前線は2つの性質の異なる気団が衝突するところに発生する part2

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前線ってなんでしょう – 2

低気圧の中心にできる閉塞前線

寒冷前線で寒気が暖気を押す力は、温暖前線で暖気が寒気を押す力よりも強力です。そのため、低気圧から西へ延びる寒冷前線と東へ延びる温暖前線では、その速度に違いがあり、寒冷前線は徐々に温暖前線に近づいていきます。

その結果、低気圧の中心部では寒冷前線が温暖前線に追いついて合体しますが、そのときにできる前線を閉塞前縁といいます。

閉塞前縁では、寒気が寒気に追いついてしまったために、それに挟み込まれた暖気は上昇していきます。その上昇を後押しするする暖気が少ないので、やがては勢力を弱めて雲が消えていきます。また、閉塞前縁が長く延びるにしたがい、低気圧そのものの勢力も弱めていきます。

また、閉塞前線が切り離されて前線を持たない低気圧に変わっていくこともありますが、そのような低気圧にはエネルギーが補給されないので、やはり少しずつ勢力を弱めていきます。

暖気と寒気の境界に長くできるのが停滞前線

ぶつかりあう寒気と暖気の勢力が拮抗(きっこう)しているときにできるが停滞前線です。この前線は春から夏にかけて、あるいは夏から秋の季節変わりに日本の南海上に東西に長く連なって現れることが多く、春の最終期に現れる停滞前線を梅雨前線とよび、夏の最終期に現れるものを秋雨前線といいます。これはよく耳にしますね。

停滞前線の下ではあまり強い雨は降りませんが、東西に長いためぐずついた曇り空が続きます。

中国大陸の南部で発生した停滞前線は、東シナ海へと延びていきますが、海上を進むにつれて発達するため、前線上に低気圧を発生させることもよくあります。

気象と天気の疑問 part19-1 ~前線てなんだろう? – 1~

前線は2つの性質の異なる気団が衝突するところに発生する part1
二つの性質の異なる気団が衝突するところに発生するのが前線です。前線には4種類ありますが、そのなかでももっとも強い雨を降らせる寒冷前線です。寒気と暖気が衝突するところに発生する寒冷前線。低気圧の中心から東側に向かってできるのが温暖前線(おんだんぜんせん)です。関東地方では3月頃かにドカ雪が降ることがあります。