太陽からの熱を太陽放射、暖められた地球が発する熱を地球放射

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太陽放射、地球放射について

私たちの暮らしは太陽エネルギーによって支えられています。太陽からのエネルギーが地表を暖めることがすべてのスタートですが、ふだん私たちが意識している太陽からのエネルギーとは、太陽光で可視光(かしこう)と呼ばれるものです。

その波長は約0.4マイクロメートルから0.7マイクロメートルです。しかし太陽からは私たちが見ることができない波長の紫外線や赤外線もやってきます。

これらをすべて含めた光の波(電磁波)を太陽放射といいます。

太陽からの熱を太陽放射といい、地球が暖められて発する熱を地球放射といいます

地球に届いた太陽放射を100としますと、地表に届くまでに雲に反射したり、大気中の水蒸気に吸収されたりするため、実際に地表に届くのはその半分程度です。

一方、太陽放射によって暖められた地球も放射しています。

すべての物体は熱を持ち、赤外線を放射していますが、地球も例外ではなく、赤外線を放射しているのです。

それを、地球放射と呼びますが、地球が発する赤外線はそのまま宇宙空間に逃れたり、あるいは雲に跳ね返されてふたたび地表に戻ってきます。

もし、地球放射が雲などに遮られずに、すべてが宇宙へ飛び去った場合、地表の気温はマイナス18℃になります。

実際には、雲の中にある水蒸気や大気中の二酸化炭素などが、地球放射を逃さない温室効果によって、地球全体の平均気温は15℃に保たれています。

このように、地球が常に一定の気温を保っているのは、地球放射が太陽放射と同量のエネルギーを宇宙空間へ出していることの証明でもあるのです。

私たちがふだん目にする天気予報に登場する宇宙からの写真は、気象観測衛星が高度3万6000キロメートルの上空から地球の放射する赤外線を撮影したものなのです。