深刻な水不足の対策は?
日本の上場企業は約3,500社強あります。
投資する場合、この多くの会社の中から選択しなければなりません。就職だってそうです。悩むところです。
ここでは投資先について検討してみたいと思います。さまざまな視点から企業を見てみましょう。
たとえば、
10年後には地球上の人口が80億人を超すといわれています。
となると、食糧難や資源の問題が加速し、水不足になり、水市場が倍にふくれるといわれています。
将来、おこりうる水不足を解消できる企業が日本にあります。
株式会社荏原製作所
宇宙から見ると地球が青いのは、1/3が水だからです。
しかし、ほとんどが海です。人間は塩辛い海の水は飲めません。
そうです、利用できる水はわずかしかないのです。
だったら、水はつくるしかない。
海水を真水に変える技術はあります。
中東などでは水不足が深刻です。原油で儲けたお金で、淡水化プラントをつくっています。
それには海水を大量にくみ上げなくてはなりません。
性能の良いポンプが必要不可欠です。
東証一部、荏原製作所は、日本が誇るポンプメーカーです。
確実にくるであろう、水不足。
ここに、ビジネスチャンスが生まれます。
松田産業株式会社
鉱物資源が不足する中、日本には豊富な資源が存在するのです。
都市鉱山。
聞いたことありますよね。
日本は諸外国に比べて、都市鉱山量がたいへん多いのです。
IT製品なども含め家電製品などが、ポイポイ捨てられているからです。
動かなくなると修理せずに購入しますから、当然そうなります。買った方が安いですし。
捨てられた家電製品などには、希少金属(レアメタル)や貴金属が多く含まれています。
本物の鉱山を掘ってみたら、「なにもない」ということが、よくあるのです。
しかし、日本の都市鉱山には空振りがありません。リアル鉱山よりも、希少金属の発掘率が高いのです。
東証一部、松田産業は捨てられた電気製品に使用しているプリント基板や制御機器から、貴金属を回収して、電子部品の材料にします。
MATSUDAロゴが入ったインゴットバー(地金)は、ロンドン市場で取引されています。
また、ジャスダック、フルヤ金属は、たいへん難しいとされるレアメタルなどの回収技術を得意としています。レアメタルの中でも希少なイリジウムの製品は世界ナンバーワンです。
サイバーダイン株式会社
ロボットスーツのベンチャー企業、マザーズ、サイバーダイン。
災害時や介護、工場などで、人間の力では持ち上げられないものも、軽々と持ち上げてしまうロボットスーツの開発をおこなっています。
日本政府が掲げた「ロボット新戦略」
ロボット市場を今の4倍へと成長させることを目標にしています。
なに、政府かよ……などと甘く見てはいけません。
政府が力をいれるということは、大量のお金が投じられるということです。バカにできない額が、です。
ロボット産業の将来は確かなものになりつつあります。
学生さんにとって、就職先としておすすめでもあるのです。
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