- 2019年だってこの漫画がいい 超オススメ人気コミックランキング 厳選100位まで一挙公開
- 名作から話題作、最新作まで、文句なくおもしろい、厳選人気漫画のランキング100 昭和から平成まで
- 100位 – 屍町アンデッド(全3巻) / 磐秋ハル
- 99位 – Xenosクセノス(全4巻) / 村生ミオ
- 98位 – ありがとう(全4巻) / 山本直樹
- 97位 – 屍鬼(全11巻) / 小野不由美×藤崎竜
- 96位 – あしたのジョー(全20巻) / 高森朝雄(梶原一騎)+ちばてつや
- 95位 – 鬼畜島(連載中) / 外薗昌也
- 94位 – 彼岸島 48後(連載中) / 松本光司
- 93位 – ピグマリオン(連載中) / 渡辺千紘
- 92位 – 最終兵器彼女(全7巻+外伝) / 高橋しん
- 91位 – 奈緒子(全33巻) / 坂田信弘+中原裕
- 90位 – 銀河鉄道999(全18巻-絶版) / 松本零士
- 89位 – 奴隷区(全10巻) / オオイシヒロト+岡田伸一
- 88位 – 北斗の拳(全27巻) / 武論尊+原哲夫
- 87位 – おくさまは女子高生(全13巻) / こばやしひよこ
- 86位 – 寄生獣(全10巻) / 岩明均
- 85位 – 彼岸島(全33巻) / 松本光司
- 84位 – SとM(全28巻) / 村生ミオ
- 83位 – 不安の種(全3巻) / 中川昌亮
- 82位 – ハカイジュウ(全21巻) / 本田真吾
- 81位 – 走馬灯株式会社(全10巻) / 菅原敬太
- 80位 – 幸せの時間(全19巻) / 国友やすゆき
- 79位 – 死役所(連載中) / あずみきし
- 78位 – プラネテス(全4巻) / 幸村誠
- 77位 – ヒトヒトリフタリ(全8巻) / 高橋ツトム
- 76位 – デストロイ アンド レボリューション(連載中) / 森恒二
- 75位 – イムリ(連載中) / 三宅乱丈
- 74位 – ルサンチマン(全20巻) / 花沢健吾
- 73位 – 恐怖マンガCollection(全16巻) / 伊藤潤二
- 72位 – ネオン蝶(全10巻) / 倉科遼×東克美
- 71位 – 怨み屋本舗(全20巻) / 栗原正尚
- 70位 – 惡の華(全11巻) / 押見修造
- 69位 – テラフォーマーズ(連載中) / 貴家悠・橘賢一
- 68位 – 自殺島(連載中) / 森恒二
- 67位 – 進撃の巨人(連載中) / 諌山創
- 66位 – 鉄腕ガール(全9巻) / 高橋ツトム
- 65位 – BTOOOM!(連載中) / 井上淳哉
- 64位 – スカイハイ(全8巻) / 高橋ツトム
- 63位 – クロサギ(全20巻) / 夏原武原+黒丸
- 62位 – 代紋TAKE2(全62巻) / 木内一雅
- 61位 – 会長 島耕作(連載中) / 弘兼憲史
- 60位 – 女優(全10巻) / 倉科遼×和気一
- 59位 – アイアムアヒーロー 全22巻 / 花沢健吾
- 58位 – 金魚妻(全7巻) / 黒澤R
- 57位 – sidooh 士道(全25巻) / 高橋ツトム
- 56位 – 嬢王(全12巻) / 倉科遼×紅林直
- 55位 – スラムダンク(全31巻) / 巻井上雄彦
- 54位 – 東京大学物語(全34巻) / 江川達也
- 53位 – 忍者武芸帳 影丸伝(全8巻) / 白土三平
- 52位 – バトル・ロワイアル(全15巻) / 高見広春 田口雅之
- 51位 – 無邪気の楽園(連載中) / 雨蘭
- 50位 – 夜王(全29巻) / 巻倉科遼+井上紀良
- 49位 – スプライト(全15巻) / 石川優吾
- 48位 – バジリスク 甲賀忍法帖(全5巻) / 山田風太郎+せがわまさき
- 47位 – YAWARA!(全29巻) / 浦沢直樹
- 46位 – デビルマン(全5巻) / 永井豪
- 45位 – インセクツ(全4巻) / 巻杉山 敏
- 44位 – ムジナ(全9巻) / 相原コージ
- 43位 – キューティーハニー(全4巻) / 永井豪
- 42位 – 女帝(全24巻) / 和気一作+倉科遼
- 41位 – デビルマンレディー(全17巻) / 巻永井豪
- 40位 – カムイ伝(全15巻) / 白土三平
- 39位 – 課長 島耕作(全17巻) / 弘兼憲史
- 38位 – Happy!(全23巻) / 浦沢直樹
- 37位 – 世界鬼(全11巻) / 岡部閏
- 36位 – 6000-ロクセン(全4巻) / 小池ノクト
- 35位 – ヒストリエ(連載中) / 岩明均 2003年3月号 –
- 34位 – 雲盗り暫平(全6巻) / さいとう・たかを
- 33位 – JIN -仁(全20巻) / 村上もとか
- 32位 – 天使なんかじゃない(全4巻) / 矢沢あい
- 31位 – エンジェルハート(全33巻) / 北条司
- 30位 – 女帝花舞(全28巻) / 倉科遼×和気一作
- 29位 – キングダム(連載中) / 原泰久
- 28位 – NARUTO(全72巻) / 岸本斉史
- 27位 – 影狩り(全15巻) / さいとう・たかを
- 26位 – 地雷震(全19巻) / 高橋ツトム
- 25位 – BILLY BATビリーバット(連載中) / 浦沢直樹
- 24位 – ワンピース(連載中) / 尾田栄一郎
- 23位 – あずみ(全48巻) / 小山ゆう(AZUMIも同じ)
- 22位 – かみちゅ!(全2巻) / ベサメムーチョ+鳴子ハナハル
- 21位 – 乙嫁語り(連載中) / 森薫
- 20位 – 吉田家のちすじ(連載中) / 中島守男
- 19位 – 龍 -RON-(全42巻) / 村上もとか
- 18位 – ヤング 島耕作 主任編(全4巻) / 弘兼憲史
- 17位 – 漂流ネットカフェ(全7巻) / 押見修造
- 16位 – リアル(連載中) / 井上雄彦
- 15位 – ラストマン(全12巻) / 江川達也
- 14位 – NANA -ナナ-(21巻-2009年6月病のため休載中) / 矢沢あい
- 13位 – バガボンド(連載中) / 井上雄彦
- 12位 – 20世紀少年(全22 +2巻「21世紀少年」)/ 浦沢直樹
- 11位 – シグルイ(全15巻) / 山口貴由×南条範夫
- 10位 – よつばと!(連載中) / あずまきよひこ
- 9位 – シトラス(全2巻) / 香魚子
- 8位 – エマ(全7巻) / 森薫
- 7位 – 火の鳥(全11巻-最終出版) / 手塚治虫
- 6位 – MASTERキートン – マスターキートン(全18巻) / 浦沢直樹×勝鹿北星
- 5位 – ZETMAN(連載中) / 桂正和
- 4位 – PLUTO(全8巻) / 浦沢直樹
- 3位 – i.d.(連載中?) / 岸虎次郎
- 2位 – 黒─kuro─(全3巻) / ソウマトウ
- 1位 – シャーリー(全2巻) / 森薫
- 名作から話題作、最新作まで、文句なくおもしろい、厳選人気漫画のランキング100 昭和から平成まで
2019年だってこの漫画がいい 超オススメ人気コミックランキング 厳選100位まで一挙公開
名作から話題作、最新作まで、文句なくおもしろい、厳選人気漫画のランキング100 昭和から平成まで
今や日本のコミック(漫画)は世界中で読まれています。出版会社を支えるコミックは、日本の誇る文化ともいえる存在になっています。
日本最古の漫画といわれる「鳥獣人物戯画(鳥獣戯画)」はさておき、ある程度わかるところから、少年マガジン、少年サンデー、少年キング、なかよし、少女フレンド、マーガレットと続き、月刊漫画ガロ、少年ジャンプ、ビッグコミック、少年チャンピオンと続いていきます。
「サインはV」にあこがれてオリンピックの選手になったり、「キャプテン翼」に感動しプロのサッカー選手になったひともいます。
懐かしいマンガも満載。100位から1位まで一挙公開! ネタバレ的なコメントもありますので、注意してください。
100位 – 屍町アンデッド(全3巻) / 磐秋ハル
ゾンビ漫画です。ゾンビ映画は古くからありますが、ゾンビ人気に火をつけたのが、バイオハザードではないでしょうか。このコミックも、まあ、同じような感じです。
妹を救うため、死体の一部を持って帰る主人公のほうが、ゾンビよりもヤバいかもしれません。主人公に葛藤がありますが、もっとあってもいい。初っぱなから、教室の中で、生徒が喰われるのは、ドギモを抜きました。新感覚の恐怖漫画といってもいいかもしれません。
99位 – Xenosクセノス(全4巻) / 村生ミオ
あくまで私の感想ですが、村生ミオの作品て、最後が今ひとつのものが多いような気がします。「Xenosクセノス」もそんな感じですが、多くの謎だらけで楽しく読むことができました。
夫は自分で仲のよい夫婦と思っていたが、実は妻のことは何も分かっていなかった、ということ。突如、妻は失踪してしまいます。うろたえる夫。失踪の原因はなんでしょう? ナゾが深まります。
98位 – ありがとう(全4巻) / 山本直樹
結構エロいです。読んだ人は賛否両論のもよう。お姉さんよりも妹の貴子とカクマの絡みのほうがエロいかも(2巻で)。暴力と麻薬がはびこっています。その悪の親玉カクマの親は、警察も抱き込むほどのお金持ち。貴子の家族も仮面夫婦。はちゃめちゃの父と、実はそれ以上の母。カクマの家族も貴子の家族も、実際にありそう。性格の曲がった貴子のクラスメートたちも、本当にいそう。貴子の家族は最後はどうなるのでしょう。
97位 – 屍鬼(全11巻) / 小野不由美×藤崎竜
1960年生まれの作家、小野不由美の原作。小野不由美は実にリアリティのあるのホラー小説を書きます。わたしが読んだのは小説が最初ですが、初めはぜんぜん怖くないので、拍子抜けした記憶があるのですが、それはあくまで初めだけで、読み進むうち、文章を闇の中で読んでいるような気分になります。じわじわとくる怖さに、小説を読んでいて思わず後ろを振り返ったほどです。小野不由美の恐怖小説は天下一品だと感じました。これをコミックにしたのが藤崎竜。
外場村では、死者が復活して人間を襲うことを、「起き上がり」と言い伝えられています……。
96位 – あしたのジョー(全20巻) / 高森朝雄(梶原一騎)+ちばてつや
1968年(昭和43年)少年マガジンで連載されました。主人公、矢吹丈(ジョー)の物語。序盤の感動はライバル力石徹との試合。ジョーは、放ったパンチで、その後、力石に不幸が訪れ、自暴自棄に。地方回り(どさ回り)を経て、力石ショックから立ち直ります。とうとう世界チャンピオンの座をかけて、最強のホセ・メンドーサと対決。セコンドで丹下段平(たんげ だんぺい)の見守る中、最後のゴングが鳴る……。
丹下拳闘クラブのマンモス西、白木財閥の令嬢・白木葉子(しらき ようこ)、バンタム級の大型若手ボクサー・ウルフ金串、無冠の帝王・カーロス・リベラなど、素晴らしい脇役が物語を引き締めます。連載が終わって40年以上経過した今でも、読み直すとふたたび感動が。なんて、この漫画は説明する必要のないかも。
95位 – 鬼畜島(連載中) / 外薗昌也
これは映画にはしないほうがいい鬼畜漫画です。グロ漫画が苦手な人はオススメできません。よく「彼岸島」と比較されますね。
大学のサークル仲間の高久や上原たち数名は、船で無人島の菊池島を訪れます。しかし、菊池島は無人島でありませんでした。鬼畜島と呼ばれ、殺人者たちの島だったのです。理不尽な暴力を受けながら、この島が放射能で汚染された廃棄物に犯されていることを知ります。サディストの悪魔的な殺人者たちは、見た目や腕力など、もはや、人間とはいえません。やがて高久も……。
94位 – 彼岸島 48後(連載中) / 松本光司
この漫画は「彼岸島(全33巻)」、「彼岸島 最後の47日間(全33巻)」と続き、「彼岸島 48後(連載中)」となって、ストーリーは続いています。いますが、こういっちゃ、何ですが、パターンは同じです。主人公の明(あきら)と吸血鬼らと親玉の雅(みやび)の戦いです。パターンは同じなのですが、ホラー漫画としてはハイレベルではないでしょうか。なぜなら、読んでいくうち、目が離せなくなりますから。
ストーリーは、日本が壊滅してから6ヶ月後から始まります。明にとって、もっとも残酷な出来事が待ち構えていました……。
93位 – ピグマリオン(連載中) / 渡辺千紘
「全国ご当地マスコット祭り」が大阪で開催されました。高校生の綾原ケイゴは、小学生の弟のマコトと、幼馴染みのアコの3人で遊びに行きました。楽しみしていたお祭りだったのですが、そこで待ち受けていたのは大惨事。着ぐるみを着た多くのマスコットが、突如、見物人を殺戮しはじめたのです。混乱の中、ケイゴの弟、マコトが行方不明に。必死で探すケイゴ。その甲斐もあり、ようやくマコトを見つけたのですが……。
スプラッターホラー漫画です。最近はこういうの多いですね。何だかんだで、見ちゃうんですけどね。
92位 – 最終兵器彼女(全7巻+外伝) / 高橋しん
まずは、タイトルに惹かれました。タッチは完全な少女漫画です。「小さな恋のものがたり」のちっちとサリーのような、シュウジとちせの物語です。高校生の彼氏と最終兵器彼女が戦場の中でセックスします。
ちせは、背中に翼を生やし、腕が武器に変身し、体中からロケット弾を発射します。戦争で相手を皆殺しにするため、ちせは、ポケベルで呼び出されます。この時代、スマホはありません。ちせの守るものが大きすぎ。
ええっ! こんなのありッスか。ざけんな、ざけんな、と思いながら、この漫画に没頭してしまいました。ものすごいギャップをお楽しみください。
2000年1月にビッグコミックスピリッツで連載が始まりました。2002年にはテレビでアニメが上映。
91位 – 奈緒子(全33巻) / 坂田信弘+中原裕
ぜん息持ちの小学4年生の奈緒子は両親に連れられ、小学1年生の雄介(ゆうすけ)の暮らす、波切島という漁業の島に来ていました。雄介の父は、海に落ちた奈緒子を助けたあと、海に沈んでしまったのです。奈緒子は3年後の中学1年生の時に、奈緒子を憎む雄介のいる波切島へ。一度は、罪の意識に耐えきれず数ヶ月で東京に戻ってしまいますが、高校1年生の時にふたたび島へ。韋駄天との異名を持つ雄介と奈緒子の物語です。基本、雄介の物語ですが。ストーリーがしっかりしていて、読み進んじゃいます。止まりません。
90位 – 銀河鉄道999(全18巻-絶版) / 松本零士
1977年から1981年にかけて少年キングで連載。初めて読んだとき、メーテルって、なんだかなぁ、帽子も変だしって思ったのですが、読み進めるうち、帽子もカッコよく見え、すごい美人に見えてきたから不思議です。
89位 – 奴隷区(全10巻) / オオイシヒロト+岡田伸一
SCMを装着したもの同士が勝負をして、勝った人間が負けた人間を奴隷にできます。そのSCMとはなんでしょう? 1.奴隷自身の死につながる行為はさせられません。2.奴隷の「感情」を操ることはできません。3.人間の規格を超える行為はできません。4.生理現象を制御するのは奴隷の忍耐力に準じます。以上です。
88位 – 北斗の拳(全27巻) / 武論尊+原哲夫
何の説明も必要ありません。お前はもう死んでいる。お前はすでに死んでいる。←これ、どっちでもいいんです。ケンシロウは両方言っています。この漫画、何度読み返したことか。
87位 – おくさまは女子高生(全13巻) / こばやしひよこ
2001年から2007年の間で週刊ヤングジャンプで連載。教師、市丸恭介(いちまる きょうすけ)の妻、小野原麻美(おのはら あさみ)は教え子の女子高生。1970年に放映された、岡崎友紀主演の「おくさまは18歳」みたいです。コミックなので、エッチば場面が満載です。麻美はムチムチの女子高生。いい!
86位 – 寄生獣(全10巻) / 岩明均
1990年~1995年に月刊アフタヌーンで連載。謎の生命体パラサイト(寄生生物)は、超人的な戦闘能力をもち、人間をおそって捕食します。パラサイトは人間社会に紛れ込んでいて、突如、人間を襲います。主人公、泉新一(いずみ しんいち)はパラサイトに右腕だけ侵されしまう。そのミギーを武器に、新一ははパラサイトと戦います。でもお母さんが……。
85位 – 彼岸島(全33巻) / 松本光司
2002年から2010年にかけて週刊ヤングマガジンで連載。「彼岸島」から始まり、「彼岸島 最後の47日間」、「彼岸島 48日後…」と続きます。吸血鬼と宮本明(みやもとあきら)らの戦いを描く。最初は弱かった明がだんだん強くなっていいきます。最後は超人のように。強すぎ?
84位 – SとM(全28巻) / 村生ミオ
2005年から2012年の間に週刊漫画ゴラクで連載。累計発行部数100万部を超える大ヒットコミックです。映画にもなりました。エッチな場面は多いですが、なんかさわやか。誠の妻、佐和子には、これぞ、SとMというくらい、もっと、ヤッて欲しかった。あ、すいません。でも衝撃的なシーンは多いです。
83位 – 不安の種(全3巻) / 中川昌亮
ゾクッとするけど、笑っちゃう、笑っちゃうけど、すごくゾクッとするホラー漫画です。窓とか天井とか、夜の階段とか、タンスの上とかに、すっごく怖い何かがいます。
82位 – ハカイジュウ(全21巻) / 本田真吾
累計発行部数100万部を突破。大地震に見舞われ、鷹代 陽(たかしろ あきら)は気を失います。気づくと怪物と死体の山が。怪物は高校の仲間を食い尽くしていました。怪物なので形状は自由に書き放題。ということで、とんでもない化け物です。
81位 – 走馬灯株式会社(全10巻) / 菅原敬太
美人でクールなヒロイン神沼(かみぬま)は走馬灯株式会社主任。この走馬灯株式会社に迷い込んだ人は、自分の人生を振り返る事ができます。さて、人生をやり直せるのでしょうか? あなたが迷い込んだら、どうします?
80位 – 幸せの時間(全19巻) / 国友やすゆき
1997年から2001年に「漫画アクション」で連載。エリートサラリーマン浅倉達彦の妻、智子が運転中に、高村燿子を轢(ひ)いてしまいます。マイホームを手に入れ、2人の子供にも恵まれ、幸せだった家族が、この事故をきっかけに歯車が狂いだします。個人的には妻、智子の不倫のシーンが好みです。さて、あなたは?
79位 – 死役所(連載中) / あずみきし
えー、死んだら、きれいな身体にしてあげればいいのに、と思いましけど、凶悪犯から哀しい死を迎えた人間が、死んだときの状態のまま「死役所」訪れます。そこで成仏するための手続きを行います。生前を回顧する物語でもあります。特に不慮の事故で死んだ人は、もの悲しい。
78位 – プラネテス(全4巻) / 幸村誠
1999年から2004年にモーニングで連載。2070年代の物語です。この頃、宇宙空間のゴミが大問題になっています。主人公、ハチマキこと星野八郎太(ほしのはちろうた)は、このゴミを回収する仕事をしています。壮大な宇宙でハチマキは葛藤します。田名部 愛(たなべあい)出会い、対立し、そして、最後は……。
77位 – ヒトヒトリフタリ(全8巻) / 高橋ツトム
守護霊のリヨンはスタイル抜群の美人。余命1年半の総理大臣に取り憑きます。当時の福島第一原発の問題がでてきます。なかなかシリアス。感動しますよ、この漫画。
76位 – デストロイ アンド レボリューション(連載中) / 森恒二
父の自殺、母の失踪、世話をしてくれた祖母の死により、ひとりぼっちとなった田中マコト。小学校の頃からいじめを受けていました。やがて超能力に目覚めたマコトは、不良グループに襲われた同級生の小島ナオコを、その超能力で助けることに……。
75位 – イムリ(連載中) / 三宅乱丈
SFファンタジーです。読み始めたときは、途中でやめようかと思いました。最初は意味不明の内容が続いたせいもあり、正直いって、あまりオモシロくなかったからです。ところが、ムリして(失礼)読み進めると、どうでしょう! あれ? 次は?、あれ? 次は? と際限なく、そんな感じに。長々と続く、最初の説明は、致し方ないのです。
74位 – ルサンチマン(全20巻) / 花沢健吾
花沢健吾は、空前の大ヒットマンガ「アイアムアヒーロー」(59位)の作者です。2004年から2005年にかけてビッグコミックスピリッツで連載。主人公の坂本拓郎(たくろう)はハゲ、デブ、独身の冴えない男です。こんな人物を書かせたら花沢健吾の右に出るものはいません。←個人の感想。そのたくろうが、バーチャルリアリティの中で、カッコいい男に……。
73位 – 恐怖マンガCollection(全16巻) / 伊藤潤二
タイトルのとおり、ホラー漫画です。気持ち悪い内容が盛りだくさんです。「楳図かずお」と違った怖さがあります。何でもかんでも恐怖の対象にしてしまう、あまりに突飛な設定のせいですね。「なんだよ、これ。なんだよ、これ」と、ブツブツ言いながら、わたしは読破しました。
72位 – ネオン蝶(全10巻) / 倉科遼×東克美
「女帝」倉科遼の原作。地味な母に比べ、叔母の佳代はいつも綺麗で華やか。ヒロイン桜子に、おもちゃなどをくれます。子どもの頃から佳代に憧れを抱き、ホステスになることを夢見るようになります。いいのか、これで。でも結果よし! 19才になった桜子は上京します。やがて、本当の両親のことを知る。
71位 – 怨み屋本舗(全20巻) / 栗原正尚
(うらみやほんぽ)あなたの怨み晴らします。復讐の代行を行う宝条栞(ほうじょうしおり)。本来はとんでもない犯罪ですが、恨まれる相手があまりに非人間(中にはちがうものいます)すぎて、復讐劇が超痛快です。
70位 – 惡の華(全11巻) / 押見修造
ヒロイン仲村佐和(なかむらさわ)はハチャメチャですが、最後までハチャメチャの方がオモシロかったかもしれません。別のヒロイン佐伯奈々子(さえきななこ)優等生で成績優秀、男子の人気は高い、が、やがて……。いやー、奥が深いですね。
69位 – テラフォーマーズ(連載中) / 貴家悠・橘賢一
火星で人が住めるようにと、ゴキブリを放しました。その結果、ゴキブリが人型になり、ゴキブリの強さをそのまま引き継ぎ、訪れた人間を殺しまくります。人間がゴキブリを見つけたら、叩き潰すように。コワ! 他の生物の強さや耐久性を人間に擬態させ、火星のゴキブリと戦います。私はこの漫画で昆虫の生態を学びました。
68位 – 自殺島(連載中) / 森恒二
政府が自殺未遂常習者達を孤島に送り込む、といった設定の説得力は、さておき、物語は主人公セイらが、孤島に来たときから始まります。そこで女性のリヴ、犬のイキルと共に、サバイバルを生き抜きます。セイ(生)、リヴ(live-生きる)、イキル(生きる)の命名もなかなか。でも恐い漫画です。
67位 – 進撃の巨人(連載中) / 諌山創
エレン・イェーガーと、その幼なじみ、ミカサ・アッカーマン、アルミン・アルレルトの壮絶な物語、大ヒットコミック。映画にもなりました。なかなかリアリティがあって、オモシロかったですよ。巨人との戦いの他に人間との戦いもあります。ナゾだらけの物語だったのですが、回が進むにつれ、そのナゾが解き明かされていきます。これは醍醐味のひとつです。若干の違和感は、仲間の中に巨人がいすぎ。でも、オモシロいのでよしとします。偉そうに。女性のミカサがどうして強いのかの説明があると、とてもウレシイのですが。初め画力が今ひとつだなぁ、と思っていましたが、どんどん上手になってきました。偉そうに。
66位 – 鉄腕ガール(全9巻) / 高橋ツトム
57位の「sidooh 士道」や64位の「スカイハイ」を書いた高橋ツトムの隠れた名作です。「鉄腕ガール」ですから、当然主人公は女性。加納トメ。昭和20年の話ですから、トメでいいのです。現在でも無い女子プロ野球に人生をかけます。すっげーかっけーッス。
65位 – BTOOOM!(連載中) / 井上淳哉
人に恨みをかった人間たちが無人島に送られ、理不尽な殺し合いを始める漫画です。人を殺して手に埋められたチップを7個集めれば、元の場所に帰ることができるというゲームです。残酷な描写がある殺戮漫画ではありますが、人それぞれに辛い過去があり、あるときはホロリ、あるときは感動し、物語を引き締めます。規制運動が行われた映画、高見広春原作の小説、バトルロワイヤルのようでもあります。
64位 – スカイハイ(全8巻) / 高橋ツトム
週刊ヤングジャンプ、スーパージャンプ、グランドジャンプなどで連載されました。殺人や事故で死んだ人間が訪れる「怨みの門」があります。門番のイズコは、「生」 – 死を受け入れて、天国で再生を待つか、「行」 – 死を受け入れず、現世で彷徨い続けるか、「逝」 – 現世の人間を1人呪い殺し、地獄へ逝くかを選択させる。暗いマンガですが、のめり込みます。
63位 – クロサギ(全20巻) / 夏原武原+黒丸
2003年から2008年まで週刊ヤングサンデーで連載。素人をダマして金品を巻き上げる「シロサギ」や、異性の身体と心を弄ぶ「アカサギ」をターゲットにする「クロサギ」黒崎高志郎(くろさきこうしろう)の物語です。心理戦が痛快です。
62位 – 代紋TAKE2(全62巻) / 木内一雅
1990年から2004年まで週刊ヤングマガジンで連載。ヤクザの阿久津丈二(あくつじょうじ)がタイムスリップして人生をやり直すという、奇想天外な設定です。最後は、凄まじい銃撃戦で、死にまくります。ちょっと違和感があったけれど、楽しく読むことができました。
61位 – 会長 島耕作(連載中) / 弘兼憲史
「社長 島耕作」で社名が初芝からテコット(TECOT)に。いや、テコットはどうかな、と思いましたが、男性デュオのケミストリーと同じで、慣れてくれば問題なしです。いや、これは私の個人的な意見です。
島耕作と同期の樫村の息子が登場します。樫村は「課長 島耕作」で島耕作と共にフィリピンで銃撃され……。息子は当時まだ小さかったです。そして、島耕作に意地悪の限りを尽くした、今野輝常が……。なんだかなぁ、みんなだな。
60位 – 女優(全10巻) / 倉科遼×和気一
ヒロイン浅倉 瞳(あさくらひとみ)が、大女優になるまでの半生を描いたコミックです。矢作達郎(やはぎ たつろう)という、日本を代表する俳優と結婚し、仮面夫婦を演じます。
59位 – アイアムアヒーロー 全22巻 / 花沢健吾
大ヒットしたコミックですので、ご覧になった人も多いと思います。でも、見ていない人のためにストーリーを少し。
ちょっとスケベな主人公、鈴木英雄(すずきひでお)は35才。妄想癖のある売れない漫画家です。ちゃんと彼女がいます。その彼女がある日……。逃げた山の中で、女子高生の早狩比呂美(はやかりひろみ)と出会い、得体の知れない生き物から逃げます。その後、小田つぐみと出会い、第16巻でつぐみが……。やがて比呂美が……。えー!
58位 – 金魚妻(全7巻) / 黒澤R
エッチですが、とっても考えさせられます。一話完結のオムニバス形式です。題材は不倫ですが、斉藤由貴のようにドロドロしていません。何だかほんの少しですが、救われるような感じの、コミックです。
斉藤由貴(2017/8に医者と不倫と報道、週刊文春、FLASH)の不倫がドロドロしているかどうかは、勝手な憶測です、はい、すいません。
57位 – sidooh 士道(全25巻) / 高橋ツトム
兄、雪村翔太郎(ゆきむらしょうたろう)、弟、雪村源太郎(ゆきむらげんたろう)、翔太郎に恋愛感情を抱く美女、百舌(もず)らが、幕末の動乱の時代を駆け抜ける痛快コミックです。高杉晋作、桂小五郎、井伊直弼、勝海舟、西郷隆盛、坂本龍馬、江戸幕府第14代征夷大将軍徳川家茂など、幕末を彩る志士も登場。読み始めたノンストップ。
56位 – 嬢王(全12巻) / 倉科遼×紅林直
ヒロイン藤崎 彩(ふじさきあや)は女子大生の箱入り娘。親の会社が倒産し、多大な借金を抱えてしまいます。そこで彩は、1億円の賞金がもらえるという、キャバクラ嬢ナンバーワン「嬢王」に挑戦します。この彩が健気でいい子なんです。いろんなキャバクラへ行きましたが、こんな娘いません。キッパリ。
55位 – スラムダンク(全31巻) / 巻井上雄彦
1990年から1996年に週刊少年ジャンプに掲載。不良少年である桜木花道が主人公のバスケットボールコミック。桜木花道の成長記のような感じ。ヒロイン赤木晴子(あかぎはるこ)、スタープレイヤー流川楓(るかわかえで)、小柄だが実力者の宮城リョータなど、脇役が光ります。
54位 – 東京大学物語(全34巻) / 江川達也
エッチ満載です。1992年から2001年にビッグコミックスピリッツで連載。累計1500万部を超える江川達也の代表作です。主人公の村上は頭が良く、イケメンで、運動神経いい。でもどうしようもない人間だと思います。これがオモシロいのですが、江川達也自身がマンガに登場するのは、どうかな。
53位 – 忍者武芸帳 影丸伝(全8巻) / 白土三平
1959年から1962年に出版。いやー、古いですね。「カムイ伝」とならぶ白土三平の代表作です。忍者、貧困を書かせたらナンバーワンですね。切られても生き返る不死身の影丸(かげまる)。各地で一揆を指導しする影丸は、支配地域を拡大し、農民への支配を強めていく織田家と対決します。
52位 – バトル・ロワイアル(全15巻) / 高見広春 田口雅之
高見広春の小説「バトル・ロワイアル」が原作。日本ホラー小説大賞では、あまりのショッキングな内容だったため、選考者のお偉方から不評だったそうです。でも、これ売れるんじゃね、って話しもあり、現にそのとおりになりました。わたしはコミックも小説も読みましたけれど、絵のコミックよりも、活字の小説のほうがエグイと感じました。
51位 – 無邪気の楽園(連載中) / 雨蘭
卒業した小学校での同窓会。クラスメートの華々しい出世話を聞いた、25才の童貞でニートの省太(しょうた)は、頭を冷やそうと一人外に。プールの縁でタバコを吸っているとき、足を滑らせてプールに転落。すると、どうでしょう、そこは省太がいた小学校5年3組でした。プールの授業のため、女子が着替えています。そこには、憧れのこのみちゃんが……。
大人になった男子が、よく描く妄想が、そのままコミックなっています。エッチ場面満載。ロリコン男子の夢の漫画ッス。いやいや、アタシはロリコンではありませんよ。
50位 – 夜王(全29巻) / 巻倉科遼+井上紀良
ホストの的場遼介(まとばりょうすけ)の物語。舞台は新宿の歌舞伎町。ホストですから女性たちとの色恋物語もふんだんに。ホスト同士の熾烈な戦いが繰り広げられます。斬新な切り口で、このコミックは一世を風靡しました。
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49位 – スプライト(全15巻) / 石川優吾
2009年から2015年で、ビッグコミックスペリオールで連載。高校2年生のスーこと、時任好子(ときとう よしこ)の弟トキオが、10年前に黒い水「時間の津波」で行方不明に。ある日、スーと同級生のキリコこと蘭丸霧子(らんまる きりこ)、ミキこと平田美希(ひらた みき)らが偶然「黒い水」に流され、時空をこえてしまいました。そこで待ち構える数々のアクシデントと闘いながら、命をかけてトキオの行方を捜します。
戦国時代の武将らと戦うことに。ガラケー(当時、スマホの発売はまだ)が武将らの手に……。
48位 – バジリスク 甲賀忍法帖(全5巻) / 山田風太郎+せがわまさき
山田風太郎の小説、「甲賀忍法帖」が原作です。徳川家康、柳生宗矩、服部半蔵、天海なども登場します。家康の指示で伊賀と甲賀が戦うことになります。伊賀が勝てば、竹千代(徳川家光-後の3代将軍)が徳川家の世継ぎ、甲賀が勝てば、国千代(徳川忠長-後に自刃)が跡継ぎとなります。ひたすら戦います。登場人物の顔がみんな恐い。くノ一は美人。
甲賀の甲賀弦之介(こうが げんのすけ)と伊賀の朧(おぼろ)の愛の行方は……。
47位 – YAWARA!(全29巻) / 浦沢直樹
1986年から1993年に、ビッグコミックスピリッツで連載。強い女性柔道家のニックネームが、「女三四郎」から「やわらちゃん」に変更されるほどの人気コミックでした。ヒロインは、猪熊 滋悟郎(いのくま じごろう)の孫、猪熊 柔(いのくま やわら)。やわらちゃんです。谷亮子先生ではありません。いやしかし、谷亮子先生(旧姓:田村亮子)のように、強いですけど。強すぎるといってもいい。強敵をつぎつぎに倒していく様は、圧巻です。何度も読み返したくなる漫画です。
46位 – デビルマン(全5巻) / 永井豪
1972年から1973年にかけて週刊少年マガジンで連載。何といってもショッキングなシーンは、ラストーシーン。デビルマン不動明(ふどうあきら)の恋人、牧村美樹(まきむらみき)が……。これ、初めて読んだとき、哀しみが尾を引きました。漫画といえ、受け入れられなくて、完全にトラウマとなりました。なぜ、ここで、美樹が……。
45位 – インセクツ(全4巻) / 巻杉山 敏
虫が人を襲います。回を重ねるにつれ、虫はどんどん巨大化していきます。多くの人を殺しまくります。でも恐いのは虫だけではありません。
アメリカが出てきてあっという間に解決? ちょっと早くね、って感じはありますが……。防衛省の副大臣はでてきますが、その上の大臣は? 総理は? 設定が今ひとつですが、何だかんだで引き込まれてしまいます。
44位 – ムジナ(全9巻) / 相原コージ
相原コージ作の忍者漫画です。作者は白土三平の「カムイ伝」などのファンだったらしい。この場合、「カムイ伝」ではなく、「カムイ外伝」のコミック版ですね。「カムイ外伝」はシリアスでしたが、「ムジナ」はギャグもあり、エロも満載です。忍者マンガですので、残酷シーンは多いです。ムジナの母が……ギュルルルンて……。
43位 – キューティーハニー(全4巻) / 永井豪
愛の戦士キューティーハニーは、1974年から1995年にかけて、週刊少年チャンピオンで連載されました。もはや、知らない人はいないくらいの大人気コミック。41位の「デビルマンレディー」から比べると、ヌードは控えめです。
永井豪のエッチ漫画は、最初はこんな感じです。ハニーフラッシュ!
42位 – 女帝(全24巻) / 和気一作+倉科遼
読み始めたら止まりません。ヒロイン立花彩香は、母と自分を捨てた実の父や、権力を振りかざし、自分たち母娘を踏みにじった男たちに復讐を誓い、高校を中退して、女を武器に男たちの上に君臨する女帝になることを決意。処女の身体を武器に、まずは大阪ミナミへ……。30位の「女帝花舞」のヒロイン明日香の母の物語。
41位 – デビルマンレディー(全17巻) / 巻永井豪
元祖「デビルマン」よりオモシロい。モーニングで1997年から2000年に掲載。デビルマンの不動 明(ふどう あきら)も登場。金髪の美女、アスカ蘭(らん)のタクラミで、高校教師、不動 ジュン(ふどう ジュン)がデビルマンレディーになっちゃいます。ジュン先生の自室に見知らぬドアがあるのですが、整合性として、これはどうかな。なんてことは、ほとんど気にしないで、一気に読めちゃいます。裸が多いです。デビルビースト恐い。
40位 – カムイ伝(全15巻) / 白土三平
1964年から1971年にかけて、月刊漫画ガロで連載されました。「カムイ外伝」とよく間違えられるのはないでしょうか。これは「カムイ伝」です。「カムイ外伝」は忍者の物語ですが、「カムイ伝」は、非人と農民、武士の物語です。その他、忍者や商人も登場。特に非人は人間として扱われていません。それぞれの階級の人間は対立しています。
39位 – 課長 島耕作(全17巻) / 弘兼憲史
このシリーズは、「課長 島耕作」から始まり、部長、取締役、常務、専務、社長、会長、ヤング係長、学生と続きます。作者の「弘兼憲史」が団塊の世代(日本で1947~49年のベビーブーム時代に生まれた世代)ということもあり、その時代を生きるサラリーマンを、とてもリアリティに描いています。大企業のお偉いさんは皆、病気になっちゃいますね。
38位 – Happy!(全23巻) / 浦沢直樹
読み始めたら止まりません。ウェブサイトで「Happy!」を検索しますと、賛否両論あります。脇役にイヤな奴が多すぎるのかもしれません。個人的に、イヤなやつナンバーワンは、ヒロイン幸(さち)の兄ですね。コミックなんで、いいのですが、フグの毒で両親殺して、このキャラはないな、って感じです。「YAWARA!」の二番煎じといわれていますが、わたしは全く別物だと思っています。イヤな奴満載の「Happy!」大人買いで読みましょう。
37位 – 世界鬼(全11巻) / 岡部閏
ヒロイン東雲あづまは、叔父一家の全員(叔父、その妻、息子二人)から、生命の危険すらある、むごたらしい虐待を受けています。あづまの大好きな文鳥ちゃん(飼っている鳥)も殺されてしまいます。あづまはある日、異空間に召喚されて、集められた人たちと、敵である世界鬼を殺さなければなりません。ただし、世界鬼を1匹殺すと身内が1人死んでしまいます。このことを、あづまは知り、最強の戦士に生まれ変わるのです。そう、殺したいほど憎んでいる叔父一家全員を抹殺できるからです。コワッ!
36位 – 6000-ロクセン(全4巻) / 小池ノクト
深海での密室パニックです。36位は高すぎかなと思いましたが、初めて読んだときの、何ともいえないショックが尾を引いていましたので、この順位となりました。おそってきた怪物が唐突にいなくなったり、悪魔のような怪物が生まれた経緯も、もう少し分かりやすくしたほうが、よいかもしれません。ま、しかし、単純におもしろいので、ご覧になってください。
35位 – ヒストリエ(連載中) / 岩明均 2003年3月号 –
古代ギリシアが舞台。マケドニア王国のアレキサンダー大王に仕えた書記官・エウメネスの生涯を描いています。もちろんエウメネスへの感情移入は強いのですが、アレキサンダー大王の性格もなかなか興味があります。わたしは、コミック「寄生獣」の影響がありすぎて、次のシーンで、登場人物の顔が変形するんじゃないかと、そればかりが気になってしまいました。
34位 – 雲盗り暫平(全6巻) / さいとう・たかを
主人公の暫平(ざんぺい)、こやつ、稀代のスケベです。蛇が嫌いだけれども、女は大好き。時代劇コミックの大御所、「さいとう・たかを」が描きます。ゴルゴ13のようなハードボイルドではありません。徳川吉宗、大岡忠相、平賀源内などが登場します。
33位 – JIN -仁(全20巻) / 村上もとか
スーパージャンプに、2000年から2010年に連載。現代の医師、南方仁(みなかた じん)が、江戸時代にタイムスリップするという、荒唐無稽な物語です。荒唐無稽ですが、さまざまな背景については、きっちりと描かれています。江戸時代の医師と交流しながら、コレラの治療やペニシリンの精製を行います。あんドーナツが脚気(かっけ)に効くとは勉強になりました。これは恋愛物語ですね。
32位 – 天使なんかじゃない(全4巻) / 矢沢あい
集英社の少女まんが雑誌「りぼん」に掲載。ちょうど「ちびまるこちゃん」も連載中でした。みどりことヒロイン冴島翠(さえじま みどり)と須藤晃(すどう あきら)、マミリンこと麻宮裕子(まみや ゆうこ)と瀧川秀一(たきがわ しゅういち)の青春物語です。
31位 – エンジェルハート(全33巻) / 北条司
シティハンターの続編です。まさか、冴羽獠(さえばりょう)のステディ槇村香(まきむらかおる)があんなことに、なっていようとは……。初っぱなからショッキングでした。そのショックを払拭していくのは、殺し屋、香瑩(シャンイン)。えっ、殺し屋? そうです、殺し屋なのです。さて、冴羽獠との関係はどうなっていくのでしょう。
ストーリー展開はシティハンターよりもシリアスな感じです。若干、メロドラマ的な雰囲気もありますケド。泣けるシーンも多いです。続きが読みたくなる漫画です。
30位 – 女帝花舞(全28巻) / 倉科遼×和気一作
42位の「女帝」と似たような展開かも知れません。それもそのはず、「女帝」の娘の物語なのです。主人公明日香は母に反発します。母はお水関係でしたが、娘は芸妓に。一人前の芸妓に成長するまでを描いております。やくざや政治家、芸能家などと交流を持つようになります。このあたりは、母と似たような生い立ちをたどっているような気がします。色っぽい描写も多くあります。
29位 – キングダム(連載中) / 原泰久
三国志が始まる前は劉邦と項羽の時代。さらにその前の時代、秦の始皇帝が中国を統一する物語です。身も蓋もないことをいってしまうと、中華統一を果たした秦は、10年ちょっとで項羽と劉邦に滅ぼされてしまいます。というか、秦の始皇帝(嬴政-えいせい)って残虐な人物だと、なにがしの本で読んだことがありますが、ここでは素晴らし人物として描かれています。
主人公である信の名前は、李信? それはともかく、心許ない吹き矢一丁で殴り込みをかける、河了貂(かりょうてん)と、しだいに心開く、刺客、羌瘣(きょう かい)が超魅力です。
28位 – NARUTO(全72巻) / 岸本斉史
惜しまれながら終わっちゃいました。ナルトが結婚するのはサクラかと思ったけど、違いました。人気の漫画というのは、主人公よりも脇役がキラリと光っています。渋いところでは奈良シカマルと、砂隠れの里のテマリですね。この二人将来どうなるのでしょう。NARUTOの続き、書いて欲しいッス。
27位 – 影狩り(全15巻) / さいとう・たかを
幕府の忍、「影」を相手に、正義感のある十兵衛、堅物の月光、女好きの日光の3人の戦いが繰り広げられます。その「影」たちは善良な民を容赦なく殺していきます。月光が「いちばん強いのは日光」という場面がとても印象的でした。ずいぶん前に読んだので記憶が曖昧なのですが、たぶん言ったのは月光だったと思います。間違っていたすいません。とにかく、強い3人ですので、幕府の放つ「影」も、強い忍たちです。毎回、ハラハラドキドキで読みました。
26位 – 地雷震(全19巻) / 高橋ツトム
主人公、飯田響也(いいだ きょうや)は新宿署の警察官ですが、犯罪者の逮捕には手段を選びません。簡単に射殺してしまいますが、ときには犯人を更正させることも。飯田の上司、老刑事の成田が渋い。その後、哀しい物語が……。何だかみんな死んじゃいますね。ドキドキしながら読んでください。
25位 – BILLY BATビリーバット(連載中) / 浦沢直樹
作者、浦沢直樹の大学時代、軽音部の一年上に、ロックバンドのザ・ストリート・スライダーズがいます。実はわたしもバンドをやっていましたので、ザ・ストリート・スライダーズは聞きました。はい、脱線しました。
マンガのほうですが、伊賀上忍三家の服部半蔵、藤林長門守(ふじばやしながとのかみ)、百地丹波の中の、百地丹波の子孫、おとぼけのジャッキー・モモチがいい味出しています。主人公はずっとケヴィン・ヤマガタだと思っていました……。なんか、ちょっと寂しい。
24位 – ワンピース(連載中) / 尾田栄一郎
いきなりですみませんが、わたしはニコ・ロビンのファンです。アラバスタで王下七武海の一人、クロコダイルをやっつけたモンキー・D・ルフィたちは、メリー号で一息。そこに突然現れた、クロコダイルの片腕ニコ・ロビン。わたしの中ではここがベストシーンなんですけど、あなたはいかがですか? そのうちルフィはシャンクスと戦うのでしょうか。う~ん、複雑な気持ちです。
もし、ワンピースが終わったら、尾田栄一郎は次に何を書くのでしょう? めっちゃ興味津々。
23位 – あずみ(全48巻) / 小山ゆう(AZUMIも同じ)
初っぱなから、ずいぶんと、残酷なシーンがあります。徳川江戸幕府天下太平のため、枝打ちの刺客、あずみは、反乱分子を切りまくります。超人的なあずみ。仲良くなった浪人たちも、切らなければなりません。人をいっぱい殺しても、聖少女のようなあずみの物語です。
単行本48冊と、とても多いですが、大人買いして、一気に読みましょう。読めてしまいます。何度読み返しても感動します。
22位 – かみちゅ!(全2巻) / ベサメムーチョ+鳴子ハナハル
かみちゅ!は2005年に制作・放送されたオリジナルアニメです。その神様は、中学生の一橋 ゆりえ(ひとつばしゆりえ)です。神通力のあるゆりえは、神社の行事に参加したり、いろいろな人の願い事を叶えたりしています。同級生の二宮健児(にのみやけんじ)に思いを寄せているのですが、にぶい健児は気づかない。でも、やがては気になり始めます。いろいろな神様が登場する不思議な青春物語。
21位 – 乙嫁語り(連載中) / 森薫
嫁のアミル・ハルガン20才と、夫のカルルク・エイホン12才の物語。何といってもアミルがカッコいい。そして二人には愛があり信頼があります。舞台は、19世紀後半の中央アジア。ハルガル一族が暮らす領域は、ロシアの侵攻により緊張状態にあります。恐い話や哀しい話しをおりまぜながら、ストーリーは脱線しながら進んでいきます。
森薫の絵は言葉は必要ありません。紙の中の絵が動き出すような画力です。
20位 – 吉田家のちすじ(連載中) / 中島守男
吉田家、昭彦(あきひこ)の嫁、ヒロイン多香子(たかこ)は美人で良妻賢母。昭彦の前の妻との息子、武(たけし)は中学2年生。子どもの頃は多香子の身体に遠慮なく触れることができたが、思春期を迎え、できなくなるが……。定年を迎えた昭彦の父、義郎(よしろう)は一見まともそうだけれど、バツイチどころではなく……。さらに、昭彦の祖父、平八(へいはち)はボケたふりして、多香子の身体を……。全員からセクハラを受ける多香子は困っちゃいます。中島守男先生の漫画は色っぽいッス。
19位 – 龍 -RON-(全42巻) / 村上もとか
満州事変、太平洋戦争の激動の時代のマンガです。村上もとかが書くコミックは、じっくり読むタイプのコミックです。「龍-RON-」は読み始めると止まりません。主人公、押小路 龍(おしこうじ りゅう) こと、李 龍(リイ ロン)と小鈴は結ばれるはずでした。しかし、小鈴は芸妓の道へ。龍の叔父である押小路卓磨(おしこうじ たくま)が小鈴を妾(めかけ)にしてしまいました。読んでいてこのシーンは辛かったです。その後、龍は田鶴てい(たづる てい)と出会います。
18位 – ヤング 島耕作 主任編(全4巻) / 弘兼憲史
島耕作は早稲田大学を卒業後、初芝電器産業に入社しました。その頃の話です。若いです。研修で辛いこと良いこと、いろいろ経験します。会長に上り詰めた今と違って、ハツラツとしています。アッチのほうが好きなのは、課長時代も会長となった今も、何にも変わっていません(笑)。モテモテはこの頃からずっとです。後に結婚して離婚する若き日の「怜子」も登場。
このシリーズは、課長島耕作から始まり、部長、取締役、常務、専務、社長、会長、ヤング係長、学生と続きます。
17位 – 漂流ネットカフェ(全7巻) / 押見修造
そもそも、わたしは、ネットカフェって行ったことないんで、タイトルを見て、今ひとつかな、なんて思っていましたが、とんでもないです。かなりおもしろいです。ネットカフェは単なるツールです。押見修造は「悪の華」を書いた漫画家です。「悪の華」のようにドロドロした漫画家と思っていましたが、そんなではないです。まあ、ドロドロはしていますケド。恋愛物語ですから。
16位 – リアル(連載中) / 井上雄彦
今、大人気の車椅子バスケットの物語です。
野宮がナンパした夏美を、バイクに乗せて事故を起こします。半身不随になった夏美がいる入院施設を、野宮がお見舞いに行くシーンですが、なかなかリアリティがあっていいです。リハビリを受ける夏美を見て泣く野宮。そして、夏美の台詞がいい。
元陸上選手、今は車いすバスケのビンス(野宮が呼ぶ)こと戸川、不慮の事故で脊椎を損傷して下半身不随となった、野宮と同じ高校に通う、元バスケット部の高橋。野宮を入れてこの三人の主人公がいます。
井上雄彦はどんなジャンルを書いても絵がうまいッス。
15位 – ラストマン(全12巻) / 江川達也
読み始めたころは、ギャグ漫画かと思いましたが、ぜんぜん違いました。江川達也のコミックは、セックス描写が盛りだくさんです。ラストマンもまさにそう。えッ、ここまで書くの? ってゆうくらい、これでもか、の連続です。女子高生のお母さんまで……。残虐な描写もかなりあります。中でも一番哀しかったのは、バスケ部の佐々木を好いている岬が悪魔のようなアレックスに……。そして佐々木も……。胸がえぐられます。
14位 – NANA -ナナ-(21巻-2009年6月病のため休載中) / 矢沢あい
性格の全く違う同い年の2人、大崎ナナと小松奈々が、新幹線の中で出会いました。物語はここから始まります。音楽を中心とした、実に複雑な恋愛物語です。
何といっても大崎ナナ。映画化で大崎ナナを中島美嘉が演じたときは、若干ダイコンが入っていましたが、思った以上に格好良くて見とれてしまいました。それ以来、中島美嘉のファンです。あの感じの音楽とルックス、よかったのに、すぐに元に戻ってしまいましたね。
矢沢あい先生の復帰を願うばかりです。
13位 – バガボンド(連載中) / 井上雄彦
吉川英治の小説「宮本武蔵」のコミック版です。単行本は37巻(2017年9月5日確認)まで出ています。1998年からモーニングで連載開始。時代劇を描く井上雄彦の画力は天下一品です。絵にのめり込みます。超見どころの一つ、吉岡道場の門下生70人を、武蔵が「ぬたぁん」と切りまくります。
バガボンドの中で、一番好きなシーンは、武しゃん(武蔵のことを、おつうが呼ぶ)が「おつう」のことを語る場面です。
12位 – 20世紀少年(全22 +2巻「21世紀少年」)/ 浦沢直樹
説明の必要がないと思いますが、1999年からビッグコミックスピリッツで連載が始まりました。ケンヂこと、遠藤 健児(えんどう けんじ)を始め、姪(めい)のカンナ、幼なじみのオッチョ、ヨシツネ、モンちゃん、マルオ、ケロヨン、元詐欺師で友民党の党首の万丈目(まんじょうめ)など、脇役の顔ぶれが際立っています。
中でも、わたしが一番のファンの、ユキジこと、瀬戸口 ユキジ(せとぐち ゆきじ)がカッケー! そして、2番目のファンは、ケンジの姉でカンナの母親、微生物学者のキリコこと、遠藤 貴理子(えんどう きりこ)。彼女は世界を救うために奮闘。読んでない人は必見です。特に戦後の昭和を歩んできた、還暦過ぎの人に見て欲しい。
11位 – シグルイ(全15巻) / 山口貴由×南条範夫
南条範夫の小説、「駿河城御前試合」は1956年に直木賞を受賞しました。その41年後、山口貴由は、「駿河城御前試合」を原作としたコミック「シグルイ」を書きあげました。
虎眼流道場に単身で乗り込んできた伊良子清玄(いらこ せいげん)に、藤木源之助(ふじき げんのすけ)が、「彼奴(きゃつ)の赤い唇、剣術には無用だ」と心の中で思ったのです。
師範の岩本虎眼の情婦の「いく」と、娘の「三重」の魅力的な裸が満載の漫画です。ともあれ、驚愕のラストをご覧ください。
10位 – よつばと!(連載中) / あずまきよひこ
「よつばと!」あずまきよひこの大ヒットコミック「あずまんが大王」に続く、大ヒットコミックです。毎日が冒険の「よつば」、この親にしてこの娘って感じです。よつばのお友達「恵那」と「みうら」の絡みがオモシロすぎです。「よつば」と「やんだ」の戦いも必見です。「ふーか」の同級生の「しまうー」のオトボケもグッド。何回も読み返したくなる漫画ですよ。
9位 – シトラス(全2巻) / 香魚子
漫画家、香魚子(あゆこ)が書いた中で、この「シトラス」が絶品だと思っています。少女漫画ですが、男が読んでもオモシロい。笑っちゃうオモシロサではありません。間違いなく、感動します。わたしは何回も読み返しました。
8位 – エマ(全7巻) / 森薫
ウィリアムの父が少々甘いのかな……どうでしょう。この時代の階級社会としては、父親がもっと、ウィリアムとエマの恋の行方の障害になっても、よかったのかなぁ、などと思いますが、それはそれで、起伏の激し過ぎるストーリーになりすぎて、読んでいて疲れそうな気もします。
ストーリーは、ウィリアムがエマを見て、一目惚れするところから始まります。物語は緩やかに進むと思っていたのですが、なかなかの急展開に、ハラハラ、ドキドキでした。まさに、10本の指に入るコミックです。
7位 – 火の鳥(全11巻-最終出版) / 手塚治虫
「復活編」で、2428年にエアカーから転落して、レオナが死にました。しかし、この時代、人間を生き返らせることができたのです。復活したレオナの目に、人間の姿がガラクタにしか見えません。そのガラクタの中に、美しい女性を見つけたのです。それが、量産型の事務用ロボットのチヒロでした。
火の鳥の中でいちばん好きなのは、旧式ロボット、ロビタの物語です。この「復活編」でロビタの誕生が描かれています。チヒロと人造人間レオナが結ばれて、ロビタが誕生したのです。その後、大量生産されたロビタは、火の鳥の中で、いろいろな作品で描かれてます。火の鳥は、もっともっと、続きが見たかったです。手塚治虫の作品ですので、こればかりはどうしようもありません。
6位 – MASTERキートン – マスターキートン(全18巻) / 浦沢直樹×勝鹿北星
1988年~1994年に、ビッグコミックオリジナルで連載されました。イギリス陸軍に志願、SASで数々の戦果をあげ、サバイバル術に長けた主人公の平賀太一(ひらが たいち)は、MASTERキートンと呼ばれています。普段は非常勤講師として働いていますが、探偵業務では武器も持たずに、敵軍と戦う、凄まじい強さ。わたしがファンなのは、何といっても娘の百合子(ゆりこ)。母親譲りの気象の強さがありますが、利発な美少女として描かれています。
5位 – ZETMAN(連載中) / 桂正和
けっこう残酷な描写があります。これも魅力のひとつでしょうか。主人公のジンは幼少の頃からZETMANになる運命……。何といっても天城木葉(あまぎ このは)が可愛い。木葉の母、葉子が別の男と暮らしている様子にドキドキしちゃいました。それはそれとして、木葉の兄、高雅(こうが)は正義の味方です。でも正義の味方がエスカレートして、身内の……。さらに、ジンの恋人、花子との運命は……。
4位 – PLUTO(全8巻) / 浦沢直樹
手塚治虫が書いた鉄腕アトムシリーズでの最高傑作「地上最大のロボット」のリバイバル作品です。当時世界最高水準のロボットたち、スイスのモンブラン、ドイツのゲジヒト、ブリテンのノース2号、トルコのブランドとギリシアのヘラクレス、そして日本のアトムが、次々とプルートゥに壊されていくのを、子どもの頃、ドキドキしながら読んだ記憶があります。
そして今回の浦沢直樹の「PLUTO」。いい漫画を書いています。アトムやウランが登場する場面が、とっても感動的です。これだけでも見る価値がある!
3位 – i.d.(連載中?) / 岸虎次郎
私の中で、続きが見たいナンバーワンです。単行本の1巻しかありません。いつまで経っても続きがでません。平成21年12月から、何の音沙汰もありません。どうしちゃったのでしょう?
男顔負けの空手の実力者、アキこと、比留川亜紀子(ひるかわあきこ)がカッコいい。彼女には暗い過去があり、仕事でも悩んでいます。電車の中で3人の不良に絡まれていた、葵美雪(あおいみゆき)を助けます。これがまたカッケー!のです。アキはモデルをしていますが、今ひとつパッとしません。美雪にも暗い過去が……。続きが見たい!
2位 – 黒─kuro─(全3巻) / ソウマトウ
残酷で不気味で可愛い物語です。1位でもいいくらいの仕上がりだと思っています。はい、偉そう。
女の子のココとクロネコのクロの物語です。驚くことに、ばかでかい屋敷にココは一人で暮らしています。恐ろしい世界の中、ココとクロの日常が、楽しげに描かれています。永遠にこの日常の漫画でもよいと思っていましたら、回が進むうち、ストーリーが急展開していくのです。そもそも、両親がいないので、どうしたのかと思っていたら、なんと……。両親がいないナゾは分かりましたが、この世界の謎の解明が欲しかったです。しかし、オモシロいのでヨシとしました。はい、偉そう。
1位 – シャーリー(全2巻) / 森薫
私は男ですケド、第一位はこれなんです。第二位の「黒─kuro─」と迷ったのですが、第一位にあげたいのはこの「シャーリー」です!
メイドが趣味ってワケではなく、少女趣味ってワケでもありませんが、この漫画はハマりました。結局は森薫のコミックは全部ハマっちゃいましたケド。「シャーリー」を描いている時代も魅力的で、何といっても二人のヒロインがいい。大きな起伏のある物語ではありませんが、暖かみのある日常の描写にグイグイ魅了されました。絶対、読むべし!