なぜ、冬の日本海側は雪が多いのでしょう?

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日本海側に積雪量が多いのはなぜ?

中緯度地方に日本があり、北米や欧州、アジア、あるいは南半球の同じような緯度のところと比較すると、その積雪量は際立っています。

これは、日本列島がユーラシア大陸の端に位置しているためです。

ユーラシア大陸は非常に広大で、北は北極圏に入っています。このため、特にシベリア東部では、冬の気温はマイナス50℃以下まで下がり、年間の最高気温との温度差は、何と100℃を超えるほど大きなものになっているのです。

このように、きわめて厳しい寒冷化に見舞われるシベリアの冷気でできているシベリア高気圧にとって、冬でも10℃を下らない日本海はまるで、暖かいお風呂のようなものです。

シベリア高気圧からの乾いた冷気は、海水の温度との大きな温度差によって暖められ、海水からの水蒸気を大量に吸収して、上昇気流を発生させ、積雲や積乱雲を成長させます。

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シベリアの乾燥した寒気が日本海で暖められ、低気圧として急速に発達するから

大量の水蒸気を含んだ雲は日本海を渡り、山陰地方から北海道までの広範囲で平地や脊梁山脈(せきりょうさんみゃく)に雪を降らせます。

日本海で発生した雲力積乱雲を中心としているときには、上陸し海からのエネルギー補給がなくなると同時に降雪が始まるので、市街地などの標高の低いところで雪になります。

これを里雪型(さとゆきがた)といいます。

一方、積雲が中心のときには、上陸したときにはまだ雪を降らせるほど成長していないため、脊梁山脈にぶつかり、その斜面を登っていくときに積乱雲へと成長していくので、山間部で大量の雪となります。

これを山雪型(やまゆきがた)といいます。

最近は暖冬傾向といわれて、積雪が少ない年もありましたが、2011年から2012年にかけては、日本海側の各地で猛烈な雪となり、平年の2~3倍の降雪量を記録しました。

語句

脊梁山脈……せきりょうさんみゃく – ある地域の背骨に相当するような大山脈。