ヒトミシリハゼ,コンペイトウ,ロウニンアジ,ウミスズメ←変な名前の魚

スポンサーリンク

こんな生き物知っていますか?

ヒトミシリハゼ

ハラマキハゼ、ホシゾラハゼ、ヒゲモジャハゼ、ウスゲショウハゼ、ズングリハゼなど、種類がたいへん多いハゼの中には、面白い名前、印象深いものが少なくありません。ヒトミシリハゼという名のハゼがいます。通常このハゼは、枝状サンゴの周囲で頭部を下にした、逆立ち状態で静止して浮かんでおり、何かに驚くとサンゴの枝にサッと隠れます。ヒトミシリという名はその行動から付けられました。ちなみに英語ではupsidedown goby(逆さまハゼ)といいます。

メモ

ハゼ科の海水魚です。ガラスハゼ属日本産9種のうちの1種です。インド洋、西太平洋、八重山諸島に分布します。内海の中程からの奥湾、、サンゴ礁域の礁池(しょういけ-サンゴ礁に囲まれた浅いおだやかな海)や礁湖(しょうこ-サンゴ礁における地形のひとつ)に生息します。水深2メートルから15メートル。大きさは約2.5センチ。ミドリイシ科の枝状サンゴの枝間に潜んでいます。

コンペイトウ

16世紀にポルトガル人が長崎に伝えた砂糖菓子、金平糖は球状の表面に角がと呼ばれるイボ状の突起があり、かわいらしい形状をしています。表面の突起が特徴の金平糖は、幕府に献上されるさい、突起の数に決まりがあったそうです。幕府に献上する大切なお菓子ということで、イボの数は天地六合(てんちりくごう-上下と東西南北の6つの方向のこと)にかなった数の36でなければいけなかったそうです。

この魚の表面にはイボ状のものがたさんあり、金平糖に似ていることから、ずばり、コンペイトウと名付けられました。丸みのある体にある多くの突起を持ったその姿は、まさに海の金平糖の名にふさわしいものです。砂糖菓子の金平糖はもちろん食べられますが、このコンペイトウは食用にはされていません。

メモ

ダンゴウオ科の海水魚です。アラスカ湾、ベーリング海、オホーツク海、日本海、北海道に分布します。体は楕円形で腹部に腹ビレが変化してできた腹吸盤をもっています。背ビレは2基、第一背ビレは低くて皮膚の中に埋没しています。大きさは10センチ程度。水深150メートル以浅(いせん)の岩場に生息します。

ロウニンアジ

主家を去って使えるべき主人を持たない武士のことを浪人といいます。アジの仲間の中で浪人呼ばわりされる魚がいます。ロウニンアジの幼若魚は群れを形成しますが、成魚は単独でいることが多く、自由に回遊します。昔の浪人も使えるべき主人を持たないので、自分ひとりで自由に行動できます。そのような共通点から、この魚は浪人になぞらえて、ロウニンアジという名をつけられたのではないかという説があります。

メモ

アジ科の海水魚です。太平洋の熱帯・亜熱帯域、インド洋、南日本に分布します。成魚は岩礁域やサンゴ礁で単独生活をします。大きさは1メートル以上で大きいものは1.6メートルを越し、重さが60キログラムにもおよびます。大型で引きが強いことから、海のルアー釣りで釣り人には人気が高いです。

ウミスズメ

昔、雀が海に入ってウミスズメになった、のではなく、この魚はフグの仲間です。古くはスズミヲと呼ばれていました。名の由来については日本書紀に、雀が海に入ってその魚になったので、雀魚(スズミヲ)と名付けたとあります。ウミスズメを見て、誰も彼もが直ちに雀を連想するほど似ているわけではありません。小さな尖った口や丸い目が雀に似ているといわれれば、そんな感じもしないわけではありません。似ているといっても、そんな程度です。しかし、このウミスズメは古くから海の雀として存在し、今日に至っているのであります。

メモ

ハコフグ科の海水魚です。紅海、インド洋、西太平洋、茨城県以南に分布します。沿岸の岩礁域やその周辺に生息します。大きさは30センチ程度、全身が骨質のかたい甲板におおわれて、頭部と尻ヒレに1対のトゲがあります。ハコフグの仲間は肉には毒はありませんが、体表の粘膜に毒が含まれています。