スーパーセルは巨大に発達した積乱雲で、雨、 雷、雹、竜巻を発生

スポンサーリンク

スーパーセルとは

積乱雲は強い雨を降らせる雲として警戒されます。

この積乱雲がさらに強く発達する場合、その発達の仕方によって、マルチセル型積乱雲とスーパーセル型積乱雲の2つに分類されます。

マルチセル型積乱雲とは、積乱雲が誕生してから衰弱し消えていくまでが、順序よく並んで行われていくものです。

誕生した積乱雲が成長し成熟していくとき、成熟期の積乱雲の中に下降気流が溌生します。その下降気流が、成熟期と並んだ衰弱期の積乱雲の下降気流と合わさって、冷えた強い風となり、地表にぶつかってから、水平方向へ流れていきます。

この風をガストフロントと呼びます。

巨大に発達した積乱雲は、雨ばかりでなく、雷、ひょう、竜巻などを発生させる

ガストフロントが積乱雲の誕生を促進させるために、マルチセルは積乱雲の誕生から消滅の循環を繰り返しますので、寿命は通常の積乱雲より長いのです。

いくつかの積乱雲の集まりである、マルチセル型積乱雲に対して、スーパーセル型積乱雲は、積乱雲ひとつのかたまりです。

上昇気流と下降気流が場所を分けて、ひとつの積乱雲の中に存在します。

上昇気流の中で誕生した氷晶の多くは、下降気流に捕らえられて落下していくため、上昇気流は氷晶の落下によって発生する下降気流に弱められることがなく、成長を続けていきます。

そのため、マルチセルと同様に通常の積乱雲よりも寿命が長くなります。スーパーセルの発生させる上昇気流と下降気流は非常に強烈なため、雷、ひょう、竜巻などを発生させます。

通常であれば溶けて雨に変わるひょうも、強い下降気流によって氷のまま地上へ届いてしまうのです。

秒速100メートルにも達する上昇気流が竜巻を発生させます。