収入保障保険と定期保険は保険料の安さが重要
収入保障保険をベースにして、第2子が誕生したら、定期保険で上乗せするとよいでしょう。
保険料の安い、この2階建てで、手厚く保障します。
収入保障保険は、満期に向けてもらえる保険料が、減っていきますので、保険料が安いです。
余裕があれば、収入保障保険に重ねて、一定の保険料がもらえる、定期保険に加入すると安心です。
血圧が良好で非喫煙者であれば、健康体割引を活用
たいていは、血圧が90~140mmHg、非喫煙が1年~2年以上が条件で、月額保険料が安くなります。
損保ジャパン日本興亜ひまわり生命の「リンククロス じぶんと家族のお守り」で、35才男性、基準年金月額:20万円、保険期間・保険料払込期間:60才まで、最低保証期間:2年、平準払込方式、保険料払込方法:口座振替月額の場合。↓
1年以上たばこを吸っていない | |||
〇 | × | ||
健康体基準 | |||
〇 | × | 〇 | × |
非喫煙者健康体保険料率 | 非喫煙者標準体保険料率 | 喫煙者健康体保険料率 | 喫煙者標準体保険料率 |
3,640円 | 4,880円 | 5,240円 | 5,440円 |
約33%割引 | 約10%割引 | 約3%割引 |
三大疾病で保険料が免除
三大疾病(がん、急性心筋梗塞、脳卒中)で、長期療養が必要になったとしても、収入保障保険の場合は、保険料の支払が、そのまま続きます。
ですので、三大疾病にかかった場合、一定の条件を満たすことで、保険料が免除になる商品を検討しましょう。
収入保障保険は定年まで、定期保険は子どもの独立まで
定期保険は、定期的に見直さないと、保険金がずっと同額で、しかも保険料が、高いままになることもあります。
一般的に子どもが成長すると、教育費の負担がなくなり、必要保障額は減っていきます。
そこで、保険料の安い収入保障保険には、定年まで加入して、定期保険は、子どもが独立するまでの、短期間の加入がオススメです。
収入保障保険と定期保険を人生の段階に合わせ、上手に組み合わせたい
一家の大黒柱に万一のことがあった場合、残された家族が困ることがないよう、生活を守ってやるのが、死亡保険の基本的な考えです。
そのため、夫婦共働きで、生活を支えているのであれば、子どもが生まれた場合、夫婦で死亡保険を備えたいです。
死亡に備えるには、収入保障保険と定期保険を、検討するとよいでしょう。
第一子誕生時には、割安の保険料の、収入保障保険で、保障のベースとし、その後、第二、第三と家族が増えれば、その分、必要な生活費が増えますので、その補てんとして、定期保険の加入をお勧めします。
定期保険で、補てんする部分については、第二子誕生時に、
- 自分が60才になるまでの数年分、1000万円の定期保険に加入。
- 10年ごとに保障を見直す前提で、1000万円の定期保険に加入。10年後、そのままの保障にするか、800万円、500万円など、金額を下げていくか考える。
- 第二子誕生時に、1000万円を20年間保障、第三子誕生時に、500万円を20年間保障など、その都度加入する。
このようなかたちで、あなたの希望に添った保険期間が選択できる、定期保険で融通をつけるのが合理的でしょう。
収入保障保険は、残された家族のために、絶対に加入しておきたいです。
万が一の時に受け取れる保険金は、給与のように、毎月受け取るか、一括で受け取ることもできます。
受取額は、一括では少なくなりますが、課税では一括のほうが有利で、実質の金額の差はあまりないです。
一括で受け取る際に、課税される相続税は、基礎控除が大きいです。3000万円+600万円×法定相続人数。
さらに、保険の非課税枠(500万円×法定相続人数)も使えます。
一方、毎月受け取る場合、相続税とその都度の保険金受取時の、2段階で課税され、受取人の社会保険や所得税、住民税にも影響します。
しっかり運用するのであれば、一括受取のほうが、有利な可能性があります。
収入保障保険はライフステージに合った保障を、手頃な保険料で得られる保険
収入保障保険は、契約者が死亡したときに、一括ではなく、月に10万円や15万円などの、給料のようなかたちで、保険料を受け取れるタイプの死亡保険です。
子どもがいる家庭では、大黒柱が亡くなったとき、教育費などの支払などの、金銭的負担が重くのしかかってきます。
万が一の時に、残された家族の生活費を保障することが、収入保障保険の大きな役割です。
最大の特徴は、割安な保険料で、大きな保障を確保できることです。
保険金の受取額は、満期が近づくにつれて下がりますが、子育て世代は、子どもが自立するまでに、必要となる保障を得られるため、ライフステージに沿った、効率的な仕組みといえるでしょう。
収入保障保険の商品選びでは、まずは、保険料の安さを見ていくのが基本です。
そのうえで、健康体割引や就業不能にも備えられる特約があるものなど、各商品の持つ個性を、比較検討して、選択していくとよいでしょう。
注目する5つの保険はこれ! 健康体割引などで、各社が独自性を発揮
【1】損保ジャパン日本興亜ひまわり生命の「じぶんと家族のお守り」
2018年4月の保険料改定で、保険料が下がり、健康体割引や非喫煙割引などの、割引サービスを利用して、安い保険料で、保障が確保できるようになりました。
「健康☆チャレンジ!制度」に注目しましょう。
契約時に喫煙者だった人が、その後、禁煙に成功した場合、非喫煙割引が適用され、割引が受けられます。さらに、払済保険料の一部を、取り戻せます。
月払保険料は、男性30才4035円(2745円)、男性40才4620円(3180円)、男性50才4635(3405円)、女性30才2970円(2385円)、女性40才3300円(2655円)、女性50才3120円(2580円)。
※保険料条件として、()内は非喫煙者健康体の場合、保険期間60才満了、全期払い、月額15万円、最低支払保証期間は5年とします。
健康体割引は、血圧最低90mmHg未満、最高140mmHG未満。BMI値は18以上27未満。非喫煙1年以上。
死亡時以外でも保障は厚く、特定の状態になると受けられる保障 ↓
加入者状態 | 保障 |
七大疾病で所定の事由に該当 | 以後、保険料の払込免除 |
障害等級1級または2級かつ障害基礎年金の受給権が発生 | 就労不能年金を受け取れる |
メンタル疾患や七大疾病により所定の事由に該当 | 生活サポート年金を受け取れる |
【2】三井住友海上あいおい生命の「&LIFE新総合収入保障(Ⅲ型)」
必要な保険に応じて、Ⅰ~Ⅲの3つから選択できますが、最も保障範囲の広いⅢ型を選択すれば、働けなくなったときの就労不能、特定障害、要介護状態と、たいへん幅広い保障を確保できます。
健康体割引の種類も豊富で、なかでも、ゴールド免許所有の、優良ドライバーへの保険料割引はユニークです。
月払保険料は、男性30才6630円(5235円)、男性40才7650円(5940円)、女性30才4860円(3960円)、女性40才5265円(4395円)
※保険料条件として、()内はSD非喫煙者優良体の場合、保険期間60才満了、全期払い、月額15万円、新保険料払込免除特約、最低支払保証期間は5年とします。
【3】FWD富士生命の「FWD収入保障」
2018年8月に発売され、保険料の安さから、業界でも話題となりました。
とくに、非喫煙者優良体の保険料は、最安クラスです。
また、同一事故で夫婦が死亡したとき、保障が上乗せされるという、独自の保障もあります。
生活支援特則を付ければ、所定の障害・要介護状態にも備えられる点も、大きな特徴です。
月払保険料は、男性30才4684円(2420円)、男性40才5554円(2481円)、男性50才5799(2670円)、女性30才3814円(1966円)、女性40才4539円(なし)、女性50才4581円(2073円)。
※保険料条件として、()内は非喫煙者優良体の場合、保険期間60才満了、全期払い、月額15万円、最低支払保証期間は5年とします。
【4】ネオファースト生命の「ネオdeしゅうほ」
非喫煙者健康体の場合、保険料は最安クラスです。
一括受取のときの保障金額が、他社に比べて、圧倒的に多く、学費負担の重い、子育て世帯にマッチしています。
さらに、障害状態や三大疾病による、収入源への備えもオーケーです。
月払保険料は、男性30才4877円(2862円)、男性40才5139円(2845円)、男性50才7140(4380円)、女性30才3900円(2090円)、女性40才3878円(2386円)、女性50才5713円(4106円)。
※保険料条件として、()内は非喫煙者健康体の場合、保険期間60才満了、全期払い、月額15万円、最低支払保証期間は5年とします。
【5】オリックス生命の「Keep」
非喫煙者割引や健康優良体割引を、採用していない保険の中では、保険料は最安クラスです。
だれでも同じ保険料で加入でき、喫煙者の強い味方です。
月払保険料は、男性30才3855円、男性40才4320円、男性50才4500、女性30才2835円、女性40才3075円、女性50才2970円。
※保険料条件として、保険期間60才満了、全期払い、月額15万円、最低支払保証期間は5年とします。
健康体割引はありません。