数値予報とは観測データをスーパーコンピュータで処理したもの

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数値予報とは何でしょう

いろいろな観測によって得られたデータは、そのままでは天気予報に使用することはできません。集められたデータは気象庁のスーパーコンピュータに入力されます。それによりスーパーコンピュータは地球の全球にわたる大気のようすを再現し、今後の動きをシミュレーションします。それが数値予報といわれるものです。

2012年6月に導入されたスーパーコンピュータは、1秒間に847兆回の計算をこなすことができますので、上空に向かっては、大気を60の層に、水平方向へは20キロメートル平方に区切って、そのひとつひとつのグリッドで大気がそのように運動しているかを明らかにします。

それを客観解析といいますが、膨大な数のグリッドすべてについて観測することは困難なので、スーパーコンピュータは周辺観測結果から適切なデータを予測するようプログラムされています。

観測したデータをスーパーコンピュータで処理したものを数値予報といいます

このグリッドが小さければ小さいほど予報の精度は上がります。現在ではスーパーコンピュータの処理スピードは京クラスまで進んでいます。

客観解析から現在の天気図が作成されますが、客観解析が行われたデータにさまざまな過去のデータや地形、気圧や温度、風に関する法則などを加味して、再計算することによって天気予報はできあがります。

大気の運動はたいへん複雑で、膨大な高度な計算を繰り返していきます。ということは、最初に与えられたデータがわずかに違うだけで、導かれる結果は大きく異なることになります。

そのために、天気予報が外れてしまうことも起こってしまいます。観測機器の精密化や観測態勢の充実、豊富な観測データの収拾などにより、天気予報の精度は以前よりも格段に優れたものになっています。

語句

客観解析……データ内挿の一方法。さまざまな場所・時間で観測されたデータから空間的・時間的に格子化されたデータを計算するときに行われる。代表的な応用例は 気象学における数値予報モデルに与えるデータの作成。