ビタミンCとエネルギーになる食べ物を組み合わせて体を温めましょう

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カゼ – 健康を害したら食べて治す栄養学

カゼには普通感冒流行感冒があります。これらの初期症状はたいへん似ているため、かかった本人でも判断が困難です。

カゼはひき初めがカンジンです。カゼは万病の元であり、こじらせると、思わぬ病気に発展する可能性もあります。体力があるからといって、妙な自信はよくありません。

カゼの感染は、唾液や鼻水が付いた手で触れたものを、他の人が触れて、その手で、目や口、鼻などの粘膜に触れることで、体内にウィルスが入って感染します。とくに、不特定多数の人が触れる、電車のつり革やドアの取っ手などから、多く感染します。また、クシャミや咳(せき)で飛び散った唾液を吸い込むことにより、飛沫感染することもあります。

街中には、マスクもせずに、咳をしている無神経な人がいます。食品売り場で口をおさえずに、平然とクシャミを連発する人もいます。なるべく近寄らないようにしましょう。あなたは、そんなことしませんよね。

ウィルスの潜伏期間は、感染後1日から3日程度です。その後、鼻やのどに不快感を感じ、鼻水や咳、クシャミの症状が出て、体調を崩していきます。咳は長引き、2週間以上続く場合もあります。

カゼのウィルスは種類がたくさんあるため、どんなカゼにも効くワクチンは、未だ開発されていません。

ビタミンCとエネルギーになる食べ物を組み合わせ、体を温める

カゼを引くと発熱で体力を消耗します。カゼをひいたときの食事は、エネルギー源となる、たんぱく質や脂肪、糖質を含んだ食べ物で、体を温め、ビタミンCを組み合わせて、免疫力を高める食事が重要となります。

カゼで胃腸の働きが低下し、食欲も落ちますので、食べ物は柔らかくなるまで煮込んだり、すり潰したりして、消化しやすいものにしましょう。たくさんの食材を食べられる鍋料理は体を温めるのでオススメです。

果物や野菜、いも類にはビタミンCが多く含まれています。これらは水溶性ビタミンですので、スープや絞り汁にすると、無駄なく栄養素を摂取できます。

精神を安定させるには動物性たんぱく質が不可欠

しょうがやねぎなど、体を温める食べ物を加えることで発汗を促しますので、熱が下がりやすくなります。熱が下がると食欲も出てきますので、しっかり食べましょう。食事をしたあとは、睡眠で十分に休養をとります。

カゼをひかないためにも、日頃の体力づくりは重要です。お茶に含まれるカテキンは抗菌作用がありますので、カゼが流行している時季には、お茶でうがいするのも有効です。

基本は、手を洗うことです。手で目や口、鼻を触らないことです。指で目をこすったりしないことです。特に年配者で多い、お札を数えたり、本をめくったり、薄い物をつまむときなどに、指をなめる行為はやめたほうがいいです。

まずは、顔の粘膜を指で触らないだけで、カゼをひかなくなります。わたしはこれで、数年間カゼをひいていません。

不眠 – 健康を害したら食べて治す栄養学

日本人の平均的な睡眠時間は7時間ほどですが、睡眠時間には個人差があります。睡眠は10時間必要という人もいれば、3時間程度の睡眠で十分という人もいます。

20代から40代の約4割の人が、睡眠時間が足りない、日中に眠気を感じると、国民健康栄養調査で回答しています。

胃腸を休ませるため、寝る前は食事を控えて

不眠の原因は様々ですが、目が冴えて眠れないことが多い、神経性不眠が一般的です。眠ろうとするときは、副交感神経が優位になるタイミングですが、精神や神経に緊張があると、活動時に優位となる交感神経が優位になって、眠れなくなるのです。寝ながらスマホは神経を高ぶらせます。

空腹感や食べ過ぎのときにも、寝付きが悪くなることがあります。とくに、睡眠直前の食事は、胸やけや消化不良だけではなく、寝付きも悪くなります。しかたなく、寝る前に食事をとらなければならないときは、脂肪を含む食べ物は控えたほうがよいでしょう。これは消化に時間がかかるので、不眠につながる恐れがあります。

精神を安定させるには動物性たんぱく質が不可欠

不眠の改善に役立つ食事は、トリプチファンが多く含まれている、乳製品などの動物性たんぱく質や、肉、魚がよいでしょう。トリプチファンに含まれるセロトニンが睡眠の質を高めるのです。セロトニンは、脳内の神経伝達物質のひとつで、その働きによって、精神を安定させる作用があります。

その他、ぬるめのお風呂にゆっくり浸かり、眠れないことを意識しすぎず、常にリラックスすることが大切です。

ただし、1ヶ月以上、熟眠障害、早朝覚醒、中途覚醒、入見障害などが続き、日中に、食欲低下、倦怠感、集中力低下、意欲低下などの症状があるばあいは、不眠症の疑いが考えられます。直ちに専門医に相談してください。

語句

トリプトファン……アミノ酸の一種である。ヒトにおける9つの必須アミノ酸の内の1つ。 系統名 2-アミノ-3-プロピオン酸。略号はTrpまたはW。 側鎖にインドール環を持ち、芳香族アミノ酸に分類される。蛋白質構成アミノ酸である。糖原性・ケト原性の両方を持つ。 ※出典ウィキペディア

セロトニン……神経伝達物質の一種。脳・脾臓・胃腸・血小板に多く含まれ、平滑筋の収縮、血管収縮、止血、脳における神経伝達、松果体でのメラトニン合成などに作用し、また脳の活動をたかめるといわれる。トリプトファンから合成される。5‐ヒドロキシ‐トリプタミン。

むくみ – 健康を害したら食べて治す栄養学

塩分を多く摂取したり、長時間の立ち仕事をした場合、顔や足がむくんでしまうことがあります。血管の外部組織によけいな水分がたまっている状態がむくみです。

ヒトの細胞は浸透圧といって、外部と内部の水分濃度を同じにする働きがあります。塩分(ナトリウム)が体の中に多く蓄積すると、塩分を薄めようと水分を送り込むので、血流量が増えます。

そのときに出る余分な体液が細胞周囲にたまって、むくみになるのです。

むくみの原因は2つあります。1つは、栄養不足とミネラル類のアンバランスです。これは塩分摂取が多くなると起こります。2つ目は腎臓病などによる病気です。この場合、病気の治療が最優先となります。

他に、ホルモンのバランスの崩れが原因でおこるものあります。特に更年期の女性です。若い女性では貧血、冷え性、月経の前後などでむくみが発生することがあります。

カリウムを摂取、塩分を控える、水分をちゃんととり、塩分を排出

むくみを予防、改善するための食事は、まずは過度な塩分の摂取を控えることです。また塩分の排出に作用するカリウムを積極的に摂りましょう。

しょう油王国である日本人は、塩分の摂取量が多い傾向にあります。摂取してもよい1日の塩分量は、男性で8グラム未満、女性で7グラム未満が目標とされています。

高血圧予防のため、日本高血圧学会減塩委員会では、1日6グラム未満という制限を勧めています。世界保健機関(WHO)では5グラムです。日本人は他国の人の倍の塩を体内にいれていることになります。ラーメンの汁を飲み干すなど、本当は、とんでもないことなのです。

果物や野菜類には、塩分排出効果のあるカリウムが多く含まれています。だた、カリウムは水に溶け出す性質があります。そのため、ゆでた場合は、スープやみそ汁も飲むことで無駄なく摂取できますが、塩分の摂りすぎの問題もあります。本当は生で食べるのが効果的です。

むくみがあるから、体に水分がたまっているので、水分の摂取を控える人がいます。これは完全に逆効果です。水分はたくさん摂りましょう。おしっこで体の余分な塩分や老廃物を排出させます。

ただし、心臓疾患や高血圧症でむくんでいる場合は、水分や塩分を控えることがありますので、注意してください。

むくみの判断

  • すねを指で軽く押して、長くくぼみが残る。
  • 靴下のゴムのあとが、くっきりと長く残る。
  • はれぼったいまぶたをつまんだときに、シワがすぐに消えない。

語句

更年期……こうねんき – 性成熟期から老年期への移行期。特に女性の月経周期が不規則になる頃から月経停止に至るまでの期間で、通常40~55歳頃。