南海トラフ地震 備えの重要度10 【防災用品+アルファ】

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南海トラフ地震の備えとして、個人のニーズに合わせたプラスアルファを

大震災から数日経過すると、全員の人の命をつなぐための、食料や水などの救援物資が、優先的に届けられるようになります。

しかし、高齢者や乳児、また持病のある人などの必需品は、なかなか手に入りません。

過去の大震災では、粉ミルクや紙おむつ、老眼鏡などの不足が目立ちました。

いざというときのために、家族や自分に何が必要なのかを、今一度、確認しておきましょう。

災害時の備えとして、お母さんや乳幼児のためのプラスアルファ

紙おむつや粉ミルクとともに、母子健康手帳も忘れずに、準備しておきましょう。

赤ちゃんになくてはならないのは、母乳やミルクですが、南海トラフ地震などの大地震が発生すると、そのショックで一時的に母乳が出なくなることがあります。

ミルクをつくることができる備えを、必ず整えておきましょう。

妊娠中や産後のお母さんは、体の状態が不安定になりがちです。

現在受けている治療や飲んでいる薬、血液検査の結果など、母子健康手帳に記録し、避難するときは、母子健康手帳と診察券を携帯しましょう。

防災用品の重さは、5キログラム以内を目安にすると、持ち運びによいかもしれません。

ミルクは赤ちゃん用の水でつくる

災害時は、水道水やガスが使えないため、加熱殺菌済みの調乳用の水を備えましょう。

ミネラルウォーターは、必要以上のミネラル摂取によって、赤ちゃんの体の負担になります。

やむを得ないときには、ミネラル量の少ない軟水を沸騰して使用しましょう。

すぐに水が沸騰する、コンパクトクッカーはミルクづくりに便利です。

最近では乳幼児用液体ミルクが発売されています。

妊娠中から産後用の防災用品プラスアルファ

  • 母子健康手帳・診察券
  • お薬手帳
  • 生理用品
  • 下着
  • 清潔綿
  • 脱脂綿
  • T字帯
  • さらし
  • 母乳パッド
  • 授乳ケープ

乳幼児の防災用品プラスアルファ

  • 粉ミルク(調乳の場合)
  • 水(調乳用)
  • 液体ミルク
  • プラスチックのほ乳瓶
  • 離乳食
  • スプーン
  • お尻ふき
  • 紙おむつ
  • タオルやガーゼのハンカチ
  • 赤ちゃんの肌着や服
  • 抱っこひもやスリング
  • おしゃぶり、お気に入りのおもちゃ
  • 爪切り(赤ちゃん用)

災害時の備えとして、女性のためのプラスアルファ

女性ならではのアイテムは、多めに備えておくと安心です。

生理用品はもちろん、断水でお風呂に入れないときに、デリケートゾーンを、清潔に保つ備えも欠かせません。

ストレスや不安により、免疫力が低下すると、自浄作用が弱くなり、膣炎などにかかりやすくなります。

清潔綿を使用したり、ウォシュレット代わりに、携帯用ビデを使うなど、清潔に保ちましょう。

避難所生活になった場合は、下着を替えづらいため、おりものシートが役立ちます。

また、大判ストールがあると、着替えるときの目隠しにもなりますし、防寒にも役立ちます。

避難生活で身を守るためにも、防犯ブザーを携帯しておくと安心です。

女性のための防災用品プラスアルファ

  • 生理用品、1サイクル分
  • おりものシート
  • サニタリーショーツ
  • 清潔綿
  • 携帯用ビデ
  • 鎮痛剤
  • 大判ストール
  • クリーム・リップクリーム
  • 防犯ブザー

災害時の備えとして、高齢者のためのプラスアルファ

高齢者の身になって、ないと困るものを考えましょう。

紙おむつや入れ歯用洗浄剤、杖や補聴器など、その人個人に必要なものをチェックしましょう。

おかゆやゼリードリンクなども準備しておくと、食欲がないときに重宝します。

また、避難所生活になった場合、抵抗力の弱い高齢者は、感染症などにかかりやすいため、予防・早期発見のためにも、体温計やマスクを備えましょう。

高齢者のための防災用品プラスアルファ

  • 入れ歯用洗浄剤、口腔洗浄液
  • 紙おむつ、尿とりパッド
  • 補聴器、杖、老眼鏡などの予備
  • 飲んでいる薬や湿布薬、お薬手帳
  • 体温計、マスク
  • ゼリードリンクやおかゆ、アルファ米

災害時の備えとして、障がい者のためのプラスアルファ

医療機器や補装具を常時使用している場合は、予備を準備しておくなど、個々の障がいに応じて備えましょう。

また、災害時にも医療が受けられるように、かかりつけの病院、病名、飲んでいる薬や量などを、手帳などに記入して携帯しましょう。

障がい者のための防災用品プラスアルファ

  • 医療機器や補装具
  • 飲んでいる薬や、お薬手帳
  • 身体障害者手帳

避難先を見つけておこう(福祉避難所、親戚の家など)

妊婦や乳幼児、高齢者、障がい者は、一般の避難所での生活は、困難な場合があります。

かれらを対象に、設備の整えられた、福祉避難所が設置されている地域が増えています。

自治体へ福祉避難所について、問い合わせてみましょう。

また、高齢者や障がい者向けの施設、親戚の家など、避難所を見つけておくと安心です。