秋の天気の特徴は?
立秋は、暦では、8月8日を過ぎる頃をいいます。
秋とは言いますが、8月は、まだまだ夏の熱い日差しです。
秋の気配を感じるのは、9月に入ってからになるでしょう。
9月でも、まだまだ夏の気配ですが。
9月1日は、立春から、210日目にあたる、二百十日といいます。
二百十日(にひゃくとおか)は、雑節のひとつで、立春を起算日として210日目(立春の209日後の日)である。 日付ではおよそ9月1日ごろである。 台風の多い日もしくは風の強い日といわれるが、必ずしも事実ではない。(※Wikipediaから引用)
古くから、台風が多い日と言われていますが、統計から見ますと、特異日(晴天・雨天など、ある天候が統計上高い確率で現れる日。十一月三日は晴れの特異日とされるなど)ではありません。
秋雨前線が、9月中頃から、10月の上旬にかけて、日本付近に停滞しますので、悪天候の日が多いです。
秋の長雨の時期に入ります。
この気圧配置のときに、台風が接近しますと、大雨になりやすいです。
9月23日、秋分の日は、昼と夜の長さが同じになります。
およそ、秋分の日を境に、昼の時間のほうが、短くなり、朝晩の気温も低下するため、秋を実感するようになります。
秋の台風は、日が進むにつれ、徐々に、東にそれていくコースになり、日本の東北海上を北東に進みます。
その後、日本上空を、移動性高気圧が通過し、秋晴れが訪れます。
移動性高気圧の圏内は、天気が良いです。
特に、東半分では、上空の風が北西風となり、雲があまりできず、気持ちの良い秋晴れになります。
しかし、この移動性高気圧は、2日ほどで通過してしまいますので、天候が変化しやすく、これにより、秋の空が変わりやすいのです。
ただし、高気圧が東西に連なった、帯状高気圧(大気中で、周囲よりも気圧の高い所。域内は一般に天気がよい)になると、好天が続くのです。
10月23日ころは、二十四節気(太陰太陽暦で、一太陽年を太陽の黄経に従って二四等分し、それぞれに季節の名称を与えたもの)のひとつである、霜降(そうこう)です。
これは、霜が降りはじめる日のことです。
この時期になると、朝晩の冷え込みが厳しくなります。
11月になると、木枯らしが吹き出します。
ときどき、西高東低の気圧配置にもなり、冬型の気圧配置に近づいていきます。
これまでは、日本全国が、好天に恵まれることが多かったのに対し、日本海側では、天気の悪い日が、徐々に多くなってきます。