多くの雲粒が成長して雨粒になると重みで地上に落ちてくるのが雨

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雨はどうして降るのでしょう

雨とは、雲の中で大量の雲粒が結合して成長してできた雨粒が地上へ落ちてきたものです。

雲粒は半径0.01ミリ程度のたいへん小さなものです。それに対して、雨粒は半径1ミリ程度ですので、雲粒は雨粒よりも小さいのです。

半径で100倍の違いがあるとき、体積で比べると、雨粒は雲粒の100万倍の大きさということになるのです。

雲粒がその大きさまで成長しないと、雨は降りません。

上昇気流に支えられ、下に落ちることなく雲の中にとどまっている雲粒は、水蒸気がエアロゾルの凝結核によって集められ成長したものですが、雨粒までに成長するには、100万個の雲粒が結合しなければなりません。

それはたいへん難しいことで、大半の雲粒は雨粒にならずに、蒸発して消えていきます。雲粒が姿を消すということは、当然、雲も消えていきます。

多くの雲粒が成長して雨粒になると、その重さで地上に落ちてくる

非常に細かい雨の霧雨の場合、その半径が雨粒の10分の1程度ですが、霧雨の粒まで成長できたとしても、上昇気流が強ければ下に落ち津ことはできません。上昇気流が弱くて下へ落ちたとしても、霧雨の粒程度では地上へ届く前に蒸発してしまいます。

雲粒をつくりだす凝結核のなかにはイオンとなって雲粒の中に溶け込み、帯電させるものがあります。

帯電した雲粒は水蒸気を取り込んで蒸発しづらくする効果がありますので、雲の中に帯電した雲粒と帯電していない雲粒がある場合、帯電した雲粒のほうが大きく成長していくことができます。

一旦成長を始めた雲粒はどんどん水蒸気を集めて大きくなっていき、下へ落ちていきますが、そのときに下にある水蒸気や雲粒を吸収することによってさらに成長し、雨となって地上へ落ちていきます。

語句

雲粒(うんりゅう、くもつぶ)……雲を構成する水滴や氷結晶(氷晶)のこと。

エアロゾル……気体中に微細な固体または液体の粒子が浮遊している分散系。噴霧器から出る霧状物や煙霧の類。煙霧質。エーロゾル。

凝結核……(1)大気中に浮遊する液体または固体の微粒子(エアロゾル)で、水蒸気が凝結して水滴を作る時の核となるもの。燃焼生成物・粘土粒子・海塩粒子など。(2)一般に、気相内部で液滴が凝結するときの核になる物質。