天候と季節の変化 – 梅雨前線はオホーツク海高気圧と太平洋高気圧でできる

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梅雨期の天気の特徴

梅雨は、春から夏にかけての時期に現れる、日本の雨季です。

むかし、中国では、梅の実が熟す頃の雨という意味があり、梅雨の文字が当てられています。

日本の1年は、春夏秋冬の四季に分かれていますが、40日前後にわたり続く梅雨は、第五の季節として考えてもよい特徴的な気候でしょう。

梅雨は、梅雨前線が、日本付近に停滞することによって、引き起こされます。

春から夏にかけて、ジェット気流が徐々に北上しますが、このとき、ヒマラヤ山脈によって、南と北に分割されたジェット気流が、オホーツク海付近で合流することにより、背の高いオホーツク海高気圧が発達します。

温度の低い海域ですので、南に向けて、冷たい空気を送り出します。

これに対して、南からは、次第に勢力を増してきた、太平洋高気圧が張り出し、日本の南の海上に、梅雨前線を作り出します。

この異なる性質の、2つの気団が接する前線面では、広い範囲にわたって、大気が不安定になり、雲が発生して雨が降ります。

初めに、2つの高気圧に挟まれてできる梅雨前線は、日本の南の海上にありますが、徐々に北上します。

5月の上旬には、沖縄に向かって梅雨入りした後、6月には、九州や四国、本州を、南から北へと、およそ40日かけて移動し、長雨をもたらします。

最も遅いのは、東北地方北部で、例年6月中旬になります。

日本付近に北上してきた梅雨前線は、オホーツク海高気圧と太平洋高気圧が、それぞれ強弱を繰り返しながらも、大きく勢力がかたよることなく、ほぼ均衡を保ち、あまり位置を変えないため、曇天や雨が連日続きます。

さらに、南西方向から、湿気を多く含んだ低気圧が、前線沿って、次々に通過していくため、短時間に大量の雨を降らせることがあります。

太平洋高気圧の勢力が増す梅雨の末期には、この傾向がいちじるしいですが、さらに太平洋高気圧が強くなって、梅雨前線を北に押し上げると、梅雨が明け、夏を迎えます。

アウトドアで注意が必要な5月の嵐 – メイストーム

メイストームは名のとおり、5月に日本付近を発達しながら通過する、低気圧によってもたらされる荒天です。

メイストームとは、ヨーロッパで使われていた言葉ですが、日本においても、5月に同様の気象となることから、定着したものです。

メイストームの現象は、春一番と同じです。

日本付近を、低気圧が発達しながら東進し、これに向かって、強い風が吹き込み、各地で大荒れの天気になります。

急速に発達する低気圧は、爆弾低気圧とも呼ばれてます。

爆弾低気圧とは、急速に発達する温帯低気圧のこと。気象庁では,中心気圧が 24時間で 24hPa×sin(φ)/sin(60°)以上低下する温帯低気圧(φは緯度)と定義され,たとえば北緯 40°なら 17.8hPa/24hとなる。春に広い範囲に強風をもたらす日本海低気圧や北日本付近で急発達する低気圧,冬に日本の東や千島近海で急発達する低気圧などが爆弾低気圧と呼ばれる。しかし今日では,気象庁は「爆弾」という用語が不適切であるという理由で気象用語としては使用せず,「急速に発達する低気圧」と表現している。(※コトバンクから引用)

このような低気圧が接近すると、急激に天気が悪化して、暴風雨が吹き荒れ、低気圧の通過後には、冬型の気圧配置になり、気温が低下し、日本海側では、暴風雪になることもあります。

二つ玉低気圧も、メイストームを引き起こす原因となっています。

二つ玉低気圧(ふたつだまていきあつ)は、2つの低気圧が日本海と日本の南岸を挟むように通過するものである。初冬や晩冬によく発生する。各地で雨や雪となるが、日本海低気圧による暖気の影響で気温が上がるためほとんどが雨、若しくは湿り雪主体の天候となる。また、大気の状態が不安定になり、強風や激しい雷雨になることもある。東日本の東方沖で低気圧が1つにまとまり、爆弾低気圧化することもある。低気圧が抜けた後は冬型の気圧配置へと変わる。(※ウィキペディア(Wikipedia)から引用)