西高東低とはユーラシア大陸に高気圧、東太平洋に低気圧の気圧配置

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気象と天気の疑問 part53 ~西高東低の気圧配置とは?~

日本の冬型の気圧配置で、日本列島の西側にあるユーラシア大陸にシベリア気団がつくる高気圧があり、東側の太平洋上に低気圧があるときにできる気圧配置を、西高東低と呼んでいます。

日本上空ではこのとき、等圧線が南北に並んでいますが、等圧線の間隔が狭ければ狭いほど地上では強い季節風が吹き、日本海側を中心として強い雨や雪に見舞われいます。

等圧線の間隔は、西の高気圧と東の低気圧の気圧差を表していますが、冬のユーラシア大陸は太陽からの日射量が少なく、北極の寒気に冷やされるため、マイナス40℃程度にまで寒冷化します。

シベリア気団の冷たい空気は重くなるため、地上へ下がっていき下降気流となり、非常に寒冷で乾燥した高気圧となります。

しかし、この高気圧は背が低いため、上空に空気が流れ込みやすくなっています。

一方、太平洋の海水温は年間を通じて大きな変動がないので、海上へ流れだした寒気は、太平洋で海水に暖められることによって上昇気流となり、低気圧が生まれます。

日本の冬を特徴づける気圧配置で、日本海側に雪を降らせ、太平洋側を乾燥させる

このようにして西高東低の気圧配置独特の気流の流れができますが、その流れは東西の気圧差が大きいほど激しくなります。

西高東低の気圧配置によって、山陰地方から東北地方の日本海側と北海道に大量の雪を降らせます。日本は中緯度地方にあるにもかかわらず、世界有数の豪雪地帯となっています。

水蒸気を失って乾燥した空気は、山を越えて太平洋側に吹き下ろします。これもフエーン現象の一種で、「赤城おろし」とか「六甲おろし」などと呼んでいます。

これはもともと の気温力抵いため、地上を暖めることはありません。

北海道は欧州では地中海北部、アメリ力では五大湖周辺と同じ緯度です。その気候を比べてみれば、日本の冬の季節風がいかに厳しいかがわかるのです。