太陽放射と地球放射の具合で日中で一番暖かいのは午後2時となる

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午後2時が一番暖かいのはなぜでしょう

太陽光をもっとも強く感じるのは、太陽が頭上にくる正午ころです。

ということは、それにあわせて、1日で正午がいちばん暖かくなると思われますが、実際はそうではありません

日頃から利用する天気予報でも、日中の最高気温は午後2時ころの気温であることが多いのです。

太陽放射の1日の変化を見てみましょう。

まず、夜明けとともに太陽放射の量が増え始めます。太陽高度の上昇とともに、午前中はどんどん増え続け、南中する正午が最大となり、午後は徐々にその量を減らしていきます。

一方、太陽放射に暖められた地表からは、地球放射が行われます。地球放射も太陽放射の増加とともに比例して増えていきますが、太陽放射が最大となる正午ころでは、まだ太陽放射と地球放射の量に大きな差があり、太陽放射のほうが勝っています。

そのために、地球放射の量は正午を過ぎても増え続けることになります。

地球の気温を決めるのは太陽放射だけではなく、地球放射も大きく関係します

やがて太陽放射と地球放射の量が一致するときがきます。そのときが、1日でもっとも高い気温になるのです。それがおおよそ、午後2時

これは、一年の季節変化についても同じとことがいえます。

北半球でもっとも太陽高度が高くなるのは6月下旬。夏至の日です。このときに、北半球が受ける太陽放射は最大になりますが、地球放射はまだ小さく、さらに増え続けていきます。夏至の日を過ぎて減っていく太陽放射は、やがて増え続ける地球放射と同量となります。そのときが、北半球がもっとも暑くなるときです。それが夏の真っ盛りの8月です。

1日の変化で見れば、2時間の遅れが、一年で見ると、2ヶ月の遅れとなるのです。

語句

南中……なんちゅう – 天体が天頂の南側で子午線を通過すること。そのとき天体の高度は最も高くなる。