WiFi規格をおさらいしましょう。11ac、11nってなに? 5GHzと2.4GHzってなに?

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そもそもWiFiと無線LANのちがいってなんでしょう?

無線とはワイヤレス、LANとはLocal Area Networkの意味です。

1990年後半に、無線LANが登場し、1993年に日本でも製品が売り出されました。しかし、有線LANのようにインターネットが快適に動作する環境ではありませんでした。遅かったり、止まっちゃったり。また、メーカーが違うと接続できないこと、設定がヤヤコシイなどの理由でまったく普及しませんでした。

のちに、無線LAN普及させようということで、WiFi Alliance(ワイファイ アライアンス)によって、規格のひとつであるWiFi(無線LANを利用したインターネット接続サービス)が認定されます。

その後、通信技術の発展により、情報量の伝達スピードが飛躍的にあがります。

WiFiとは無線LANを利用する、ひとつの接続サービスのことです。WiFiとは無線LANのことです。

WiFi技術の登場により、異なるメーカー間でも安全にスムーズに情報交換ができるようになりました。

無線LANの規格「IEEE802.11」とは?

IEEE802.11は「11a」「11b」「11g」「11n」「11ac」と、いろいろ種類があります。

IEEE802.11a、IEEE802.11b、IEEE802.11gなどと、IEEE802の後ろに付け加えます。

IEEE(米国電気電子学会)の中に、通信についての方針を定めている802という組織があります。IEEE802.11とは、この組織で定めた無線LANの国際標準規格のことをいいます。

通信速度の比較

 規格 周波数帯 最大通信速度
 11a 5GHz 54Mbps
 11b 2.4GHz 11Mbps
 11g 2.4GHz 54Mbps
 11n 2.4GHz/5GHz 600Mbps
 11ac 5GHz 6.9Gbps(6900Mbps)

表のとおり、11acは圧倒的な速さがあります。11acは11nの11.5倍の速度があります。

ただ、これを活用するには、11ac規格の受信機器(スマホやパソコン等)を使用する必要があります。

ちなみに、bpsとはbits per second(ビットパーセカンド)の略です。1bpsは1秒間に1ビットのデータを転送できます。11aの54Mbpsであれば1秒間に540,00,000ビット送ることができます。

11aは5GHz帯を使用しますが、壁などの障害物があると,通信しにくい、広範囲では受信しにくい、といったデメリットがあります。5GHzは2.4GHzよりも電波が衰えやすいといった特徴があります。周波数は高いなりの問題、低いなりの問題があります。

ビットってなんじゃらほい?

昔のゲーム機、ファミコンは8ビットでした。プレイステーション4は確か256ビットでしょうか。

ビットとは「情報量を表す最小単位」のことをいいます。CUP(演算半導体)がワンクロックで8ビットを行うことを8ビットといいます。

周波数1MHzの場合、(周波数=1/時間)ですので、1μs(マイクロセック)で8ビットを処理します。単純計算で、1,000μs(1ms)で8ビットの情報を1,000個処理していきます。1秒(1,000ms)で1,000,000個処理します。

クロック情報量(8ビット)情報量(64ビット)
1クロック目0100100101001001010010010100100101001001
2クロック目1000110101011001010010010100100101101001
3クロック目0010100100101000011110010100100101010100
4クロック目0111101101001001010010111101000101000110

表のとおり、64ビットの方が1クロックで処理できる情報量が多いことがわかります。

従って、ゲーム機やパソコンでは、クロックのスピードが速ければ速いほど、ワンクロックで処理できる情報量が多ければ多いほど、複雑な画像をつくることができますし、快適に使用することができるのです。無線LANでも同じことがいえます。当たり前といえば、当たり前なのですが。

ただし、

上記で、プレイステーションのビットについて、「確か256ビット」と微妙ないいまわしをしました。

なぜ、こんないい方をしたかと申しますと、正直覚えていないからです。←アホか。

というより、

あまり意味がないからです。

なぜかといいますと、

今はマルチコアプロセッサ(1個のCPUで複数の演算処理を同時に行います)が主流でして、ビット数をあげるより、たとえば64ビットを複数個同時に処理することで、情報量を増やします。

というわけで、以上はビットのお話でした。

ちなみに、制御機器の世界では4ビットマイコンや、8ビットマイコンはまだまだ現役です。

5GHzって?

5GHz帯は、ルーター以外で使われていない周波数で、つながりやすくて安定しています。

高速通信が可能で、WiFiの11a、11n、11acで使用します。障害物が弱点で、通信する距離が長くなると不安定になります。

2.4GHzって?

2.4GHz帯は、障害物に強く、電波は遠くまで届きます。WiFi機器のほとんどで利用できる帯域です。

電子レンジやコードレス電話、その他のいろいろな機器に使用されている無線帯域ですので、たいへん混雑しています。従ってデメリットとしては各機器の影響を受けて、不安定になりやすい帯域です。

無線LANを利用するなら、省電力モードは使用しない方がいい?

省電力モードの場合、WiFiの接続制限があり、パフォーマンスが低下して通信できなくなることがあります。ワイヤレスアダプターの省電力モードを最大にしましょう。

USB3.0機器が発生するノイズにより、2.4GHz帯の電波を干渉しやすいのです。USB3.0機器と無線子機を離れた場所に設置するのも手です。

障害物が多い場所では11acを使わない方がいい?

何度も説明しますが、11nの11.5倍の速度がある11ac(5GHz帯)の電波は障害物に弱いのです。特に鉄筋コンクリートの建物の中では、場所によっては通信が不安定になり速度が落ちることがあります。

この場合は11nの方がいいかもしれません。11nもブルートゥース(Bluetooth)や電子レンジの電磁波と干渉するといわれます。

それぞれ長所や短所があるのは、しかたのないことなのです。WiFi機器を購入するとき、「11a」「11b」「11g」「11n」「11ac」の種類だけは頭に入れておきましょう。

ちなみに我が家のは「11b/g/n」です。何ら問題なく使用しています。木造住宅です。機器も多くありませんので。

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世界中で使用できる規格は素晴らしい!

日本に滞在中の外国人観光客が、あると便利なモノとして、WiFiをナンバーワンとしてあげています。

残念ながら、4割弱の外国人観光客が、不十分だと思っています。半数といってもよいかもしれません。

2020年のオリンピック・パラリンピックまでには、官民一体となり、商業施設、観光拠点、防災拠点に、WiFiの環境整備をより充実させようとがんばっています。

注意しましょう!

スマホなどでWiFi設定を行うときに、接続可能のネットワークがダーッと出てきます。

無料だからといって、適当に選択するのはやめましょう。

国内のWiFiのアクセスポイント数は約100万あります。

中には個人データーを吸い取ってしまう、よくないモノもあるのです。わからない場合はお店や駅の人に確認してください。

要注意です。