桜前線とは九州,四国から徐々に北上していく桜の開花時期の予想

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桜前線とはなんでしょう

日本人が春の訪れをもっとも実感するのがサクラの開花でしょう。満開のサクラの下で多くの人が食べながら飲みながら花見えお楽しむことは、春を実感する行事として長くこれからも愛されていくことでしょう。

日本人が花見をする歴史は古く、平安時代には貴族が花見を楽しんだようです。庶民が花見を楽しむようになったのは、16世紀以降のことのようです。

当時、日本を治めていたのは豊臣秀吉です。秀吉はその死の半年前に京都の醍醐寺で大勢の家臣を引き連れて盛大な花見を催しました。このころから庶民も花見を楽しんでいたようです。

この国民的な行事を盛り上げるために、かつては気象庁が全国のサクラの開花予報を行っていました。しかし最近では民間の気象予報会社が独自の開花予報を発表するようになってきたため、気象庁は2010年以降、開花予報の発表を中止しました。

サクラと呼ぶ場合、それはソメイヨシノを指します。日本ではもっとも早くサクラが開花するの沖縄のサクラはソメイヨシノではなく、カンヒザクラ(寒緋桜)と呼ばれるものです。

本州に広く分布するソメイヨシノが開花を始めるのは3月下旬です。開花が予想される日を結んだ線を桜前線といいます。

桜前線とは九州・四国から始まって徐々に北上していくサクラの開花時期を予想するもの

それは、九州南部と四国南部から始まり、徐々に北上していきます。そして、5月には北海道のエゾヤマザクラが開花して桜前線は終了します。

かつては、満開のサクラとともに行われた入学式ですが、最近では温暖化の影響でサクラの開花時期が早まって、入学式のころには葉桜になってしまうところも多くなっています。