南海トラフ地震 備えの重要度7 【防災用品を備える】

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南海トラフ地震に備えて、水や食糧など防災グッズ人数分そろえる

大地震の直後は、救援はすぐには届きません。日頃の備えが頼りになります。

大地震が発生して、暗闇の中で何も見えないときや、倒壊物で身動きがとれないときなど、防災グッズの備えが大きな助けになります。

水や食糧、生活必需品の備えも必須です。

甚大な被害が、広範囲にわたった東日本大震災では、被災地への救援物資の到着や、スーパーなど、小売店の物流回復に、時間がかかったケースもありました。

備えは最低3日分、できれば、5日以上の備蓄を心がけ、救援物資が届くまで、自活できるようにしておきましょう。

防災用品は3段階にわけて準備する

地震発生時から、時間の経過とともに、必要となる防災用品は、変化します。

防災用品は、

  1. 地震発生時……携帯用防災グッズ:いつも持ち歩く。自宅・会社用防災グッズは、とっさの緊急時に持ち出す。
  2. 地震発生後3日間……短期避難生活用品:自宅外での避難生活用に持ち出す。
  3. 地震後から長期間……長期避難生活用品:自宅や避難場所で自活する。

の3段階を想定して準備します。

定期点検日は、必ず設けておきましょう。

防災用品の見直しは、家族の年齢に合わせて、水や食糧の賞味期限、ラジオや懐中電灯の動作チェックを行いましょう。

地震そのときの命を守る携帯用防災グッズ

外出中の地震に備えて、できれば持ち歩きたいものです。

いつどこで地震に遭遇しても、命を守れるようにしましょう。

防災・手当用品

  • ミニライト
  • ホイッスル
  • 防煙フード
  • 応急手当用品

情報収集・家族との連絡ツール

  • 携帯電話の充電器
  • 10円玉や100円玉
  • 緊急用医療情報カード
  • 金融機関やカード会社の連絡先メモ
  • 家族の行動ルール表
  • 家族の写真
  • 筆記用具やメモ

水と食糧

  • おとな500ミリリットル2本、子ども500ミリリットル1本
  • 携帯食品・非常食

個人の必需品

  • メガネ・コンタクト用品
  • 常備薬など

トイレや衛生用品

  • 携帯用トイレ
  • マスク
  • ウェットティッシュ
  • ポケットティッシュ
  • ハンカチ
  • ビニール袋
  • 抗菌・消臭スプレー

子ども用の防災用品

子どもには、子どもの防災用品を用意し、その使用方法を教えておきます。

防寒用品

  • 防寒着や帽子
  • エマージェンシーブランケット
  • レインコート

情報収集

  • 携帯ラジオ
  • 予備電池

貴重品

  • 現金

自宅・会社用防災グッズはこれをそろえておく

  • ベッドライト
  • 防煙マスク
  • ゴーグル
  • ヘルメット
  • 厚手のスニーカーかブーツ
  • 革手袋
  • 防災マップ
  • 応急手当用品

自宅用緊急時防災グッズとして、一刻の猶予もないときに、必要最小限の物を持ち出します。

会社用帰宅時防災グッズとして、会社に備えておき、帰宅時に使用します。

自宅用は、玄関や避難ルートに、会社用は、デスクなどに備えておきます。

携帯用防災グッズの内容にプラスして、自宅や会社に必要最小限の、防災グッズは、必ず備えておきたいものです。

地震発生時に身を守るのはもちろん、火災などの危険が迫り、緊急時に避難が必要なときに、持ち出すと助けになります。

会社にとどまるときや、歩いて帰るときにも役立ちます。

リュックサックやショルダーバッグなどに、まとめておきましょう。

ベッドや廊下にライトと靴

揺れがおさまったあと、すぐに必要となるのは、靴とライトです。

夜の地震で停電が起こると、ライトがなければ、周囲の危険が見えません。

靴や厚手のスリッパがなければ、足元の散乱物でケガをします。

ベッドのそばや、廊下に、揺れで飛ばないよう、工夫して備えておきましょう。

トイレ問題は、待ったなし

災害時に断水すると、トイレの水は流せません。

阪神淡路大震災の発生直後、被災住宅では、新聞紙やビニール袋、庭に穴を掘って用を足しました。

避難所では、トレイが、排泄物とトイレットペーパー、新聞紙の山となるなど、トレイパニックが発生しました。

衛生的にトイレを使用するためには、備えは必須です。

携帯用トイレや、簡易トイレなどを準備しておきましょう。

大人用の紙おむつ

仮設トイレの段差や寒さ、においを嫌い、高齢者や女性がトイレを我慢し、体調を崩す例が多く見られます。

トイレ環境が悪い場合には、大人用の紙おむつを利用する手もあります。

感染症予防をしっかりと

排泄物の凝固剤や抗菌・消臭剤、除菌ウェットティッシュ、ゴム手袋などを用意して、感染症を防止しましょう。