終身保険は低解約返戻金型が主流。保険か貯蓄でニーズを使い分けよう

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終身保険

終身保険は5タイプあり。円建て終身保険をニーズで使い分ける。

生涯の死亡保険や高度障害保障を確保できる保険が終身保険です。貯蓄型の保険でもあるので、解約したときに解約返戻金(へんれいきん)をもらうことができます。

終身保険の契約で目的が二つあります。

一つは保険のニーズ

相続対策として生命保険の非課税を活用したり、葬儀費用の終身保障の確保、保険で相続税を準備するなどがあります。

二つ目は貯蓄のニーズです。

老後の資金や教育資金などは、満期の解約返戻金を活用します。商品によっては、払い込みの満了後に、介護年金や年金などに変更できるものもあります。

ここでは円建てに限定していますが、いくつかのタイプの終身保険があります。

一つ目は普通終身

今は保険料の予定利率(割引率)がたいへん低く、解約返戻金の抑制もないので、普通終身の保険料は高くなります。

二つ目は低解約返戻金型終身であり、これが主流となっています。

保険料払込期間中の解約返戻金を低く抑えた分、保険料は安めになります。払い込み満了後には、通常の解約返戻金に戻ります。ただし、払込満了前の解約は損になります。

インフレ対応型の商品として、運用次第で補償額や解約返戻金が変動する変額終身、金利が上昇したときにメリットがある積立利率変動型終身があります。

変額終身は最低保障が保険金額にあり、円建てでもっとも割安なので、保障ニーズでも利用されます。

もう一つランキングに入れてあるのが特定疾病終身です。

死亡時か三大疾病で所定の状態になったときに一時金が支払われます。三大疾病の一時金は治療費などに充てられます。

最近では外貨建ての終身保険も、ひとつの投資法として注目されています。ニーズに合わせてうまく活用しましょう。

終身保険ランキング

No1 終身保険ライズ(オリックス生命)

低解約払戻金型終身

30才男性 1万8380円
40才男性 2万9980円
50才男性 6万5850円

保険料振込期間中の解約は払戻金が7割に抑えられているぶん、割安な保険料の死亡保障を契約できます。

保険料の払込終了後は、払戻金の抑制がなくなり、解約しても、払戻金を老後の資金などに充てることもできます。

払込満了後の払戻率は、円建ての終身保険の中では高水準。

特定疾病保険料払込免除特則を付加すれば、所定の状態の三大疾病になったとき、その後の保険料が免除されます。

払込期間も終身払、□才払済、□年払済などの選択肢が多く、ライフプランに合わせて設計しやすいのも特徴です。

No2 一生のお守り(損保ジャパン日本興亜ひまわり生命)

低解約払戻金型終身

30才男性 1万8980円
40才男性 3万850円
50才男性 6万6170円

保険料払込期間中の解約は、返戻金が無配当終身保険と比べて、7割に抑えられているぶん、保険料が割安になっています。

特定疾病診断保険料免除特約を付加すれば、三大疾病の所定の状態になったときに、その後の保険料が免除となります。

また、介護前払特約(保険料不要)を付加すれば、65才以上かつ払込満了後に、所定の要介護状態になったときに、死亡保険金の前払請求ができます。

払込満了後、老後の生活資金に困ったとき、解約して返戻金を引き出すこともできます。

また、年金移行にして、年金として受け取ることもできます。

No3 バリアブルライフ変額保険終身型(ソニー生命)

変額終身保険

30才男性 2万1510円
40才男性 3万6710円
50才男性 8万3550円

特定勘定の運用実績次第で、死亡保険金や解約返戻金が増減する変額型の終身保険。

保障重視と積立重視のタイプがあります。

特定勘定は国内外の債権型、株式型など8本。

運用によるプラスアルファも狙える商品。

死亡保障には最低保証があり、運用実績が悪くてもそれを下回ることはないという低リスク。

保険料払込免除特約を付ければ、所定の要介護状態や三大疾病等になったときに、保険料が払込免除となります。

死亡保険金の一部は簡単な手続きで即日払いも可能です。

No4 E-終身(AIG富士生命)

低解約返戻金型終身

30才男性 2万200円
40才男性 3万2620円
50才男性 6万9770円

保険料が割安です。

10年以上で払込期間を自由に設定できます。

保険料払込免除特約を付加すれば、三大疾病等で所定の状態になると、その後の保険料が免除になります。

払込満了後に、介護保障や年金に移行できます。老後資金に解約返戻金を充てることも可能です。

No5 こだわり終身v2(マニュライフ生命)

低解約返戻金型終身

30才男性 1万7840円
40才男性 2万9790円
50才男性 6万6870円

保険料払込期間中の解約返戻金を抑えてあるため、保険料が割安。

非喫煙者はさらに安価。

多くの場合、満了後は、払込保険料総額より、解約返戻金のほうが多くなります。

特定疾病保険料払込免除特則を付加すると、三大疾病で所定の状態になったときは、保険料が免除されます。

No6 つづけトク終身(メットライフ生命)

低解約返戻金型×積立利率変動型

30才男性 1万8580円
40才男性 3万110円
50才男性 6万4450円

死亡時や、高度障害時の保証が一生涯続くほか、満了時の解約返戻金は、老後の資金に。

最低保証は、年1.5パーセントの積立利率で、10年ごとに見直しがあります。

払込満了前の4年間で、返戻率がアップするのが大きな特徴。

60、70、90才払済の3コースがあります。

No7 ネオdeとりお(ネオファースト生命)

低解約返戻金型×特定疾病終身

30才男性 1万5910円
40才男性 2万1720円
50才男性 3万1240円

死亡時または三大疾病で、所定の状態になったときに一時金が支払われます。

保険料が支払われると、契約は解消されます。

低解約返戻金型で割安に備えられます。

非喫煙者割引もあります。

No8 特定疾病保障保険ウィズ(オリックス生命)

低解約返戻金型終身

30才男性 2万2480円
40才男性 3万6780円
50才男性 7万8100円

死亡、以下1回のみに限り、高度障害時、がん、脳卒中、急性心筋梗塞で所定の状態になったときに保険料が支払われます。

保険料払込は、終身払と短期払があり、短期払いであれば、払込満了後の解約返戻金を、資産形成に活用できます。

No9 未来の自分が決める保険WAYS(アフラック)

低解約返戻金型終身

30才男性 1万7800円
40才男性 2万9180円
50才男性 6万9220円

低解約返戻金型で、終身保険を割安にしてカバーできます。

大きな特徴として、払込満了後のコースを選ぶことができること。

死亡保険のままか、年金、介護保険、医療保険の4つのコースがあります。

介護保険と医療保険は、払込満了の2年前に選択する必要があります。

No10 &LIFE積立利率変動型終身保険-低解約返戻金型(三井住友海上あいおい生命)

低解約返戻金型×積立利率変動型

30才男性 2万730円
40才男性 3万3170円
50才男性 6万9720円

積立利率の最低保証は、1.25パーセントですが、毎月見直され、インフレに対応することができます。

払込満了後は、所定の条件を満たす場合、返金や介護年金に移行することもできます。

健康で非喫煙、優良ドライバーであれば、健康優良割引があるのも特徴。