クレジットカードの特約では割高
選択肢があるのであれば、割安な火災保険がベストです
個人賠償責任保険は、日常生活の中での、さまざまな事故に対して役立ちます。たとえば、自転車で歩行者に追突してケガをさせてしまったり、子どもが他人のものを壊してしまったりしたときに、損害賠償や弁護士費用を出してもらえる保険です。
ひとりが加入すれば、配偶者や子どもも補償対象なりますので、一家に1契約は絶対に欲しいところでです。
加入方法は、自動車保険や火災保険に特約として付けるか、クレジットカードの会員専用保険に加入する、ということになります。
ただし、クレジットカードの場合は割高になります。一方、火災保険には長期契約での割引などがあるので、可能であれば火災保険に特約として付けるのがいいでしょう。
なお、補償額は最低でも1億円で、保険会社が示談を代行してくれる示談交渉サービスも付けたほうがいいでしょう。
日常で起こりうるいろいろな事故をカバーしてくれる
1億円の高額請求が出たケースもあります。
普通に生活していても、いろいろなアクシデントに見舞われることがあります。そのような事故で役立つのが個人賠償責任保険です。
自転車事故で1億円近い賠償命令が出たことから注目を集めました。自転車保険と勘違いされることもありますが、本来は別物です。個人賠償責任保険は自転車以外の事故での用途も多いです。
超高額の1億円なんて請求されたら、大変なことになります。
どんなときに使える保険でしょう?
使える? 使えない? | |
酔ってケンカをして相手にケガをさせた | 使えません |
友達に借りたカメラを壊してしまった | 使えません |
アルバイト中に自転車で歩行者にケガをさせてしまった | 使えません |
自転車で歩行者にケガをさせた | 使えます |
飼い犬が他人にかみついた | 使えます |
デパートで展示品を壊してしまった | 使えます |
割安かつ手厚い火災保険にセットするのが正解
改定にともない補償が見直されました。
朝日火災の火災保険が2017年に突然改定を実施しました。価格が安くなったことに業界では驚きましたが、個人賠償責任保険は補償内容も見直されまして、支払限度額無制限、海外での事故にも対応するなど、最高レベルの補償となりました。もちろん示談サービス付です。
被保険者と補償の範囲は拡大傾向にあります。
以前、認知症の親の交通事故が社会問題になりました。これを受け、記名被保険者が無責任能力者の場合、監督義務者が別居中でも補償対象とする商品が発売されました。
加入する方法はこの3つ
優先度低 クレジットカード
傷害保険とのセットなどになっていて割高なものが多いです。自動車保険や火災保険のどちらも加入できない場合以外は、極力避けたいです。
優先度中 自動車保険
火災保険に加入できない環境で、自動車を所持しているのであれば要検討です。ただ、割安なダイレクト型では、付けられないこともあります。
優先度高 火災保険
もっとも割安で、補償内容が充実しているものが多いです。ほとんどが示談交渉サービス付ですが、中には、ないものもありますので注意しましょう。