南海トラフ地震に備えて、長期的な被災生活を支える
物流の回復や、ライフラインの復旧には時間がかかります。
救援物資は、すぐには手に入らないと考えておきましょう。
自宅や避難所などで、被災生活を送るための、長期避難生活用品は、少なくとも5日分、できれば、2週間分以上の生活用品や、食糧を用意します。
スーツケースなどに入れて、万が一、自宅が被害にあっても、取り出せるように、場所を分散して備えたいものです。
南海トラフ地震に備えて、長期避難生活用品はこれをそろえましょう
長期避難生活用品のキャンプ・防災用品
- テント
- 大型ビニールシート
- 寝袋
- マット
- ろうそく
長期避難生活用品のトイレ・衛生用品
- 非常用トイレ
- 石けん
- ドライシャンプー
長期避難生活用品の2週間分の食糧と水
- 飲料水2週間分(大人1人3リットル、子ども1人2リットル)
- 生活用水・調理用水
- ウォータータンク
- 2週間分の簡単に調理できる備蓄食
長期避難生活用品の調理用品
- 食器
- カセットコンロ
- カセットボンベ
- 固形燃料
- やかん
- なべ
電気の調理器具や暖房器具も用意しましょう。
過去の大地震では、電気は比較的早く復旧しました。
電気ポットや電磁調理器、電気の暖房器具などがあれば役に立ちます。
賞味期限の点検をラクに行いたい
防災用品の定期点検で、手間がかかるのは、食料品の賞味期限ですね。
下記の3種類の方法で、定期点検や入れ替えを簡単にし、あなたのご家庭にある食べ物を備えましょう。
賞味期限の点検をらくにする賞味期限を統一
最近は賞味期限の長い(5年など)非常食が、多く販売されています。
賞味期限を統一して、一度に購入すれば、期限が近くなったら、全部入れ替えることができますので、簡単になります。
味にこだわった非常食や、カロリーを抑えた非常食など、さまざまな食品を選べます。
賞味期限の点検をらくにするストックを回転
レトルト食品や缶詰、クラッカーなど、普段利用している、好みの食品ストックをつくり、随時買い足しして、古いストックから使用する方法もあります。
災害時には、食べ慣れた味が、心の安心にもつながります。
賞味期限の点検をらくにする定期点検日を設定
例えば、定期点検を、1年に1回と決めて、賞味期限が1年以上の食品を、まとめて購入します。
点検日が近づいたら、期限をチェックせずに、全部買い換えてしまいます。
賞味期限を半年とか2年以上など、あなたのペースに合わせて、設定しましょう。
備蓄品は栄養バランスを重視しましょう
災害時には、主食だけの食事になりがちです。
栄養バランスを重視し、主菜や副菜を意識して備蓄しましょう。
そのまま食べられる食品や、簡単に調理できる食品に加え、常温で長持ちする、野菜類や調味料を備えておくと、ライフライン復旧時の食事に役立ちます。
野菜や果物などが、手に入りにくい災害時には、ビタミン不足になり、免疫力が低下しがちになります。
ビタミンやミネラルなどの、サプリメントを用意しておくと安心です。
栄養バランスを重視の主食
- 米類(米、レトルトごはん、アルファ米、もちなど)
- その他の主食(パンの缶詰、うどんやパスタなどの乾麺、インスタント麺、シリアルなど)
栄養バランスを重視の主菜
- 魚介や肉、豆の缶詰
- レトルト食品(カレー、パスタソース、ハンバーグなど)
- 冷凍食品(調理済みの肉、魚料理)
栄養バランスを重視の副菜
- 野菜・きのこ(コーン、トマト、たけのこ、マッシュルームなど)
- 冷凍食品(調理済みの野菜料理)
- 乾燥食品(フリーズドライの野菜、乾燥わかめ、切り干し大根など)
- 野菜類(玉ねぎ、じゃがいも、さつまいも、にんじんなど)
- スープ類(野菜入りみそ汁、わかめスープ、コーンポタージュなど)
栄養バランスを重視の乳製品
- スキムミルク
- 乾燥チーズ
栄養バランスを重視の果物など
- 果物の缶詰(もも、みかん、パイナップル、みつ豆など)
- ドライフルーツ
- ナッツ
調味料・嗜好品
- 調味料(砂糖、塩、みそ、しょうゆ、酢、食用油、バターなど)
- 嗜好品(緑茶、コーヒー、紅茶、ココアなど)
お菓子
- チョコレート、あめ、クッキーなど