コロンブスが利用した貿易風とは赤道あたりで東西へ吹く風のこと

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太陽からもっとも多く熱を受けるところが赤道周辺

資易風とは赤道周辺で常に東から西へ吹いている風のことです。

赤道周辺は太陽からの熱をもっとも多く受けるところです。北半球では、太陽光の熱で暖められた空気が上昇していき、対流圏界面まで達すると北上します。偏西風に出合うと、北緯30度付近で、北上が妨げられるので、下降気流となります。

地表や海面へ達した下降気流の風は、南下してふたたび赤道周辺へ戻っていきます。このときコリオリ力(りょく)の影響を受けて右へ曲がり、北東から南西への風となります。

コリオリの力とは地球が球体で自転しているために作用する力のこと
高い気圧から低い気圧のところへ風が吹くとき、気圧傾度力によって風はまっすぐに進もうとします。天気図でお馴染みの等高線でいえば、等高線に対して風は直角に吹こうとします。しかし実際に観測される風は等高線に対して直角には吹きません。それは気圧傾度力以外の力が風に加わっているからです。それがコリオリ力と摩擦力です。球体状で運動するものに働く力。北半球では運動方向に右側へ直角に働きます

これが貿易風です。

南半球でもまったく同じように、南東から北西へ向かう風になり、赤道で二つの半球の風が合わさって、東から西へ風が吹きます。

資易風は帆船時代から利用されています

昔から資易風の存在は知られており、帆船時代から通商に利用されていました。

1492年にアメリカ大陸を発見したクリストフアー・コロンブスが、その貿易風を最初に、そしてもっとも有効に利用したのです。

偏西風に妨げられたせいで、コロンブス以前の帆船は、北緯37度のアゾレス諸島から西へ進むことはできませんでした。

その後、コロンブスが貿易風を操り、アフリカ西部沿岸に沿って南下して、北緯28度のカナリア諸島へ達することにより、西を目指すことができたのです。

こうして新大陸を発見したコロンブスは、帰路につくときには北上して偏西風帯に入り、東へ向かう風に乗ってスペインへ向かいました。

コロンブスはこんな地図で大西洋を横断したのです。驚き!