生命保険信託が人気
保険金を信託銀行が管理して受取人へ交付
生命保険を契約する人が、保険金の管理を信託銀行などに委託し、契約者が指定した受取人に、契約どおりに保険金が交付される仕組みを、生命保険信託といいます。
たとえば、保険金を受取らせたい子どもに、一括で現金を相続させるのが心配だと思う人もいます。また、保険金の受取人が認知症患者の場合もあります。
このような場合、生命保険信託は、保険金の受取人への支払時期や支払い方法を細かく設定できますので、確実に安全に保険金が管理されます。
生命保険信託は、普通の保険の契約と違い、家族や親族以外の個人や法人を受取人として指定することができます。
昨今、生命保険信託の代理店となる保険会社が増えています。2017年2月に、ソニー生命保険が三井住友信託銀行と提携し、取り扱いを始めました。
保障をピンポイントでカバーするワンコイン保険が人気
商品名 | 保険料 | 保障内容 | 保険期間 | 契約年齢 |
Link x coins(損保ジャパン日本興亜ひまわり生命保険) | 500円/月 | 先進医療給付金(通算2000万円まで)、先進医療一時金(1回につき5万円), 臓器移植医療給付金(1回1000万円) | 1年 | 20~69才 |
患者申出療養サポート(アクサ生命) | 400円/月 | 患者申出医療給付金(限度額1回1000万円、通算2000万円まで) | 5年 | 0~80才 |
公的医療費の対象外を補う保険です。契約している、または、契約する保険に上乗せして加入します
2016年9月に、ワンコイン保険が2商品発売されました。共に最新医療(公的医療保険では対応していない案件)にかかるお金をカバーできる保険です。
損保ジャパン日本興亜ひまわり生命保険の「Link x coins」は、臓器移植と先進医療特に特化した、ウェブサイト契約専門の商品です。万が一のときに経済的な負担を軽減します。
保険料は誰でも(年齢、性別にかかわらず)月500円。通算2000万円まで、先進医療給付金として支給され、1回の治療につき、5万円が一時金として支払われます。さらに、所定の移植手術を受けた際には、1000万円が保障されます。
アクサ生命の「患者申出療養サポート」は、患者申出医療制度に特化した商品です。これは業界初の試みであり、注目を集めています。
この商品は単品ではなく、特約です。月額400円と、ワンコインでおつりがきます。
患者申出療養について
我が国においては、国民皆保険の理念の下、必要かつ適切な医療は基本的に保険収載しています。患者申出療養は、困難な病気と闘う患者の思いに応えるため、先進的な医療について、患者の申出を起点とし、安全性・有効性等を確認しつつ、身近な医療機関で迅速に受けられるようにするものです。
※出典:厚生労働省