アメダスとは全国にまんべんなく設置された無人気象観測所

スポンサーリンク

アメダスとはなんでしょう

天気予報をテレビなどで見ているときに、アメダスが観測した降水量グラフなどを目にすることがあるかと思います。これは全国に配置されたアメダスが観測した降水量を示したものです。

アメダスとは気象庁が設置した無人気象観測所です。Automated Meteorological Data Acquisition System(自動気象データ収集システム)を表記する英文の頭文字からとった名称です。正確には地域気象観測システムといいます。

全国に約1300箇所に設置され、降水量を観測しています。そのうちの約850箇所では降水量だけではなく、風向きや風速、気温や日照時間も観測しており、雪の多い地方では積雪量も観測します。

アメダスとは全国にまんべんなく設置された無人気象観測所です

従来これらの観測は各地の気象台で行われてきました。天気予報を行うには、このような地上で気象を観測したデータがもっとも重要な基礎データになりますが、予報をより正確なものにするには、観測地点を増やす必要があるのです。

そこでできたのがアメダスです。アメダスによって全国を約20キロ平方メートルのグリッドにわけて観測できるようになり、天気予報の精度を大きく向上させることができました。

アメダスの観測結果は専用の通信網によって気象庁に即座に集められ、観測結果として発表されるほか、気象庁の誇るスーパーコンピュータに入力され、天気予報の基礎データとして活用されています。