サイゼリヤ36パーセント増益。低価格メニュー伸びる

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サイゼリヤ、低価格メニュー伸びる

家族客・若年層を取り込む

12日、サイゼリヤは2017年8月期の連結純利益が前年比36パーセント増の75億円になりそうだと発表した。4パーセント増の従来予想、57億円から18億円の上方修正をした。低価格メニュー(300円前後)が消費者の節約志向をとらえ、既存店の売上が伸びた。円高により海外からの食材の調達コストも低減した。

先日、記者会見を行った堀埜一成社長は、好調の一因として「1品200円以下の安いデザートを投入しており、注文する人が増えた結果、客単価がトータルで上がっている」と説明した。複数の安いメニューを注文する客が多いとのこと。16年8月期の客単価は前の期から720円の微増だった。16年9月~17年2月の客単価は1.2パーセント増と高まっている。

中国が実施した税制改正も業績面では追い風になりそうだ。営業利益にかかる税負担はこれまでより軽くなる見通しで、営業利益を押し上げる方向となる。そもそも税制改正の影響が見通せなかったために業績予想には織り込んでいなかった。

売上高は1472億円の2パーセント増となる見通しだ。従来の予想であった1パーセント増の1457億円を15億円上回ることになった。商品主力である「ミラノ風ドリア」など300~500円という低価格メニューが好調だった。

リピーターとして若年層やファミリー層が多くなっている。16年9月~17年2月期の既存店の売上高は3パーセント増だった。営業利益は10億円の22パーセント増と、3パーセント増の予想であったの93億円より17億円増える。新店舗の出店ペースを緩め、開店費用などを圧縮した。オーストラリアから仕入れるホワイトソースなど、円高進行で食材価格も安く手に入るため原価率が改善した。同日発表した16年9月~17年2月期の連結決算は、売上高が前年同月比微減の705億円、純利益は60パーセント増の13億円だった。