今、保険の見直しの絶好のチャンス! 家族が一生、お金に困らない保険
昨今、あちこちの保険業界で革命が起こっています。4月、マイナス金利の影響で標準利率が大幅に引き下げられ、各社がこぞって貯蓄型保険を値上げしました。このピンチのときこそ消費者にはチャンスが訪れます。
保険料以外のところで各社が勝負すべく、いろいろな工夫をこらして時代の変化に対応した新商品を投入しているからです。
最新の医療事情に寄り添ったがん保険、医療保険、死亡保険ではなく、生きるリスクに備える保険です。
保険は昔入ったから問題ない、と思う人は要注意です。今こそ変化に対応し見直しのチャンスなのです。
以下は役に立たない昔の保険です
- 保険料が徐々に上がる「定期付き終身保険」
- 入院7日目から給付金が出る「医療保険」
- 1回しか給付金が出ない「がん保険」
昔入った保険のなかでよい保険は、予定利率の高いときに入った養老保険や終身保険くらいです。がん保険や医療保険、定期保険は機能が古くなっていて、入り続けることで損をしている可能性も十分にあります。
値下げする保険と値上げする保険
生命保険の保険料を算出する基準となる標準生命表の改定が予定されています。生命保険は値下げの可能性があります。自動車保険も2018年に値下げがありそうです。その影響で値上げする可能性のある保険は第3分野といわれる医療・がん保険です。
- 2017年4月に標準利率引き下げ、貯蓄性のある保険は軒並み値上げ・売り止め。
- 2018年4月に11年ぶりの標準生命表の改定。生命保険の値下げ基調。医療・がん保険の値上げ基調。
- 2018年に損害保険料算出機構の「参考純率」の引き下げ。自動車保険の値下げ基調。
語句
予定利率……生命保険の契約者に対して約束する運用利回りのこと。
標準生命表……保険業法により標準を定められている保険会社の積立金「標準責任準備金」の計算に用いる表。死亡率、平均余命(将来の生存期間の平均値)などを男女別、年齢別にまとめたもので、公益社団法人日本アクチュアリー会が生命保険被保険者の死亡統計をもとに作成する。「生保標準生命表(死亡保険用)」「生保標準生命表(年金開始後用)」「第三分野標準生命表(双方に使用できるもの)」の三つからなる。かつては「生保標準生命表」と呼ばれていた(なお、厚生労働省が毎年公表している国民を対象とした生命表は「簡易生命表」という)。生命保険各社は標準生命表を保険料を決める際の基準として用いている。2017年3月、18年4月をもって11年ぶりに改定される見通しとなった。