花粉症にはポリフェノール,ドライアイにはビタミンCとβ-カロテン

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花粉症 – 健康を害したら食べて治す栄養学

花粉に対抗するにはポリフェノールの摂取。粘膜を守るために、お酒や辛い食べ物を控えましょう

花粉症のなる原因は、スギ、ブタクサ、ヒノキ、ヨモギなどの花粉ですね。特に関東地方では、スギ花粉は2月から4月、ヒノキ花粉は4月から5月、イネ科の花粉(カモガヤなど)は6月から8月、ヨモギやブタクサなどは8月から10月と、ほぼ1年中さまざまな花粉が飛散しています。花粉症にかかっている人にとっては大迷惑といったところでしょう。

アレルギーを発生させるアレルゲン(抗原-こうげん)が花粉から溶け出します。このアレルゲンをやっつけるため、人の体内で「lgE抗体」というものがつくられます。lgE抗体がアレルゲンをとっ捕まえて効力を失わせるのです。

アレルゲンをやっつけるときに、lgE抗体からヒスタミンなどの物質がでます。これが神経を刺激し、鼻水やクシャミを誘発させて、とらえたアレルゲンを体の外へと追い出そうとします。かつ、花粉を鼻から入れないために、鼻の粘膜を腫(は)らして、鼻をつまらせるのです。最悪です。

目に付着した花粉も同じような働きで、かゆみを引き起こします。かゆみで目を腫(は)らし、涙で花粉を洗い流そうとします。困ったものです。

このようにして、体を守ろうとする防御の反応が、アレルギー反応なのです。人体に不快感を与えて体を守ろうとします。もー、カンベンしてください。

年々、花粉症の人は増加しています。要因はさまざまあるのですが、一因ととして、我々の食生活が変化したことが指摘されています。肉食中心の食生活です。lgE抗体をつくりやすくするのは、たんぱく質の取り過ぎと考えられています。

また、辛いものやアルコールなどは、毛細血管の粘膜を刺激して、症状を悪化させます。喫煙も同様で、これらは控えめにすることをオススメします。

その他の予防としましては、アレルギーで生じるヒスタミンの作用を和らげるポリフェノールが効果があるといわれています。また、乳酸菌で腸内細菌を変化させることで、アレルギーに強い体内環境をつくることができると考えられています。

鼻の粘膜を強くするために、飲み過ぎ、睡眠不足、ストレスなどに注意することも必要です。

活性酸素と花粉症

花粉症などのアレルギー反応は、何らかの炎症を発症させることが多いのですが、そこには大量の活性酸素が発生してます。アレルギーが慢性化して、体の中の活性酸素がますます増えれば、がんや動脈硬化などの生活習慣病や老化のスピードが早くなる可能性があります。

色素成分のポリフェノールはヒスタミンの発生を制御するだけではなく、活性酸素も制御する作用もあるといわれています。毎日の食事やサプリメントを上手に摂取したいものです。

語句

抗原……こうげん – 生体内で抗体をつくらせ、免疫を生じさせる原因となる物質。たんぱく質・多糖類・細菌毒素など。

抗体……こうたい – 病原体などが動物の体内に侵入したとき、それに対応して生成される抵抗性のある物質。生体に免疫性を与える。免疫体。

ヒスタミン……蛋白質中のヒスチジンの分解により生じるアミン。血管拡張、腸管・子宮筋収縮などの作用がある。動物の血液・組織中、特に肥満細胞に不活性な状態で含まれ、これが体内に過剰に遊離するとアレルギー症状を呈する。

ポリフェノール……水酸基を二個以上もつ化合物。コレステロールの酸化を抑え、動脈硬化を防止するとされる。果物・野菜・カカオ・赤ワインなどに多く含まれる。多価フェノール。

活性酸素……かっせいさんそ – 通常の酸素に比べていちじるしく化学反応を起こしやすい酸素。一重項酸素・超酸化物イオン(スーパーオキシド‐イオン)の類。生体内で有害な過酸化脂質生成に関与する。

ドライアイ – 健康を害したら食べて治す栄養学

涙の量はあっても質が低下したり、分泌量が減ったりすることで、目の表面が十分に潤っていない状態がドライアイです。

ドライアイは目の乾燥だけではなく、かゆみやひりひり感、目の奥の圧迫感、つっぱり感、異物感などの目の不快感があります。ドライアイのまま目を酷使すると、視力の低下にもつながります。

パソコンの使用や読書、クルマの運転、テレビを見るなど、目の長時間の使用が原因で発生します。最近では、スマホで目を酷使する人が多くなっています。

また、空気が乾燥した状態や、空気中の煙やホコリなどでも、ドライアイの症状は影響を受けます。

涙は結膜や角膜の細胞に栄養分を与える働きをしています。目の表面を潤すだけではないのです。従って、ドライアイになると、目の表面を傷つけるだけではなく、目の健康状態にも影響を及ぼします。

ドライアイは女性に多く見られます。涙の分泌量や質が加齢によって低下します。特に大人の女性で悩んでいる人が多い傾向にあります。

エアコンの風が直接当たる場所に長時間いたり、空気が乾燥する冬もドライアイの症状を悪化させる要因でもあります。

また、ソフトコンタクトレンズを使用している人に、ドライアイの症状の割合が高いことも知られています。

目の保湿にはビタミンCとβ-カロテン、目の機能改善にはアントシアニン

目の乾燥を防ぐ食品として、カボチャやほうれん草、うなぎなどの、ビタミンAの前駆体であるβ-カロテンを含むもののほかに、ビタミンCを多く含むさつまいもやブロッコリーなどもオススメです。これらは粘膜をつくる毛細血管を強くします

最近特に注目されているのが、ブルーベリーに多く含まれているアントシアニンです。これは水晶体や瞳孔の働きを調整するほかに、目の形状を保つ房水に栄養分を供給して目の働きを正常な状態に改善する効果があります。

ともかく、目が乾燥しないように保湿を心がけることです。エアコンの利用方法を変えたりすることでもドライアイの予防や改善につながります。

ドライアイは失明などの重大な症状に発展することはほとんどないのですが、目の不快感から疲れなど、日常生活の質を著しく低下させます。

ドライアイを単純な目の疲れと判断しないで、目への異物感や疲れを感じたら、眼科に行くことをオススメします。目薬だけでは治らない可能性がありますので。

語句

前駆体……ぜんくたい – 生化学反応において、着目する生成物の前の段階にある一連の物質。一般には一つ前の段階の物質を指す。前駆物質。

房水……ぼうすい – 眼球を充たす細胞外液。眼圧を保つと共に、角膜・水晶体に栄養を補給する。成分は血清に類似する。眼房水。

眼精疲労 – 健康を害したら食べて治す栄養学

疲れ目と眼精疲労は別物です。目が疲れていても、寝て一晩で解消すれば疲れ目です。 眼精疲労は、目を酷使する仕事を続けることによって、充血、かゆみ、目の痛み、かすみなどのほかに、肩こりや頭痛、さらには吐き気がなどの症状が出て、休んでも睡眠をとっても回復しない症状をいいます。

近年は、仕事や遊びでスマホやパソコンを使用する頻度が多いため、目の疲れを訴える人がたいへん多くなっています。 眼精疲労の原因は、老眼の初期に無理な作業をしたり、度の合わないメガネの使用などがあります。

また、白内障や緑内障でも眼精疲労の症状が現れることもありますので、注意が必要です。 最近では何といってもスマホとパソコンの使用が原因で、眼精疲労の人が増えています。今後も加速する可能性もあります。 その他、眼精疲労をもたらす原因として、心因性のものや、全心疾患を伴うもの、環境によるものなどが要因となっています。

目の疲労感和や機能回復にはビタミンA、ビタミンEを中心にビタミンCとビタミンBも

眼精疲労の緩和にはβ-カロテンビタミンA)がよいとされています。ビタミンAは目の網膜にある光や色を感じるロドプシンを生成します。ロドプシンは目の乾燥や、目の疲れを防ぎます。 ピタミンEは、全身の血行をよくし、目の充血を防ぎます。ビタミンEの働きを最大限に引き出すのがビタミンCです。積極的に摂取することをオススメします。 カロテノイドのひとつである、ルテインも眼精疲労の症状を緩和します。 眼精疲労により、目の焦点を合わせる水晶体の機能にも影響があります。

水晶体はたんぱく質の一種のコラーゲンが主な原料です。このたんぱく質の代謝を促すビタミンB6の摂取をオススメします。 これは緑黄色野菜である、ケール、ほうれん草、とうもろこし、ブロッコリーなどや、豚肉に多く含まれています。 目の周りの血行をよくするため、蒸しタオルを目の上に乗せることで、目の栄養分が行き渡りやすくなります。

しかし、目によい栄養素を摂取しても、眼精疲労を根本的に解消することはできません。ビタミンが配合された目薬も多くありますが、これらも、一時的な緩和です。 眼精疲労を解消するには、原因を取り除くことが重要です。少しスマホから目を離してはいかがでしょう。

パソコン作業が多ければ、ときどき目をつむって瞑想しましょう。メガネの度が合わなければ作り直しましょう。 モニターは連続1時間まで。10分から15分の休憩をとるのがよいとされています。なかなか難しいですが。 子供たちのゲームもそうです。現代のようなIT全盛社会では、常に眼精疲労のことを考えて、意識することが必要です。

語句

ロドプシン……脊椎動物の網膜の杆体(かんたい)細胞に含まれる色素蛋白で、視物質の一つ。暗所では紫紅色を呈するが、光にあてると種々の吸収帯を示す中間帯を経て褪色し、光をさえぎると回復する。視紫紅。視紅。 カロテノイド……動植物界に広く分布している一群の色素の総称。ニンジン・トマト・柑橘類に見られるように黄・橙・赤のものが多いが、紫色のものもある。光による生体反応の阻害を防止する働きをもつ。多くは炭素原子数40個の長い鎖状構造で、発色の原因となる共役二重結合を重複して持つ。天然カロテノイドはカロテン・キサントフィルなど約300種、多くは数種混在する。カロチノイド。 ルテイン……600種以上知られているカロテノイドのうちの一つ。ホウレンソウやケールなどの緑葉野菜、卵黄、動物脂肪、黄体で見られる。生体内では酸化防止剤として作用し、青色光を吸収する。ルテインは植物において、1〜2ヶ所のヒドロキシル基にそれぞれ脂肪酸が結合した脂肪酸エステルを形成する。 ※引用ウィキペディア コラーゲン……動物の皮革・腱・軟骨などを構成する硬蛋白質の一種。温水で処理すると溶けてゼラチンとなる。膠原質(こうげんしつ)。