地震に強い家と弱い家 オイルダンパーを使う

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地震対策 オイルや取り付けについて

ウィンダンパーの開発については、これまで、多くの試行錯誤が繰り返されてきました。

バイリニア方式がない時代から、適正なサイズの検証や、実際に大工さんが扱いやすいかなど、現代の形まで進化してきました。

サイズの小さなものは、扱いやすいのですが、それでは、設置本数を増やす必要があります。

小さくなるほど、取り付ける梁や、柱の変形が、小さくなりますので、結果的には、微小な変形を拾いにくくさせてしまいます。

とはいえ、大きくなると、柱などの隙間に取り付けたときに、角度がついてしまい、思った通りの制震効果が、期待できなくなってしまいます。

太さも、強い力を受け止めるためには、それなりの太さを必要とします。

しかし、材と材の隙間を生かして、施工する大工さんが、的確に工事できるようにするには、太すぎてはいけません。

また、油圧ダンパーで、もっとも心配されるのは、オイル漏れや、オイルの劣化です。

これを防ぐには、レベルの高いオイルシールや、パッキンが必要です。

自動車のダンパーで、使われているオイルシールを、使うわけにはいきません。

自動車のオイルシールで、想定されている耐用年数は、10年程度です。

自動車は、普通はダンパーごとに交換しますが、構造体に組み込まれている住宅では、大変なことです。

しかも、オイルシールは、劣化を防ぐためにも、完全な密閉状態を保つ必要があります。

反面、可動部のゴムと金属が、癒着してしまっては、使い物になりません。

油圧ダンパーといえば、このようなデメリットがあるのですが、すべてが、最善の対応をしています。

ウィンダンパーのオイルシールの、安定使用可能年数は60年です。

業界最長の20年保証としています。

地震対策 耐震には制震があり、地震対策が完結している

制振装置は、建物の横からの力に対して、抵抗して、変形や振動を抑えるものです。

中には、耐震性の効果も検証し、実際に、壁倍率の認定を、受けている商品もあります。

ただ、油圧ダンパーは、建築基準法上では、構造用の建築資材として、指定されていませんので、認められていません。

ウィンダンパーも同じで、実験を行い計測すれば、耐震の効果を発揮しますが、強度としては、算定されません。

制震によって、建物の強さが増すものではないので、不要と思われる人が、多いのも現実です。

しかし、制震の目的は、耐震性を高めた建物の、応答速度を抑えるものであり、さらには、建物の変形を抑えて、耐震劣化を少なくするものです。

耐震等級3でも、あるいは耐震等級1でも、耐震を考えている家であれば、制震まで考慮しないと、完結しているとはいえません。

延べ坪40坪程度の、2階建て住宅の1階に、12カ所を目安に、バランスを考慮した、制震装置を設置します。

1階部分の制震効果で、2階床の振動は抑えられるので、2階への設置は必要としません。

こう考えますと、上階にとっては、まるで、下階が免震装置のようにも思えてきます。

地震 雷 火事 親父

昔から、怖いものといえば、この4つが並べられたものです。

今では、すっかり、この言葉も死語になってしまったかもしれません。

この中でも地震は、もっとも怖いものでしょう。

いつ来るかわからないことが、怖さを引き立てます。

カミナリは、遠雷が聞こえてから近づいてくれば、通り過ぎるまでの時間を、我慢していればしのげます。

そして、カミナリも、どこに落ちるかわからない怖さがあります。

さらに、カミナリからの火事も、恐れられていたでしょう。

なによりも、昔の人にとっては、地震は地の神、カミナリは天の神に直結しています。

神様の怒りは、昔の人にとっては、恐怖そのものでした。

火事は基本的には、ボヤから始まるものです。

近隣の火事があっても、それなりに避難や心の準備はできます。

ただし、糸魚川の大火のように、強風と一緒になると、恐ろしいものです。

このように、怖いものの代表である「地震 雷 火事 親父」の親父だけが、やや、浮いている感じがあります。

諸説の中には、親父ではなく、オオヤジという説もあります。

オオヤジとは、大嵐、つまり、台風のことだという説です。

確かにそうであれば、この言葉並びに納得がいきます。

日本には、台風の被害も後を絶ちません。

カミナリや台風は、気象現象ですから、現代の気象予報技術であれば、注意報が出されますので、わかります。

火事の強風も同じでしょう。

昔の人たちも、宇宙から見ていなくても、日常的に注意深く、空模様を観察し、雷雲や台風が近づくのもわかったはずです。

それに比べますと地震は、科学の進んだ現代でも、予報は難しく、多くの予報を出して、あとから、一部あたったというのは、まだ、予報ではありません。

そのうえ、多くの地震では、地面が揺れて確かに驚きはしますが、必ずしも、被害があるとは限りません。

本当に大きな被害を受けるのは、限られた地震です。

ですので、地震への対処については、日常的な生活の中に埋もれてしまい、そして、すっかり忘れた頃に、大地震が発生します。

こうして忘れてしまわないためにも、地震がいちばん恐れるべきものだと、伝えられてきたのでしょう。