麓気楼は密度が大きくなり異なる空気が上下に接したときに起きる

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建物や船が逆さになったり浮いたり見える屋気楼は、空気の密度差が大きくなると発生する

麓気楼は、光の屈折率が密度が異なる空気中の中で変化するために、地上にあるものが逆さに見えたり、浮き上がって見えたりします。

気温が空気の密度を変えています。

下位唇気楼と上位雲気楼

先方にある水たまりが、どこまで行っても逃げていくように見える、逃げ水と呼ばれる現象は、夏の太陽に照らされたアスファルトの道路などで発生します。これこそ唇気楼なのです。これは下位唇気楼と呼ばれるものです。

これは、路面に接した空気が熱せられて密度が低くなったために、この熱せられた空気が浮いて見えているのです。

このように、上の空気が冷たく、下の空気が暖かい状態の、大きな温度差があるときに発生するのが下位唇気楼です。

これに対して、逆に、上の空気が暖かく、下の空気が冷たいときに現れるのを上位雲気楼といいます。

日本では富山湾が有名

唇気楼は古くから多くの人に認識されており、中国やインドでは紀元前の書物に唇気楼のことが書かれています。

唇気楼は世界中で見られる現象です。日本では北陸の富山湾で唇気楼がよく発生することで有名です。

春になると富山湾では、朝が冷え込み、日中に気温が上がり、風のない陽気のときに上位唇気楼を見ることができます。冬の晴れた日には、ほぼ毎日のように下位唇気楼を見ることができます。

唇気楼が富山湾で発生しやすいのは、冬の季節風によって海水温が低下しやすいことや、北アルプスからの冷たい雪解け水が流れ込むこと、また、市街地から暖かい空気が流れ込みやすいことなどによるものと考えられています。