日本全域で1年の約60%は晴天,太平洋に面する地方が晴天日数多し

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日本で晴れる日の多い地域はどこ?

全国の都道府県の年間晴天日数は、およそ218日です。日本列島全域で1年の約60%は晴天になっていることになります。

太平洋に面する地方のほうが、日本海に面する地方よりも晴天日数は多くなっています。

これを地域別で見ると、瀬戸内海に面した山陽地方と四国が、晴天に恵まれたおだやかな陽気の日が多いようです。それに次いで、関西地方と九州で晴天率が高くなっています。

全国で晴天日数のもっとも多い県は香川県です。年間250日を記録しています。これは、観測の方法を統一した厳密なデータによるものではありませんので、年によって山梨県であったり、高知県であったりします。

一般的には、西日本と比較すると、東日本では晴天日数が少なくなっています。雪におおわれる冬の日本海側では、その傾向は一段と鮮明になっています。

温暖な気候が多い瀬戸内地方を中心とする西日本で、晴天日数が多い

全域が豪雪地帯に指定されている北海道は、面積が広いので、地域によっては、天候に大きなばらつきがあります。

特に紋別市や網走市周辺を中心とする道東の年間降水量は700~800mm程度で、全国でもっとも少ないです。

晴天日数の多さが、少ない降水量と直接つながるものではありませんが、厳しい寒気に襲われる冬でも、降雪のない日が多くなっています。

晴天日数が多いということは雨が少ないということでもあり、 四国や九州では夏にダムの水が枯渇するなど、渇水対策に頭を脳ませるという問題にも直面しています。

また、甲子園球場で行われる春夏の高校野球大会では、晴天日数の多い西日本の高校のほうが、練習時間を多く取れるということなのか、以前は優勝回数が多かったのですが、最近では北の方も強くなっています。

晴天日の多い四国地方の中でも、いちばん晴天日の多いのは香川県の高松市です。瀬戸内海に面した香川県ではその気候を利用 して、昔から塩の生産が盛んです。