南海トラフ地震が発生したとき、乗り物に乗っていたら
南海トラフ地震が発生したとき、電車に乗っていたらどうする?
- つり革や手すりにつかまる
- 進行方向を向いて、姿勢を低くして身構える。
- 乗務員の指示に従い、勝手に電車の外に出ない
急停車で乗客は将棋倒しになり、網棚の荷物が宙を舞い、大変危険です。
つり革や手すりにつかまり、乗務員の指示に従いましょう
電車は、JR、私鉄ともに、地震を感知したら、自動的に徐行、または、急停車します。
揺れを感じたら、急停車に備えて、つり革や手すりにつかまって、姿勢を低くして身構えます。
このとき、進行方向に向いていると、踏ん張りがききます。
停車後は、むやみに路線に降りると、他の電車にひかれる危険があります。
または、感電する可能性もありますので、勝手な行動はひかえ、乗務員の指示に従いましょう。
南海トラフ地震が発生したとき、地下鉄にいたら
地下鉄構内は、地震を想定した構造になっています。
停電になったとき、非常灯が点灯します。
一部の地下鉄には、路線脇に通電ルートがあるため、勝手に路線に降りると、大変危険です。
トンネル内を歩いて、最寄り駅を目指すことも考えられますが、落ち着いて、乗務員の誘導に従いましょう。
南海トラフ地震が発生したとき、バスに乗っていたら
バスの場合、停車しても、後続車がぶつかってくる恐れもありますので、できれば、後部座席から離れましょう。
また、道路では、信号が故障し、車やバイクが、飛び出してくる恐れもあります。
乗務員の指示に従い、安全を確認してから、バスを降りましょう。
南海トラフ地震が発生したとき、車を運転していたら
- 急ハンドルや急ブレーキは避ける
- ゆるやかに減速して、左側に停車
- 車を離れるときは、エンジンキーを付けたまま、ドアロックはしない
道路が隆起して、その揺れでハンドルがとられます。
道路が盛り上がったり、陥没したりすることもあります。
車が上下左右に激しく揺さぶられます。
急ブレーキで玉突き事故を起こします。
急ブレーキを避け、ゆっくり路肩に停車します
ハザードランプをつけて、ポンピングブレーキで、徐々にスピードを落としながら、左側の路肩に一旦停車します。
揺れがおさまったら、周囲を確認して、緊急車両の通行を妨げないように、駐車場や空き地に、車を移動させます。
車を停車させたら、ラジオやスマホなどで、地震の規模や道路状況の情報を入手します。
車を離れるときは、エンジンキーはつけたまま、ドアロックをせずに、車検証と貴重品を持って出ましょう。
南海トラフ地震が発生したとき、高速道路ではどうする?
高速道路では、スピードが出ていますので、急ブレーキは、大変危険です。
ハザードランプをつけて、徐々に速度を落として、左側に停車します。
高速道路は、およそ1キロメートルごとに、非常口が設置されています。
周囲の安全を確認してから脱出します。