決まった時期に備えるのであれば、貯蓄性保険を検討したい
個人年金は老後に計画的にお金を受け取れます
老後の資金を備えるのに、保険を利用する方法もあります。長期的に保険は運用されますので、現在のような超低金利の時代でも、ある一定のの資金を準備するのに向いています。
老後資金を準備するのに、まずは利用したいのは個人年金保険です。毎月一定の保険料を積み立てますと、その後、10年間など毎年同額の年金を受け取れる仕組みです。
せっかく貯金しても、ついつい引き出して使ってしまう人でも、何年後にいくらになるのかあらかじめわかっていますので、計画的に貯められるといったメリットがあります。
利用方法としましては、たとえば60才に定年退職したあと、公的年金を受け取れる65才までの5年間の生活費を埋めるために、その間、年金を受け取れるように設定するのもひとつの手です。
個人年金保険は一括で受け取ることもできますので、家のリフォーム費用や子どもの結婚式の補助など、ライフイベントに合わせて柔軟に使うこともできます。
個人年金保険は、一般の死亡保険や医療保険とは別に生命保険料控除の枠が設定されていますので、住民税や所得税が節税になるメリットもあります。
いつ必要になるかわからない老後資金には終身保険で
老後にいるどんなお金が必要になるか、事前には分からないのも悩みの種です。介護になるかもしれませんし、入退院を繰り返して療養費が必要になる場合もあるかもしれません。
いつかかわるか分からないお金の準備として、終身保険を利用することもできます。超低金利の昨今、保険料払込期間後に解約すると、解約返戻率が高くなる「低解約返戻金型終身保険」を利用したほうが、老後であれば受取額が高くなります。
払込期間中に万一契約者が死亡した場合でも、家族の生活資金として活用できますので、一石二鳥ともいえます。