梅雨明けのころ
1ヶ月以上におよぶ梅雨は、梅雨入りの時と同じように、日本列島の南から順に明けていきます。
これは太平洋高気圧が徐々に勢力を強め、梅雨前線を北に押し上げていくためです。
梅雨明け間際には、南から吹き込む風が強まって、前線を活性化させるため、雷が鳴ったり、大雨が降ることが多いです。
昔から雷が鳴ると梅雨が明けるといわれるのは、この現象を指しています。
梅雨明けすると、1週間以上にわたり、晴天になることが多いですが、これが梅雨明け10日といわれるものです。
太平洋高気圧の空気に包まれ、心地よい日が続きます。
その反対に、太平洋高気圧の勢力が弱かったり、エルニーニョ現象が起こりますと、前線が北上せずに、長雨になりやすいです。
このような傾向は、その年によっても、違ってきます。