注意報と警報の違いは何でしょうか – 1~
気象の変化で災害が予想されるとき、気象庁が発令するのが注意報や警報です
気象現象の変化がわたしたちの生活に大きな影響を与えることが予想されるとき、気象庁は気象に関する注意報や警報を発令することができます。注意報や警報は情報の混乱を避けるため、気象業務法にもとづいて気象庁だけがそれを発表する権限が与えられています。
警報について
大雨警報
大雨による重大な災害が発生するおそれがあると予想されたときに発表されます。対象となる重大な災害としては、重大な浸水被害や重大な土砂災害があげられます。
洪水警報
大雨、長雨、融雪などにより河川が増水し、重大な災害が発生するおそれがあると予想したときに発表されます。対象となる重大な災害としては、河川の増水や氾濫、堤防の損傷や決壊による重大な災害があげられます。なお、河川を特定する場合には、指定河川洪水警報を発表します。
大雪警報
大雪により重大な災害は発生するおそれがあると予想したときに発表されます。
暴風警報
暴風により重大な災害は発生するおそれがあると予想したときに発表されます。
暴風雪警報
雪をともなう暴風により重大な災害は発生するおそれがあると予想したときに発表されます。「暴風による重大な災害」に加えて「雪をともなうことによる視程障害などによる重大な災害」のおそれについても警戒を呼びかけます。
波浪警報
高い波により重大な災害は発生するおそれがあると予想したときに発表されます。
高潮警報
台風や低気圧などによる、異常な海面の上昇ににより重大な災害が発生するおそれがあると予想したときに発表されます。
語句
融雪……ゆうせつ – 雪がとけること。
視程障害……していしょうがい – 見通しがきかなくなること。