天候と季節の変化 – 植物の変化は春の到来と秋の深まりを実感

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桜前線と紅葉前線

日本の春を代表する、花の桜の開花は、長い冬を経て、春の到来を最も端的に、知らせてくれます。

山々が、黄色や赤色に染まる紅葉は、気温の低下にともない、秋の深まりを感じさせます。

季節の移り変わりを、教えてくれる樹木は、多くありますが、桜とモミジは、その象徴ともいえるでしょう。

すでに、桜の花が咲いている地域と、これから開花する地域の境を、線でつないで、日本地図上に表わしたものが、桜前線です。

天気図の前線に似ていることから、一般に桜前線と呼ばれています。

桜前線は、多くの品種の桜の中で、最もあでやかで人気の高い、ソメイヨシノを対象にしています。

ただし、奄美大島以南では、カンヒザクラ 、北海道の一部では、エゾヤマザクラが、観測の対象になっています。

開花日とは、気象台で定めた、標準木が、5~6輪の桜の花が開いた、最初の日のことです。

1月の沖縄地方は別として、3月下旬のころから順次、北に向かって進んでいきます。

桜の開花日は、地形や標高、緯度などによって、大きく左右されます。

九州から関東近辺までは、比較的早く到達しますが、それより北になりますと、進行速度が、大幅に遅れる傾向があります。

また、冬に、桜の花は、ある程度、気温の低い日がないと、順調に開花しません。

沖縄地方では、本島の北部から南に向かって、桜前線が降りてくるといった、現象も見られます。

紅葉前線は、秋に、モミジなどが、黄色や赤色に色づく日を、結んだものです。

気象台では、それらの紅葉開始日を観測しています。

紅葉は、最低気温が、8℃になって、少し経つと始まるといわれています。

紅葉前線は、北海道での10月中旬を皮切りに、桜前線よりも、はるかに速い速度で、南下します。

およそ、1ヶ月で九州南端まで到達します。

標高の高い地域では、平地よりも早く紅葉が始まり、山頂から麓(ふもと)へと、早いスピードで、紅葉が進んでいきます。