天候と季節の変化 – それぞれの季節の特徴 – 春の天気

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春の天気の特徴

春は、冬から夏に向かう気象の不安定な季節です。

冬の寒さから解放される春は、四季の中で、もっとも穏やかな季節、といった印象がありますが、気象のうえでは、冬から夏への移行期です。

日本付近の風は、春に冬の北寄りの風から、夏の南寄りの風へと、切り替わっていきます。

そのため、我々がイメージする春とは異なり、天気は不安定で、急変することが多いのです。

春は暦のうえでは、2月初旬の立春から始まります。

この頃になりますと、それまで強い勢力を保っていた、シベリア高気圧が徐々に弱まり。移動性高気圧と低気圧の通過が多くなって、少しずつ春の気配を深めていきます。

立春から春分にかけて発生するのが、強い南風の春一番です。

春の到来を告げる風であるのと同時に、災害をもたらすことのある、春の気象のひとつでもあります。

春一番が吹いた後も、そのまま暖かくなるわけではなく、日本海を東進する低気圧によって、西高東低の気圧配置となる、寒の戻りが何回かあって、寒暖を繰り返しながら、少しずつ暖かくなっていきます。

不安定な春の天気を象徴することの一つが、2月下旬から3月上旬ころの、太平洋側に思わぬ大雪を降らせる、春の雪です。

その影響は、交通の乱れを中心に、毎年のようにメディアで報じられています。

その後は、移動性高気圧によって、少しずつ気温が上昇しますが、4月に入ると訪れるのが、菜種梅雨(なたねづゆ)です。

桜が咲く頃に、花曇りや花冷えをもたらします。

菜種梅雨(なたねづゆ)

3月中旬から 4月上旬にかけて, 菜の花(→アブラナ)が咲く頃に降る長雨。「春の長雨」ともいう。高気圧がはり出したり移動性高気圧が北に偏って日本列島を通ったりするために,関東地方や太平洋沿岸部には冷たく湿った北東風が吹き,前線が停滞しやすくなる。そこへ小低気圧が次々と発生,東進するため,すっきりしない天気が続くことなる。(コトバンクから引用)

5月頃になると気温も上昇し、東西に長い移動性高気圧によって、快適な五月晴れがありますが、日本付近を発達しながら通過する、低気圧によって、メイストームが吹き荒れたります。

メイストーム

五月に著しく発達する低気圧を警戒していう語。1954年(昭和29)5月に北海道近海で大海難事故を発生させた低気圧から生まれた呼び方。(コトバンクから引用)

3月から5月ころにかけて、強い西風により、黄砂も飛んできます。

5月の終わりに近づくころには、はしり梅雨といわれる現象も現れ、日本の雨期という、うっとうしい梅雨に向かって季節は進んでいきます。