断層と地震の関係 – 大阪湾断層と被害想定 大阪湾沿岸部が壊滅

スポンサーリンク

断層と地震の関係 – 神戸港直下を走る大阪湾断層

大阪湾断層が動いた場合、およそ5分後、大阪湾に津波が押し寄せます。

特に、神戸市は、4.5メートルを超える、大きな津波に襲われます。

1999年に神戸市は、このような、ショッキングな報告を行いました。

大阪湾断層は、神戸空港直下にあり、活断層の存在が明らかになりました。

他の海面埋立て島近傍を通り、地下の地層を大きく変異させ、その断層による損傷が予想されます。

断層と地震の関係 – 大阪湾断層とは

2005年、政府の地震調査研究推進本部は、大阪湾断層は、神戸市沿岸から大阪湾を縦断し、淡路島沖東部に至る断層帯と発表しました。

全体の長さは、およそ39キロメートル、西側が東側に隆起する逆断層です。

逆断層とは、断層面をはさんで,上盤が下盤に対して相対的にずり上がった断層。正断層に対する。【コトバンクから引用】

この断層全体が動けば、マグニチュード7.5規模の地震が発生し、地表部では、北西側が南東側に対し、およそ2~3.5メートル高くなる変位が起こります。

大阪湾断層帯の、平均的な上下のずれの速度は、およそ0.5~0.7m/千年と推定。

活動時の左横ずれ規模は、およそ2~3.5メートル。

平均活動間隔は、およそ3000~7000年。

9世紀以降で、最新活動時期は、30年以内の地震の発生確率は、0.004パーセントと推定されています。

断層と地震の関係 – 大阪湾断層帯の分布と変位

1999年に神戸市では、大阪湾断層帯の北端について、最新の研究に基づく報告をしています。

大阪湾断層帯は、神戸空港直下付近にあり、ポートアイランドの、付け根の海岸部付近に、大阪湾断層帯から枝分かれした、田岬断層が、断層付近でおよそ1000メートルの急峻な崖となっており、明確な断層地形を示しています。

花崗岩は、反射法地震探査では、およそ数100メートルずれますが、それを覆う100万年前の大阪層群の地層は、未固結なため切られず、凸型に曲がる撓曲構造(とうきょくこうぞう)が見られます。

反射法地震探査について、海上の反射法地震探査では、海中の震源として、圧搾空気の放出を利用したエアガンを用いる のが一般的です。 地層境界からの反射波は、海水内では圧力変化として伝わり、それを捉える 受振器(圧力計)をハイドロフォンと呼んでいます。【地球科学総合研究所から引用】

撓曲(とうきょく)とは、地層などが曲る現象。褶曲と同義語として用いられるほか,曲げ褶曲だけをさすこともある。後者の用法では,断層を伴わないで地層の相対的なずれを生じる場合をいう。この現象はフレキシュラル・スリップと呼ばれ,褶曲の軸部などでもみられる。【コトバンクから引用】

ボーリング調査からの断層の確証

ポートアイランドでは、南北方向に切るボーリングが行われました。

ボーリングとは、地質調査や地下資源の採取などを目的として地中に細く深い穴を掘ること。【コトバンクから引用】

それによると、最上位の、およそ6000年前の海成粘土層は、水平な地層で連続して分布し、変位を示していません。

海成粘土は,細 粒土が海水中に流入して形成された堆積 物である。 現世の海成粘土には,沖 積粘土 と氷河性粘土が あり,前 者は河川から運搬された細粒土が海水中に堆積 し てできたもの,後 者は氷河の作用で削 りとられた岩石の破 砕物が,海 水中に堆積 して形成されたものである。【https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjsidre1965/67/10/67_10_1120/_pdf/-char/ja】から引用

しかし、約10数万年前の海成粘土層は、それまで、空港島直下では、およそ70~90メートルの深さで、水平に分布していた地層が、およそ130~160メートルの深さに位置し、数10メートルの落差で、地層が大きく変位して、凸型に曲がる撓曲構造(とうきょくこうぞう)を示し、空港直下に、明らかに活断層が、存在することを示しています。

この撓曲部(とうきょくぶ)は、地表部で大阪湾断層の、推定分布位置に重なります。

海成粘土層が、およそ20メートル北側に上がる、凸型の変位をなす撓曲構造を示す、ポートアイランド付け根の海岸部でも、大阪湾断層から枝分かれした、和田岬断層の存在を示しています。

東西方向の、六甲アイランドと、ポートアイランドのボーリングでは、これらの人工島の間で、およそ40メートルも、海成粘土層が、西側に上昇し、凸型に曲がる撓曲構造を示し、活断層の存在を示します。

大阪湾断層帯から、枝分かれした摩耶断層(まやだんそう)によって、変位しています。

摩耶断層、和田岬断層の平均変位は0.3m/千年とされる、北西が隆起する逆断層です。

大阪湾断層帯が動けば、2~3メートルの横ずれが起こると推定されます。

これは、阪神淡路大震災を超える、エネルギーの地震が、発生するということです。

特に神戸では震度7、大阪湾周辺では激震に見まわれます。

また、4~メートル級の津波が、数分で、大阪湾周辺を襲い、甚大な被害が生じます。

段傾斜石積み式の、神戸空港島の護岸は、埋立て土も十分な締め固めで、耐震性を強化しているとしていますが、断層による横ずれは、考慮されていません。

耐えられる保証はありません。

同じことは、震度7を越す激震が、六甲アイランドで発生し、著しく損傷する可能性があるのです。