台風について
台風は、年に、およそ26個生じ、その中のおよそ11個が、日本に接近します。
さらに、3個程度、上陸します。
上陸とは、沖縄を除き、日本の海岸に、達したことをいいます。
これが1年間の、台風発生の平均個数です。
7月から10月にかけて、接近または上陸が多くなります。
南シナ海の領域や、北西太平洋領域で発生する台風の名は、西暦2000年から、クジラやトカゲ、ハトなど、日本の名が付けられているものがあります。
偏西風の弱い、太平洋高気圧に覆われる夏は、秋の台風と比べ、複雑な動きをし、かつ、進行速度が遅いものがあります。
台風の周りの風と、台風本体の風が、同じ方向に吹く右側では、風がとても強くなります。
台風から離れた場所でも、気圧配置や前線の状況によっては、大雨が降る場合もあります。
台風12号(2020年9月23日)
台風12号は、今後、東寄りに進む予想。
関東に最も近づくのは、9月24日(木曜日)の午後から、25日(金曜日)の朝にかけてです。
秋雨前線が停滞し、特に大雨になる可能性がありますので、警戒しましょう。
9月24日(木曜日)には、関東地方の南岸を、北東に進む予想です。午後以降、関東に接近。
9月25日(金曜日)には、朝、関東に最接近します。総雨量は、関東の平野部で、多いところでは200mm前後に達する予想です。岩手、福島、宮城の太平洋側も、大雨の警戒が必要でしょう。
9月26日(土曜日)の15時ころには、温帯低気圧に変わり、三陸沖に進む予想になっています。
等圧線の間隔が、北日本では、たいへん混み合い、広範囲で、強い風が吹きます。
沿岸部では、25m/sの瞬間風速を超える可能性があり、温帯低気圧に変わっても、注意が必要でしょう。
太平洋側は雨も強まり、東よりの風が吹き付けます。暴風、大雨の警戒が必要です。
沿岸部では高波などにも注意が必要です。