天候と季節の変化 – 木枯らし一号は晩の終わりを告げる冷たい北風です

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木枯らし一号が吹く頃は

さわやかな秋晴れが続いたあと、秋が一気に深まります。

気温が次第に低下し、冬の到来を、感じさせる天気になってきます。

その先駆けとしては、高い山の初冠雪でしょう。

山は、標高が、100メートル上がるごと、およそ1℃の割合で、気温が下がっていきます。

たとえば、平地(海面近く)が15℃であるならば、1500メートル級の山頂では、0℃になり、まさに冬の気温です。

そこに低気圧が通過しますと、山頂では、雪が降り積もるのです。

標高の高い山ほど、初冠雪が早く、9月下旬の富士山から始まり、北海道や、本州の高い山では、初冠雪は、10月の下旬に見られます。

平地でも、そのあとは、秋が深まり、徐々に気温が低下します。

晩秋を実感するのは、10月中旬から、11月の中旬頃に吹く、木枯らし一号です。

木枯らし一号は、名のとおり、その冬の最初に吹く、冷たく強い、北寄りの風です。

冬型の、西高東低の気圧配置のときに、最大風速が、8m/s以上の強さで吹く、北~西北向きの風といった条件があります。

これらを満たしたときに、木枯らし一号が、発表されます。

日本の上空を通過したあと、北日本の海上で発達した低気圧が、木枯らし一号を吹かせます。

移動性高気圧が、西から張り出し、対応する形になると、等高線が南北方向に、混み合う気圧配置となり、北寄りの風である、木枯らし一号が吹きます。

冬の寒い天気をもたらす、西高東低の気圧配置は、西の高気圧が移動性のため、木枯らし一号のあとは、東に移動し、風も静まり、気温も上がり、良い天気になります。

しかし、その後も、同じような天候と、気圧配置を繰り返しながら、だんだんと、冬に向かう季節となっていきます。

木枯らし一号が吹く頃は、冷たい雨や雪が、日本海側でも降ることがあります。

これは、日本海の暖かい水と、北よりの、冷たい風との温度差によってできた雲が、次々に通過していくためです。