩」を意識する

つま先を少し内向きにして歩き、畳一畳を六歩で歩くと美しく見えます。畳の縦幅は一間(いっけん)といい、およそ180センチです。その1/6の幅を一尺といい、これはおよそ30センチです。ということは、30センチの歩幅で歩くということです。

一般成人の足のサイズよりも少し広い歩幅になります。したがってすり足のようになります。そうすることで、畳の縁を踏まないということなのです。

座布団の真後ろに腰を下ろし、膝を滑らせて座りましょう

正しい座り方

  1. 縫い目のない部分が膝の先にくるように座布団を置き、その座布団の真後ろでスッと腰を下ろします。挨拶は座布団に座る前にすませるのが基本。
  2. 両手を座布団の両端において、両膝を座布団にのせます。
  3. あとはそのまま座布団の中心までにじり寄ります。

立ち上がるときは、座ったまま体を後ろにずらし、座布団の外に足がでてから立ち上がります。座布団は足で踏んではいけません。長時間正座をしなければならないときは、予防として、足の指をこまめに動かして、血行をよくすることです。

あとから来賓がきたら、一度座布団からおりて挨拶を

自分が先に到着して、あとから上司が来たときは、一旦、座布団から下りて挨拶をするととても上品です。このような所作を覚えておき、高感度をあげてください。

美しい跪座(きざ)を覚えておきたい

跪座とは跪いて座ることです。両足のつま先を立てて跪く姿勢です。立つ、座るの動作をきれいにみせ、体を少し動かすときや足がしびれそうなときに行います。立ち上がるときは、片方の足を少し前に出して、立ち上がった後に前に出した足をスッと後ろに引くと、美しい所作となります。

ときには臨機応変も必要

座椅子が用意されていたり、座布団と壁の隙間が狭いところでは、座布団の後ろからではなく、横から入ります。

  1. 座布団に座る前に一礼を。
  2. 座布団の下座に進んで、腰を落とす。
  3. 畳に両手をついて身体の向きを変えて膝の先を座布団にのせる。
  4. 両手を座布団の端にのせて、衣服を整えてから座布団の中央に正座。
  5. 座布団から外すときはこの逆。

会席料理の食べ方

冷たいものは冷たいうちに、温かいものは温かいうちに

和のフルコースともいえる会席料理は、旬の食材を使用した一汁五菜、三汁七菜などで構成されています。一品ずつ食事のペースに合わせて出されますので、出てた順に食べていけばよいのです。

特別厳しいマナーはありませんが、温かいものは温かいうちにいただくのが礼儀でしょう。前の料理が残っていて次の料理が出てきても、それを食べてもよいですので、慌てないようにしましょう。

理解を深めるごと、味わいが深まる

和食の料理は食材の持っている本来の味を、いかに生かすかを考えて、繊細な味付けや盛り付けがなされています。多くのお店で、だしの取り方ひとつでもこだわりをもっています。店員に気軽に質問して、いろいろ理解を深めることで、味わいも変わってきます。

会席料理の流れ

先付け(八寸)

珍味や山海もの数種類を少しずつ一皿に盛り合わせた酒の肴です。八寸とは杉でつくられた24センチ四方のお盆です。

椀物

すまし汁のような汁物。

お造り(向付け)

メイン料理のひとつです。淡泊な白身とこってりした赤身のお刺身がでます。

焼き魚

旬の焼き魚や海老が出ます。肉料理の場合もあります。

揚げ物

旬の野菜や魚の天ぷらが一般的です。

蒸し物

一般的には茶碗蒸しですが、冬場はかぶら蒸しが出ることもあります。

煮物(炊き合わせ)

旬の野菜や魚介類の煮物です。

酢の物

箸休めとして、魚介類の酢の物やサラダなどが出ます。

ご飯・止め椀・香の物

止め椀(とめわん)とは味噌汁のことです。季節の炊き込みご飯や小丼、麺類などの場合もあります。

水物

羊羹(ようかん)やまんじゅうなどの甘味か果物など、シンプルなデザートです。

会席と懐石の違いについて

会席と懐石は音は一緒ですが、全くの別物です。会席料理とはお酒を飲みながら食事を楽しむための料理ですが、懐石料理とは茶事の一環で、お茶をおいしく飲むための料理です。

会席料理では初めからお酒が出て、最後にご飯と汁物が提供されますが、懐石料理はご飯と汁物は最初に出て、あとからお酒が出ます。一般的に簡単な料理のことを〇〇懐石と呼ぶ傾向があります。

会席料理の食べ方 2

先付け(さきづけ)

つくねや田楽など串にささっているものは、串から外して箸で一口大にします。外しにくいときは、串を回しながら引く抜くとよいでしょう。松葉や楊枝(ようじ)に刺してある場合も同じです。

盛り合わせの場合、食べる順番は自由ですが、海のもの、野のもの、山のものと食べていきます。

一口で食べることができる笹の葉を使った笹寿司やちまきの笹は、食べたあとに葉が広がって始末に困りますので、最後に食べるようにして、笹の葉は小さくまとめます。

椀物(わんもの)

フタを開けたら、まず香りを楽しんでください。だしの風味を味わうために、具をほぐさずに、だしをひとくちいただきましょう。それから具をほぐして汁と具を交互に味わいます。涙箸になったり、箸先を汚しやすいので気をつけます。

お造り(おつくり)

しょう油が垂れないように小皿を持つか、懐紙で受けて、口に運びます。淡泊な白身から食べるのが基本です。

焼き物(やきもの)

左側から少しずついただきます。皮は残してもOKです。はじかみ(ショウガ)は魚を食べ終えてからにします。

揚げ物(あげもの)

天ぷらや唐揚げなどが出されます。淡泊なものから食べると盛り付けを壊さずに食べられます。塩が持ってある場合は、手でかけましょう。レモンがある場合は、天ぷらに直接かけるのではなく、天つゆに絞ります

蒸し物(むしもの)

定番は茶碗蒸しです。秋は土瓶蒸しの場合もあります。土瓶蒸しは、まず、土瓶のフタを取って、すだちを搾り、お猪口(おちょこ)に注いで、その汁を味わったあと、箸で土瓶の中の具をお猪口に取り出して食べます。土瓶から具を直接口に運ぶのはダメ。汁と具を交互にいただきます。食べ終えたら、フタやお猪口を元に戻します。

煮物(にもの)

盛り付けなどを鑑賞してから、崩さないように上からいただきましょう。かじったものは戻さないでください。大きい具は一口大にします。箸を突き通すのは止めてください

酢の物(すのもの)

口直しや箸休めとして欠かせない料理です。小さな小鉢に上品にもられていることがほとんどですので、皿を持ち上げてもオーケーです。ひとくちで食べずに少しずつ、2~3口で食べるとスマートです。

ご飯・止め椀・香の物(とめわん)

ご飯・止め椀が出てきたら料理終了の合図です。お酒もここまでとしましょう。ご飯のおかわりは自由です。その場合は、両手でお茶碗を給仕の人に渡しましょう。おかわりを残すのはタブーですから、食べる分だけを頼みます。止め椀はおかわりはしません。

水物・水菓子

果物は種があることが多いので、口元を隠せるよう懐紙があると便利です。フルーツや和菓子を食べるときに出される楊枝のことを黒文字と呼びます。覚えておきましょう。

語句

涙箸……なみだばし – 箸でつまんだ食べ物の汁をたらしながら皿や口に運ぶこと。

懐紙……ふところがみ – 畳んでふところに入れておく和紙。ふところがみ。特に茶席で、菓子をのせたり茶器をふいたりするのに使う。

止め椀……会席料理で、献立の最後に飯・香の物とともに供する汁。多くは味噌汁。

お箸の使い方

割り箸は、膝の上で上下に割る

割り箸はテーブルの上で割るのではなく、膝の上に持っていきましょう。左右に割ると、腕も左右に開く可能性があります。隣に人がいる場合は要注意です。膝の上で水平に持って、上下にそっと割ります。

割ったあとは、お箸をこすり合わせて、木屑(きくず)を取ったらダメ。気になる場合は、手で取ります。

お箸に巻紙がある場合は、まずは、右手でお箸を持ちます。

次、左手で巻紙を左方向にすらして、取ります。巻紙は破りません。

お箸を休ませるときは、必ず箸置きに。食後はお箸を箸袋に

お茶碗などにお箸を置いて休ませるのはダメ。箸置きに3~5㎝程度先を出して置きます。箸置きがない場合は、箸袋を二つに折って、その上に置きましょう。

食事が終わったら、箸袋に戻します。この場合、使用済みとわかるように、袋の1/3を折っておくと分かりやすいでしょう。

箸先一寸、3㎝。お箸の先、3㎝程度を汚すようにしてみましょう

なかなか難しいのですが、美しく見せるために、お箸の先は1.5~3㎝当たりを使用して食べるようにしてみてください。

これは習慣づけないと、なかなかできないものです。できるということは、日頃から上品に食べているからです。とくに、汁物はすぐに汚れてしまいます。箸先を意識して食べるように心がけると、いざというときに、役立ちます。

お箸の取り方

  1. お箸の中央部を上から掴んで、スッと右手で持ち上げてください。
  2. 持ち上げたお箸に左手を下から添えます。先端あたりを親指と人差指の付け根あたりで持ちます。
  3. 最後に上から掴んでいた右手をくるっと返して、下から持ち替えて正しくお箸を持ちましょう。
  4. これで、やっと食べられます。

お箸とお椀の持ち方

  1. まずは、両手でお椀を持ってください。
  2. 右手をお椀から外して、お箸を上から取ります。
  3. これが、技なのですが、右手で持っているお箸を、お椀を持っている左手の人差し指と中指の間に挟んでください。この2本の指でお箸を持ちます。
  4. 最後に、お箸を上から持っていた右手の手首を、くるっと返して、下から持って終了です。
  5. これで、やっと食べられます。

ダメなお箸の使い方

  • 握り箸:フォークを持つようにお箸を持つこと。
  • 寄せ箸:食べ物の器をお箸で引き寄せること。※元小泉首相がテレビでやっていましたね。
  • 寄り箸:おかずとご飯を交互に食べないで、おかずからおかずへ移ること。
  • 涙箸:しょう油や汁物をお箸の先から垂らして食べること。
  • 迷い箸:器の上でお箸を行き来させて迷うこと。
  • 刺し箸:食べ物をお箸で突き刺すこと。
  • ねぶり箸:お箸の先をなめる。
  • 移し箸:食べ物をお箸からお箸へ移すこと。※お骨を持つときに行います。
  • 持ち箸:お箸を持っている手で食べ物の入った器を持つこと。
  • 押し込み箸:お箸を使って口の中に食べ物を押し込むこと。
  • 指し箸:お箸で人を指してはいけません。

腕物の扱い方

しずくがこぼれないように露きりの所作を意識したい

腕に片手を添えて、フタをゆっくりと回しながら開けると、お椀の中に空気が入ることで固く閉じたフタも簡単に開きます。

露きり(つゆきり)の所作とは、フタを右縁に斜めに立てかけるようにして少し間をおくことです。そうしますと、フタの内側についている露がお腕の中に落ちて、お膳や折敷(おしき)を濡らしません。

フタは右側に置く。汁と実は交互に食べる

フタを外したら、お椀が右側に置かれていたならば、右側に、左であれば左にフタの内側を上に向けて置きましょう。

汁を飲むと同時に、実を食べるのはマナー違反です。汁と実は交互に食べます。

お椀が大きくて手で持てない場合には、フタを受け皿として使用してもオーケーです。

食べ終わったらフタを戻す。ひっくり返して置きません

食べ終えたあとは、お椀の向こう側から手前に、そっとフタをします。お椀とフタに絵柄があれば、きちんと合わせて正面に向けます。

フタをしたら、両手で持ち、善の向こう側に置きます。

お椀のフタをひっくり返して置くと、お椀を傷める可能性がありますので、やめましょう。

椀物は日本料理の華

椀物は、お店によって、いろいろな趣向を凝らして、手をかける、まさに日本料理の華です。季節の素材やだし、繊細な盛りつけ、美しい器等、料理をする人が、その個性と技を存分に表現できるのが、椀物なのです。

語句

折敷(おしき)……ヒノキのへぎ板で縁をつけた四角い盆。

魚をきれいに食べましょう

煮魚も焼き魚も身はひっくり返さない

切り身でも、頭のある焼き魚でも、左の腹のほうから食べましょう。初めに、背ビレや胸ビレなどを手前から順に外していきます。

胸ビレの下から中骨の沿って箸を入れます。

上側を食べたら、頭と中骨を外して、お皿の向こう側に寄せます。

身はひっくり返さないで、下側の部分の身も、同じように左から取り、一口大にして、食べていきます。

口の中の小骨を取るときは、口を隠して、箸で取る

すだちやレモンをかけるときは、周りに飛ばないよう、手で覆うようにして絞ります。

食べにくい魚であれば、指を使ったり、懐紙で押さえたりしてもオーケーです。指が汚れたら、懐紙かおしぼりでふき取りましょう。

そしゃく中に小骨を感じたら、手ではなく、箸を使って取ります。その際は、必ず、口元を隠します。

はじかみなどの酢の物類(前盛り)は、魚を食べ終えてから。

食べ終えたら、見苦しくないように整える

食べ終えた骨や皮などは、器の一カ所にまとめます。懐紙で覆って見苦しくないよう整えてください。敷いてあるすだちの皮や大葉などで覆ってもオーケーです。

煮魚の汁は飲んでもオーケー

煮魚の食べ方も焼き魚と基本的には同じです。煮魚の汁を飲むときは、一旦箸を置いて、両手で器を持って飲みましょう。

大皿に盛られた煮魚は小皿に移していただきます。

いろいろな盛りつけ

お店で焼き魚が出されるとき、皮が上になるよう盛りつけられている場合と、下になっているときがあります。

和食の盛り付けは流儀によって異なりますが、自宅で盛りつける場合、川魚は皮が上、海魚や干物は皮が下と覚えておくとよいでしょう。

姿焼きの場合は、「海腹皮背」と言われ、海の魚は腹を手前に、川の魚は背を手前にします。

海魚であるカレイは頭を左にして、白い皮のほうを表に向けて、腹を手前に、頭を左にします。

お造りの食べ方

白身から食べるのが基本

たいていの刺し身のお造りは、右上から左下へ流れるように盛りつけしてあります。それを崩さないよう、左手前から取って食べていきます。

いろいろな種類の刺し身が盛り合わせてあるときは、基本的には、淡泊な味の白身魚から順に、黄色の貝類、続いて色の濃い赤身と食べていきます。

ふぐ刺しは中央から食べましょう

料理人が盛り付けした逆から食べていくと料理が崩れません。ふぐ刺しは中央から一枚ずつ取っていきます。取るときは薬味を身にのせて、巻いて食べましょう。

しょう油にわさびを溶いて食べるのはダメ

しょう油は最後まで濁さないで使いましょう。

初めに、刺し身の片側にわさびを少量のせ、反対側にしょう油を付けていただきますと、しょう油にわさびが溶けないで、最後まできれいに使うことができます。

わさびをしょう油に溶かすのだけはやめましょう。

そもそも、しょう油に溶かしてしまうと、わさびの香りも消えてしまいます。見た目もよくありません。

花穂紫蘇(かほしそ)があれば、箸でしごいて、刺し身やしょう油の上に散らします。

※コトバンクから引用

このように、ちょっと知っているだけで上品に食べることができます。