ヤマノカミ,イレズミコンニャクアジ,リュウグウノツカイ,テングノオトシゴ←変な名前の魚

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こんな生き物知っていますか?

ヤマノカミ

カジカの仲間の淡水魚のヤマノカミは神様にたとえられています。ところで、川に生息しているのに、川の神ではなく、山の神なのはなぜでしょう。

山を守り、山を支配している山の神様は女の神様とされています。俗説では女の神様は器量がよくないことになっているのです。ですので、オコゼのような醜い姿の魚を見ると機嫌がよくなるといわれます。このヤマノカミという魚の姿形があまりよくないのです。そこで、器量がよくないとされる、山の神に見立てたのです。

メモ

カジカ科の淡水魚です。中国北部・朝鮮半島の河川、日本では筑後川などの有明海奥部に注ぐ河川に分布しています。上・中流域の小石底に生息していて、冬に河口付近に下り、タイラギなどの貝類の殻の中に産卵します。大きさは15センチ程度。頭と体の前部が縦扁(じゅうへん-魚類などの体が背腹方向に押しつぶされたように平たい形をしていること)し、いかつい顔をしています。

イレズミコンニャクアジ

イレズミコンニャクアジなどという名を聞いたことがあるでしょうか。まず初めて耳にする名だと思います。イレズミの名は、若魚の体の色によります。成魚では、体色は全体が一様に黒褐色ですが、若魚は黄褐色の地色に紫色の斑点が多数あります。それが刺青に見えるのです。この魚には鱗(うろこ)がなく、軟骨部が多くて体がグニャグニャしています。これでコンニャクという名が付きます。グニャグニャしてぼれきれのようなので、イレズミコンニャクアジは英語ではragfish(ぼろきれ魚)と呼ばれています。

メモ

イレズミコンニャクアジ科の海水魚です。北太平洋、本州中部以北に分布します。若魚は沿岸の表層近くで暮らしていますが、成魚は沖合の水深1000メートル付近に生息しています。大きさは約2メートル。若魚と成魚では体形や斑紋が異なり、若魚には腹ビレがありますが、成魚にはありません。上部の絵は若魚です。

リュウグウノツカイ

全長が1.5メートルくらいあるタチウオは、日本刀のような形をした細長い魚です。そのタチウオと似た姿で、その数倍の長さがあるリュウグウノツカイという魚がいます。硬骨魚類(脊椎動物の一綱。骨格が主として硬骨から成る魚類)の中で、最長の魚になります。銀色の体をしていて、リボン状の細長い体には、頭部から尾の先まで赤い背ビレが続いており、前方の背ビレの数本が太くて長くて、とても印象的です。その神秘的な姿からリュウグウノツカイ(竜宮の使い)といわれています。

メモ

リュウグウノツカイ科の海水魚です。インド洋、東部北太平洋、青森県以南に分布しています。中・深層に生息していて、潮の流れや風、波などの影響により、ときおり海岸に打ち上げられることがあります。大きさは5メートルから8メートルですが、中には10メートル級のものもいます。

テングノオトシゴ

鼻が高く、深山に(みやま-奥深い山)に住み、空を自由に飛び回る天狗は想像上の妖怪です。その落とし子が海の中にいます。落とし子といえばタツノオトシゴがよく知られていますが、海の中にはテングノオトシゴ(天狗の落とし子)もいます。この魚はウミテング科の魚で、日本には3種類(他はウミテング、ヤリテング)が分布しており、いずれも吻部(動物の口またはその周辺から突出した管状構造、または突出しうる伸縮可能の構造)が突き出ていて天狗の高い鼻を連想させることから、テングという名がつけられました。

メモ

ウミテング科の海水魚です。インド洋、西太平洋、相模湾以南に分布します。沿岸の浅い場所の砂泥底に生息します。胸ビレを大きく広げ、腹ビレを足のように動かし、海底を這うように移動します。大きさは8センチ程度。吻の長さがオスとメスでは違い、オスの方が長いです。